受け継がれる生命って素晴らしいっちゃ
木々からの木漏れ日がはっきり見て取れて、新緑の葉や泉の水が乱反射してキラキラしてる。
一本の大きな木の木陰とは思えないくらい泉の周りの世界は明るい。
泉の木から木漏れ日は二本差し込んでる。
チャプチャプ鳴る水の音と、ッチッチッチって小鳥の鳴き声が聞こえる。
神聖な雰囲気がうちらを包み込んでる。
ーーーーーー リム・ラ・ヴェル ーーーーーー
ヴェル。。
ん?ダーリン?
白いカーテンがはためいてる。
隣にはダーリンがいるっちゃ。
朝日が差し込んでダーリンがシルエットになってる。
優しい顔で笑っているのがわかるっちゃ。。
「ダーリン。。」
うちはダーリンに抱きついた!
ボフン。。
うちの体はダーリンをすり抜けた。
ヴェルそろそろ起きなあかんで!
ヴェル。。
「嫌だっちゃ」
え?
「こっとこれは夢だっちゃ、でもダーリンがいるならずっと、うち夢の中でいいっちゃ」
そんなん。。
あかんって!
それに一個頼みたいことがあるねん。
なんだっちゃ?
ヴェルが起きて、その時が来たら分かるわ。
それ、、ずるいっちゃ。。
ははは!
ごめんごめん!
大丈夫やって!
だから早く起きるんやで。。
わかったっちゃ。。
優しい幸せな声が、時間が遠くなっていく。
ふわ。。
甘い匂い、、?
甘い高密な花の匂いがうちの鼻をくすぐった。
この匂いもなんだかすごい優しい匂いだっちゃ。。
すーーーーーー。。
はーーーーーー。。
うちは大きく息を吸い込んだ。
地面が柔らかくって温かい。。
うち、この感じ、なんか知ってるっちゃ。。
ゆっくり目を開けると、うちの周りのは色々な花が咲いてた。
花壇の中にうちは寝ているっちゃ。。?
うちや綺麗な花は若草色の光の中にいて現実とは少し違うように思える。。
ゴロンと転がるとバフって綿毛が舞った。
ふわふわとうちの周りを回る綿毛。。
ゆっくりと地面に舞い落ちると。
綿毛についていた種子から発芽して葉っぱが芽吹き花を咲かした。
今、命が生まれたっちゃ。。
そして綿毛がまった時その植物は生を全うして終えた。
これが輪廻だっちゃ。。?
ダーリン。。
ダーリンもどこかで新しい命として生まれて来るんだっちゃ?
あれ?
そういえばさっきまでうち誰かと喋ってた?
何か楽しかった夢を見ていた気がするっちゃ。。
思い出せないっちゃ。
「あ!ヴェルちゃん!」
小春?
うちは体を起こした。
「ヴェルさん!!よかった!」
翔陽も小春もうちの横で寝てた。
あれ?
どこまでが現実でどこまでが夢だっちゃ??
もしかしてまだ夢の中だっちゃ?
「小春、ヴェルさん起きたしもういいよな?」
そういうと翔陽が立ち上がった。
立ち上がって緑の光から出ると緑の光はフッと消えた。。
今うちは状況が全然理解できなくってうちはぼーーーっと動けないっちゃ。。
ヴェル、あんまり悲しい顔するなって。
フッとダーリンのニコッと笑う顔が浮かんだ。
うん、何かお願いとも言ってたし。
うち元気出さないとだっちゃね。。
うちはパチンと顔を一回両手で叩いた。
ダーリンの事だけじゃなくって翔陽とか小春とかこの世界のことを考えなきゃだっちゃ。
うちはパッと天を仰いだ。
真っ青な空にゆっくりと雲が流れてて気持ちよく風が吹いてる。
ビュゥーーーっとうちの体を風が吹き抜けていく、風に舞う髪の毛。
フワッと飛び上がってうちは空中で横に寝転がっって浮いた。。
朝日に染められた雲がゆっくりと流れている。
ふぅーーーーっとうちは体から色々な物を乗せて大きく息を吐き出した。。
なんかさっきより世界の色が濃く感じるっちゃ。
「綺麗な世界だっちゃ。。」
さっきまでうちの見る世界は色が全然無かったのかもしれないっちゃ。。
下を見ると翔陽と小春が心配そうな顔で見上げてる!
ダメだっちゃね、うちがあんな顔させてしまってるんだっちゃ。
きっとダーリンは悲しんでるうち達を見たくないっちゃ!
過去を振り向くのはやめるっちゃ!
前を向いてポジティブに!
だっちゃ!
うちはスーーーっと翔陽達の所まで降りたっちゃ。
心配そうな顔でうちを見る二人。
うちはニコッと笑って「うちは大丈夫だっちゃ!」ニコッと二人の方を向いて笑った。
うちは森の木々を見渡した。
「凄い、、綺麗だっちゃ」
「確かに、すげー綺麗だな」
「光が神々しいですね。。」
うち達は泉の周りの景色に目を奪われたっちゃ。
木々からの木漏れ日がはっきり見て取れて、新緑の葉や泉の水が乱反射してキラキラしてる。
一本の大きな木の木陰とは思えないくらい明るい。
木漏れ日は二本差し込んでた。
木漏れ日の光芒はうちらとダーリンの所に。
うちはそっとダーリンのほっぺたを触った。
冷たいっちゃ。
ダーリンの周りにはまだニケの創った黄緑の光に包まれていた。
。。。
「ダーリン」
あ、うちまた泣きそうだっちゃ。
だめだっちゃ。
切り替えるっちゃ。。
うちはもう一本の光芒の降る先に目を向けた。
その光の先にはもう絶命した恐竜がいた。
チャプチャプ鳴る水の音と、ッチッチッチって小鳥の鳴き声が聞こえるっちゃ。
神聖な雰囲気がフワッとうちらを包み込んだ。
あそこに何かあるってうちは思った。
神聖な雰囲気な風景だっちゃ。
「凄い雰囲気が漂っていますね。。」
「だっちゃね!」
うち達は光芒の降る恐竜の方へと歩いていく。
「いて、いててて、」
「翔陽大丈夫だっちゃ?」
「ああ、大丈夫、傷は塞がってる、でもまだ痛いな、クソ」
「翔陽君。。」
小春も足を引きずってる。
「小春も、痛そうだっちゃ」
「大丈夫です、昨日よりだいぶ良くなってるんです」
そういうと小春はしっかりと足を前に出して一歩歩いた。
二人とも前進しようと歩いてる。
うちもしっかり前を見ていかないとだめだっちゃね。。
うちは翔陽と小春を支えながらゆっくりと歩いていった。
光芒の方へ歩いていくと、ニケが作り出す黄緑色の光の空間がそこにもあったっちゃ。
いつもの半球体の空間よりもおっきい空間が出来てる。
その空間の真ん中には恐竜がいるっちゃ。
恐竜のそばにニケとビアもいる。
ニケとビアは水に浸かってないっちゃ。
白狼のビアは丸まって寝てる。
ニケは座禅を組む様な姿勢で恐竜の方を向いて目を瞑っているっちゃ。
何か儀式をする前の瞑想のようだっちゃ。。
うち達は綺麗で神聖な雰囲気の森を目に焼き付けながらさらにニケのいる方へ歩いて行った。
そして黄緑色の空間に入った途端、ちらっとニケがこっちを向いた。
「体はどうだ?ヴェル」
スッとニケは立ち上がってうちそばに歩いてきた。
そして顔を覗き込んだ。
綺麗な白い肌。
綺麗な金色の髪の毛。
うちはニケの美しさに目を奪われた。
「うん。えらいね、辛いのに、よく耐えたね、闇の力も全て抜けたみたい」
ニケがうちのほっぺたに触れてニコッと笑った。
「あ、ありがとうだっちゃ」
笑顔のニケはまるで女神様みたいだっちゃ。
「うち、神様を探しにいくっちゃ!
「むぅ心が壊れずに前を見る目、凄いね、でも無理をしてはいけないよ」
白狼のビアがゆっくりと目を開いてうちらの事を心配してくれた。
うちはニケとビアの言葉で少し胸がギュッと締め付けられたっちゃ。
嬉しい気持ちと何もできていない助けられてばかりの悔しい気持ちが同時に湧き出てきた。
「ニケ、ビア、ありがとうっちゃ。もう大丈夫だっちゃ」
こっち。。
ん?
何か聞こえた気がしたっっちゃ。
うちはもう死骸の恐竜の方を向いた。
何もない。
あの恐竜は死んでるっちゃ。
なのに。
恐竜に何かあるような気がして仕方ないっちゃ。
「ニケその恐竜のそばに行っても良いっちゃ?」
「大丈夫だよ。生命の光が消えない様に静かにね」
「わかっちゃっちゃ」
ゆっくりと歩いて恐竜に近づていく。
翔陽と小春は二人で支え合いながらその場でうちを見守ってる。
「ビア、傷もう大丈夫なのか?それにニケちゃんも」
「傷はまだかかるがとりあえず、大丈夫そうだね、ニケもね、でも、ただずっと生命の光を使い続けてるからニケの体力が心配なんだけどね。。」
「やっぱりこの光、相当疲れるんですね、、ニケちゃん、、ありがとう」
小春と翔陽がビアと話してる間にうちは恐竜の側に来た。
「ダーリン。。」
何故かダーリンがまた頭によぎった。
《一個頼みたい事があるねん。。》
さらにスッと一つの言葉が頭によぎった。
あれ?うち何か頼まれた事があった気がするっちゃ。
なんだったっけ。。
また涙が。
ん、だめだっちゃ!
うちはスッと顔を上げた。
するとうちの周りに翔陽も小春もビアもニケも集まってきてた。
「ヴェル。。」
ニケが暗い顔でうちを見守ってた。
「ごめんちゃ、みんな心配させてしまっちゃっちゃね。。」
うちは目を擦った。
そして恐竜をまた見つめる。
「ヴェル、海晴のことは、本当にす、、」
ゴソ。。ゴソゴソ。。
え??
「今、恐竜が動いたっちゃ。。」
恐竜のしっぽ辺りが動いた。。
ニケが何か言おうとしてたけど。
うちは恐竜が動いた驚きでニケの言葉どころじゃなかったっちゃ。
「何?」
「まじか?」
「本当ですか??」
みんな驚いてる。
「ニケの話の最中にごめんだっちゃ、でもうちはびっくりしたっちゃ、もしかしてまだ恐竜が生きてるっちゃ?」
《その時が来たら分かるわ。。》
また何か忘れてた事を思い出した気が。。
この事だっちゃ?
そういえば、ダーリンなんでかあの青く輝く波の砂浜で戦っていた時、最後の最後に恐竜をうち達のいた波の中へ放り込んだっちゃ。。
きっとそれには何か意味があった。。
って事だっちゃ?
ダーリン?
「ヴェルさん本当にあの恐竜が動いたのか?」
「だっちゃ!」
「ほんとに?」
「本当だっちゃ」
「いやあの蜥蜴は死んでるよ何度も確認したからね」
ビアも信じてくれてないっちゃ。
「見てて、あのお腹の下くらいが動くっちゃ!」
「わかった」
。。。
「でも海晴なんであの恐竜をこの世界に連れて来たんだろうな?」
「ですねー、最後の力を使ってまで私たちのいた波の中に飛ばしましたもんね」
「あの蜥蜴はキョウリュウっていうのか?」
「ああ俺たちの世界じゃそう言われてる。凄い昔の生き物で俺たちの世界にはいるはずないんだ」
「多分だけど、あのキョウリュウは私と同じようにあの世界に連れて行かれてた」
「なんで分かるんですか?」
「小春それは戦ったら分かるだろう?」
「そうなんですか?」
「ああ、戦ったら色々わかるよ、相手が怒ってるとか冷静とか何をしようとしてるとか」
「そうだね、あの恐竜は私たちと同じように帰ろうとしてた、はっきり分かったよ、ニケと私と同じってね」
ビアも真面目な顔していってる。
「そうか、だよな、帰ろうとしてたんだよなこの恐竜、だったら色々納得できるな」
「何がですか?」
「いや、あの恐竜って俺達の時代じゃ絶滅してるからさ。もう俺達の世界の何百年何千年も前の生き物なんだよ」
「そうですよね、私の世界にこんな生き物いなかったですもん」
「この恐竜は人間が生まれる前の生物って言われてるんだ」
「そうなのか」
「お前よく知ってるのだな」
「俺はお前じゃねーよ!翔陽だ、翔陽って呼んでくれ」
「わかった、翔陽」
「私は小春です」
「小春よろしくね、私が絶対あなた達を元の世界に帰すかかね」
「ああ、ありがとう」
「私の名前はニケ・ヴィクトリア、ニケって呼んで」
「はいニケちゃん!」
ニコッと小春が笑ったっちゃ。
「神の血を引くあたしは白狼のビアンコ、ビアだ!お前達にだけビアと呼ばしてやる」
「はは!わかった、ビアよろしくな」
「なぁニケ、一度俺と小春を山の中で助けてくれたか?」
「あ、あの行き倒れていたのは翔陽だったの?」
「多分そう、俺小春を助けたくって必死で、でもミスってさ、ははは!恥ずかしいけど山を転がり落ちて気を失ったんだよ」
「必死に生きようとしている人を助けるのは当然」
ニコッとニケが笑った。
「あの時はありがとうな」
「いいの、私たちもあなた達に助けられた」
「ニケちゃんビアちゃんありがとう」
バフンと小春がビアに抱きついた。
あ、小春ずるいっちゃ。
もふもふで気持ち良さそうだっちゃ。
それにしても恐竜動かないっちゃね。。
さっきのは気のせいかな?
ゴソゴソ。。
「あ“!また動いたっちゃ!」
「まじか!?」
「絶対動いたっちゃ」
うちはさらに恐竜の方へと歩いた。
綺麗な柔らかい苔の上で木漏れ日を浴びて恐竜は寝そべってる。
ゆっくり歩いて近づいていく。
この神聖で幻想的な森の世界で、恐竜がいる、まるでファンタジーの世界だっちゃ。
うちは恐竜のそばまで来たらそっと恐竜を触った。
岩を触ってるみたい。
うちらの世界での戦いで体がボロボロだっちゃ。
この恐竜。。
生きてる気配はないっちゃ。。
絶対死んでる。。
でも、木漏れ日のせいかな?
なんでか恐竜が温かいっちゃ。
「ヴェルさんどう?」
翔陽や皆んなもうちに着いて来てた。
「うん、、死んでるっちゃ」
「そうだろう何度も確認したからね」
「でもニケ」
「ん?」
「なんでこの恐竜も生命の光で包んでたんだっちゃ?」
「え?あ、わからない」
「でもこの恐竜に小さなものだけど生命の力を感じたの」
「じゃあやっぱり生きて」
「いや。生きてない。この恐竜はもう死骸だ。。」
「じゃあなんでだっちゃ。。」
ゴソゴソ。
「あ!また動いた」
「本当?」
小春が恐竜に触れた。
「うん。この恐竜生きてないよヴェルちゃん」
「でも、、ここらへんが動いたっちゃ。。。」
うちは動いたように見えた恐竜の下っ腹を触った。
ゴロゴロ、ッカッカ!
「あ!やっぱり動いてるっちゃ」
「何?ヴェル私にも触らして」
ニケが恐竜を触る。
ッカッカ!
「動いてる!?」
「だっちゃ!」
「まじか?」
「ほんとに?」
翔陽と小春も一緒に触ってる。
「ゴロゴロ動いてますね」
「ああ、動いてる」
「よく見たら下腹部がぽっこりしてるっちゃ。」
もしかしたら。。
うちはまたお腹を触りに行った。
やっぱり撫でてもぽっこりしてる。
これって。。
うちはぽっこりの上の方を押した。
グル。。
動く、動くっちゃ。
やっぱり。
もしかしてこれは。。
うちはギュッギュッって押しながらぽっこりした物を後ろへ後ろへと押し出していく。
「もしかして。。」
ニケがつぶやいてる。
ギュッ!!
コロンっと恐竜から卵が転がり出てきた!
「やっぱり卵だっちゃ!」
うちは両手で抱えないと持てないほどの大きな卵を抱き上げた。
そして泉の水で卵を洗う。
ッコンッコンと卵から音がする。
グラグラと卵が揺れる。
「その卵もう少しで産まれそうですね」
「だっちゃね。。」
コンコンコン。
ピキッ。
うちの抱える卵にヒビが入った。
コンコン。
ピキピキピキ。
「もうちょっとだっちゃ、頑張るっちゃ」
コンコン。
パキ!
パキパキパキ!
うちは割れた卵のかけらをどけたっちゃ。
キュイ。。
するとぴょこっとかわいい顔が頭を出した。
「う、産まれたっちゃ。。」
うちの目の前の卵の中から小さな恐竜の赤ちゃんが顔を出してる。
キュイ!
。。。
恐竜の赤ちゃんはうちの顔をじっと見てる。
キュイ!
「この子、可愛いですね」
みんな恐竜の赤ちゃんを覗き込んでる。
それでも恐竜の赤ちゃんはうちをじっと見てるっちゃ。
そしてピョンっと殻を飛び出してうちの肩に飛び乗った。
すりすりとうちのほっぺたに顔を擦り寄せてくるっちゃ。。
「これは刷り込みですね」
「すりこみ?」
「鳥達は産まれて初めに見た物を親だと思うんです」
「多分この子はヴェルちゃんの事をお母さんだと思ってますよ」
「そうなんだっちゃ?」
キュ、、、っと苦しそうに恐竜の赤ちゃんは目をギュッと瞑った。
「大丈夫だっっちゃ?」
うちが背中をポンポンと叩くとパフッと恐竜の赤ちゃんは火を吐いた。
「っちゃ!」
うちは少しびっくりしたっちゃ。
小さな炎はうちに肩から空に向かって吐き出された。
でもちっちゃな穂のうで恐竜の赤ちゃんの目の前ですぐ消えたっちゃ。
つぶらな大きな目を閉じて翼のついてる小さな手で顔を擦る恐竜の赤ちゃん。
「可愛いっちゃ。。」
「うまそうだな。」
え??
うちも翔陽も小春も驚いてビアを見る。
「ビア」
ニケもジロリと少し怒った顔でビアを見てるっちゃ。
「ああ、すまぬ!つい!」
「ついじゃないっちゃ」!
うちは恐竜の赤ちゃんを抱きしめてビアから遠ざけたっちゃ。
「この子はダメだっちゃ」
「わかってるよ、海晴が最後に助けた子供だからね」
「そうだっちゃ!」
「可愛がってあげなきゃですね」
「きっとこの子はダーリンの生まれ変わりだっちゃ!」
「海晴生まれ変わりにしては可愛いなこいつ」
っきっと恐竜の赤ちゃんが翔陽を睨んだ。
なんでやねんって言ってるみたいだっちゃ。
「ふふ、本当にダーリンみたいだっちゃ!」
「こんなに早く転生するんなんて聞いた事ないけどね。。」
「そうなんだっちゃ?まぁいいっちゃ!」
「はは、いいのか?」
「うん!じゃあうち行くっちゃ!」
「え?」
「ヴェル、行くってどこに?」
「もちろん神様お探しにだっちゃ!」
「ヴェル。。」
「で、ダーリンを生き返らせてもらうんだっちゃ」
「行くのか?」
ニケがうちのほっぺたを触った。
うちは大丈夫って伝えるためにニコッと笑った。
「止めてもあなたは行くのね」
「うん行くっちゃ」
「この森は危ない、それでも行くの?」
「行くっちゃ」
「わかった」
「俺も行くぞ!」
「私も行きます」
「翔陽、小春」
ニケが二人に歩み寄ったっちゃ。
「あなた達は無理」
パッとニケが生命の光を消した。
「う。。」
「あ。。」
翔陽と小春が膝をついた。
「あなた達の体はまだ回復できてない、私の生命の光の中にいないと毒が侵食してしまう」
「くそ、やっぱりか」
「だからなんですね、さっきここに歩いてくるのも辛かったです」
「まだ傷も癒えてないからきっとこの光から出るとすごく辛い」
「くそ!」
ドスンと翔陽が地面を叩いた。。
伏せる翔陽、その背中は震えて悔しさを物語ってる。
「大丈夫!うちがちゃんと神様を連れて帰ってくるから、心配いらないっちゃ!」
「ヴェルさん。。頼んだ。。」
「ヴェルちゃん気をつけてね。。」
「うん!ありがとうだっちゃ!」
「ヴェル猫守様を探すならこの言葉を胸に刻んで」
「言葉だっちゃ?」
『生まれた命を探して、命の芽吹きを追いかけろ』
「生まれたいのちを探して、いのちを追いかけろ、だっちゃね!」
「ヴェルちょっと違う『生まれた命を探して、命の芽吹きを追いかけろ』だよ」
「『生まれた命を探して、命の芽吹きを追いかけろ』だっちゃね!」
「そうだ、その言葉を忘れるな」
「ありがとうだっちゃ!」
そう言うとうちは肩に恐竜の赤ちゃんを乗せたまま空へと飛び上がった!
空から見た景色にうちは驚いた。
どこまでも続く山脈、その山脈を木々が覆って緑の世界が続いているっちゃ。
山が幾重にも重なって続く。
なんて広い世界だっちゃ。
ダーリン。。
絶対助けるっちゃ。。
うちは森の中に戻って猫守様っていう神様を探し始めた。




