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第四話 探索、そしてトラブル

第四話は短いため本日は二話更新にしてみました。

二本目はいつも通り20時10分に上げます。

それではどうぞ。

「ぴーくにっくー♪ ぴーくにっくー♪」


  鬱蒼と茂る森の中、智之の間の抜けた声が響く。

  それを見た悠紀が地図を片手に声をかける。


「智之ー静かにしろー」


「ぴいぃぃぃくにいぃぃぃっくうぅぅぅ!!!!」


「じゃかあしいわ!!!」


「うげ!」


  悠紀が智之の頭を引っ叩く。


「何するし! 舌噛んだじゃん!」


「うっせーんだよ! アホ!」


  ぐぬぬと悔しそうに歯をくいしばる智之。

 

「健志ー! これどう思うよ!」


「そうだな。智之はもっと歌の練習をした方がいい」


「いや、そうじゃなくて……、つーか地味に傷つくっしょ……」

 

  がっくりと項垂れる智之。


「そ、それにしてもさ! ドラゴン全然見つからないね」


  そう言った一樹にやたらとデカいリュックを背負う道也が気だるそうに口を開く。


「もうさ、ゴブリンで良くない? 同じ魔物じゃん? 緑色じゃん? 写真加工して羽生やすじゃん? ほらドラゴンの完成」


「良い訳あるかっ!」


  悠紀はため息を吐くと言い聞かせるように話し始めた。


「いいか? 夏休みまで時間がないんだぞ? しかもグリーンドラゴンは夜、洞窟で眠る。範囲攻撃のブレス持ち相手に閉じた空間でやるんじゃ分が悪い。必然、探索は相手の活動時間の日中のみになるから余計に時間がないーーって智之はどこ行った!?」


「智之なら奥へ走って行ったぞ」


「健志! 見てたなら止めてくれよ!」


「すまない。あまりに楽しそうだったので気が引けた」


「良い奴かよ……。まあ、すぐ戻って来るだろうし少し待つか」


「おーい!! これすごくね! 見てみてー!」


  悠紀の予想通り智之は5分程で戻ってきた。

  ただ1つ、想定外だったのはーー


「「「「ウォォォォォン!!!!」」」」


  黒い狼を大量に連れて来たことだ。


「お前っ! なんつーもん連れてきてんだ!?」


「え? うわっ! 何だこいつら!?」


「気づいとけバカっ! 第十班、戦闘準備!」

読んで頂きありがとうございます。

今まで段落空けのやり方が分からなかったのですが一括で一文字空けられるの便利ですね。

改めてになりますが本日は二話更新となっています。

二本目は20時10分に上げる予定なのでよろしければそちらもお願いします。

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