表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
こんなにも世界は素晴らしい!  作者: R0ssi
第一章 崩壊と運命
68/110

長い長い夜編 共同戦線って素晴らしい!



「泣くなよ!海晴!まだ終わって無いんだぜ!」


 そう俺に言い放ち恐竜に駆け寄る翔陽!


 翔陽の目から涙の様なものが一筋流れてる様に見えた。



 ーーーーーー タトゥーの男 ーーーーーー



「なんでや!なんで僕の腕から血が流れとんねん。。」


 真っ黒な世界の中に俺は立ってる。

 自分が今とてつもない猫背になり身震いしながら立っている感覚。

 怒りと憎悪が闇となり血液のように俺の身体の中を駆け巡る。


「あのブタ女!僕がこの世のに戻したったのに!前ん前思い通り動かへんやないか!絶対消したる!」


 ギュムッと思いっきり拳を握りしめる男。

 その拳の中にはさっきの戦いでいた、タトゥーの蜥蜴を握っている。

 その蜥蜴はバタバタと苦しそうに暴れ逃げようともがいている。

『お前も苦しんだらいいんや』って心の中の俺が呟く。


「あの男ももう少しでこっちに引き込めたのに!!ブタ女が!!!」

 俺の体が跳ね上がる様にのけぞる!

 暴れるタトゥーの蜥蜴。

 黒い竜宮の使いが一匹消されたから創ったけどやっぱり短時間で創ったからやな。

 全然弱すぎるわ。

 もっともっと、もっともっと、もっともっともっともっと!!!!!

 大きい闇で作らんとあかん!

 こいつはもういらんわ!!!!!!

 俺はぎゅっと腕に力を込めた!

 蜥蜴が止めてくれと悶える。

『ックックックック』心の中から笑い声が響いた。

 バシュ!

 手にあったタトゥーの蜥蜴が、黒いインクの様な、墨汁ぼくじゅうの様な黒い液体の闇を撒き散らし、弾ける様に壊れる!

 その墨汁の様な黒い闇は空気中でボフンと黒い煙と変化した。


「クックックック!」

 暗闇の天を仰ぎ俺は喉を鳴らして笑う。

 スゥーーーーーー。。。

 そして闇のインクで出来た黒い煙を一気に全ての吸い込む。

 吸い込み終わると、目を瞑り暫くそのまま動かない。

 体に闇が染み込んでいく。。

 ガクン。。!

 はぁぁぁ〜〜。。。

 怒任せに凄い勢いで仰け反っていた俺の体は突然力が抜ける。

 只でさえ酷い猫背をさらに腰も曲げダランと項垂うなだれる、力の抜けた手が地面に着きそうや。

 もう俺の上半身には全く力が入っていない。

 背中から影の様な闇のオーラが溢れ出てる。

 体の力が俺の体で蠢いてる。


 バァ!!!

 突如として俺は目を見開き顔を上げる!

 上げた俺の顔に黒い痣の様なタトゥーが入っている。

 さっき握りつぶした蜥蜴のタトゥーよりもその痣には奇怪な禍々しさを感じる。

「くはぁ!」


 。。。


 一瞬間を空けタトゥーの俺はニヤリと笑う。


 これやわぁ〜最高やぁ〜。。


「クックックック!まぁいいわ、今日の本番は僕じゃない、本番はあいつらやからなぁ!僕のお膳立てがどこでどうなるんか楽しみで仕方ないわ!」


「クックックック!」


「じゃあその本番見にいこか!」




 ーーーーーー 日向 海晴 ーーーーーー



 ッガアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァァウッ!!!!!!!!!!!



 。。。。。



 大浜町全てに響く様な信じられないほど大きな声!!


 俺は動けなかった。。


 大きな声を発した恐竜は一度大きく息を吸い。


 さらに口を大きく広げ恐竜は俺だけを噛み千切ろうと噛みかかってきた!!

 集中か走馬灯か何か分からへんけど全部の動きがゆっくり流れてる。

 俺の体もゆっくりしか動かへん。。

 くそ。。

 いよいよ俺だけを噛み殺してヴェルを奪うのか。

 確かにその方が確実だよな。。

 海沿いの駐車場までもうすぐそこやったのに。。

 

 どうしたらヴェルを。


 助けられるんや。。


 くそ。。。


 俺に力が足りなかった。。


 。。。


 ヴェル。。


 ごめん。。。


 迫る鋭利で無数の大きな牙を生やした大口が俺の上半身に向けて迫る。


 ああ。


 後悔しかないわ。


 最悪の死に方や。。



 くそ。。



 ズバン!!!





 。。。。





 ああ。。



 真っ暗や。。



 ヴェルを守れなかった。。。


 

 くそう。。



 。。。




「海晴!!大丈夫か??!!!」



 翔陽の声が聞こえた。


 あれ?俺死んでないんか?


 そうか死んだら幻聴でも聞こえるんか?


 翔陽がここにいる訳ないもんな。


 俺は閉じてしまっていた目を開ける。。


 あれ?

 俺目閉じてた?


 声の聞こえた方を向くと。。


 そこには翔陽がいる!


 爆発でよろめき驚いてる恐竜の側に翔陽がいた!

 俺に背を向け振り向きニヤリと笑ってこっちを見ている。


 俺は翔陽の後ろ姿を見て、目頭に急に力がこもり熱くなった。

 頭を落とし目を閉じそうになる俺。

 心の中から何かが吹き出しそうになる。。


 そんな俺を見て。

「泣くなよ!海晴!まだ終わって無いんだぜ!」

 そう俺に言い放ち恐竜に駆け寄る翔陽!

 翔陽の目から涙の様なものが一筋流れてる様に見えた。

 驚き怯む恐竜の横顔に叩き込む火の珠!!

 ズッガン!!!!

 爆発する火の珠!

 恐竜は顔面が吹き飛ばされ!

 側にあった電柱にガツンと激突する!


 翔陽やるな!!!

 火の珠の爆発の威力が修業通りの威力や!

 前に恐竜と戦った時より大きくなってるやんか!!


 ザッシュッ!ザッシュッ!ザッシュ!


「おい海晴後ろ!!」

 こっちを振り向いた翔陽が驚いた顔をしてこっちへ駆け出そうとする!


「後ろ??」


 ザッシュ。。。!!


 足音??


 ダン!!


 凄い脚力で宙を飛ぶ白狼とその上に乗る女!

 踏切側から海の方へと向かって猛烈な速さで飛びよって来ていた。

 狙いは間違いなく俺とヴェル。

 いや!違うわ!狙いはヴェルや!

 女が俺の方に身を乗り出し思いっきり腕を伸ばして来た!

 やはりすれ違いざまにヴェルを奪い取るつもりや。

 動け俺の体!!

 飛びかかってくる白狼や女の動きははっきり捉えていてスローに見えてるのに、俺の体も動きが遅い。。

 疲れなのか痛みなのか分からないが、とにかく意識だけは速いのに身体がついて来られない。

 もどかしい!!

 なんでやんねん!

 動け俺の体!!

 ヴェルを守らんとあかんのに。。。!!


 くっそ!

 やばい。。。


 ヒュン!!!

 その途端俺の頭の横を何かが凄い勢いで通り過ぎた。

 それは俺の耳元に風を残し真っ直ぐに、ヴェルを奪い取ろうと手を伸ばしている女に向けて飛んでいった!

 俺の顔の横の空気の温度が下がってヒリヒリしている。

 小春ちゃんの氷の大針や!!


 手を伸ばしていた女は咄嗟に顔を引き氷を避ける!

 ギリギリだった本当にギリギリの回避!

 女の頬に一本の筋の様な傷が入っている。

 奪い取ろうとした女の手はヴェルまで届かずに白狼と共に女が俺の目の前を通り過ぎていく。

 通り過ぎざまに女は俺を確認するかの様にじっと見つめながらながら通り過ぎていった。

 敵視むき出しの目をしているのかと思ったら、女の俺を見る目は、なぜか少し優しい目をしていた様に思えた。


 シュッシュッシュ!!!


 海の方から走って来た小春ちゃんが更に氷の大針を投げた。

 小春ちゃん。。

 助かった!!

 その大針は白狼の着地点に見事に理解しピンポイントで大針を飛ばしていた!

 これは当たる!!

 空中で方向は変えられへん!!!


 危ない!


 なぜか。。

 俺は少し白狼と女の心配をしてしまっていた。

 大針が目の前に迫っている!

 白狼は尻尾を道にザザザッとすらし、さらに右前足を道に向かって伸ばした!

 尻尾と、前足で撫でる様に減速させる。

 そして急にそな前足のナイフのような爪を立てる!

 ガリガリガリガリ!!!!

 車がドリフトをするかの様に右前脚を軸に空中で白狼は、一回転した!

 その回転のお陰で白狼の飛んでいるんでいるコースが右側にずれる、

 氷の大針は回転している最中の白狼と女を掠めて通り抜けていった!!

 着地すると女と白狼は俺を気にしながらも小春の方へ体を向ける。

 グルルルル。。

 唸る白狼!

「海晴君!!大丈夫!!???私達っすっごい心配したんだから!!!」

 小春から今まで聞いたことないような大声を聞いた。

 この声量が心配した分の声量だと俺には伝わってきた。

 相当探してくれたんやろうな。。

「ごめん!大丈夫!ありがとう!!でもヴェルが!!。。」

 海晴の声を聞きながらも白狼と白狼に跨る仮面の女との臨戦態勢を崩さない小春。

 白狼達も小春と臨戦態勢を取っている!

 まるで俺には攻撃力がないから、放っておいても問題ないというかの様に。。

 俺に完全に背を向けている。


 これ、もしかして今なら俺とヴェル、逃げられるんか??


 この瞬間俺の脳裏に選択肢が二つ過ぎった。

 小春ちゃんと翔陽に任せて俺は海沿いの駐車場に逃げて光波神社へと自転車を走らせる。

 きっと翔陽と小春ちゃんなら珠の力も使えるし。

 足止め、もしくは勝つかもしれへん。

 もう一つはここで翔陽と小春ちゃんと一緒に戦う!


 ドガン!!

 俺が思考を巡らしている間に。

 翔陽が恐竜の横腹に火の珠をぶつけ爆発を起こした!

 バクン!!

 バクン!!

 恐竜は爆発には怯まず即座に翔陽に噛み付こうと口を振り回す。

 小春ちゃんと白狼と女は睨み合いながらも副視野で翔陽と恐竜をしっかり捉えている。

「うおぉーーーーーー!!」

 翔陽が出した火の珠に力を込めてさらに火の珠を大きく強くする!

 前に見た珠よりかなり大きく力強くなっている気がする!

 さっきまでの爆発では大したダメージは与えられないと判断したんやろう。

 そこへ、そんな力を強くする間は与えない!と言わんばかりに恐竜は全力で翔陽に突っ込み横薙ぎに尻尾を振り回してくる!!

 ビュッ!!!

 速い!!!!

 翔陽は避けきれないと判断したのか、尻尾の方へと体を向け、大きく育てていた火の珠を両手ともに恐竜の尻尾の方へと突き出す!

 高速の尻尾と翔陽の火の珠がぶつかり合った!!


 ッドッドォーーーン!!!!

「っぐぁ!!」

 ギャァ!!!!!

 翔陽と恐竜の尻尾はぶつかり合い!

 翔陽は思いっきり後ろへと吹き飛ばされていた!!

 10mほど吹き飛ばされコンクリートの道を転がる翔陽!

「翔陽君!!!」

 小春ちゃんが翔陽に向けて駆け出そうとする!

 途端に白狼が遠吠えを上げる!

 ワオォォーーーーーーーーーーーーーン!!

 小春ちゃんは白狼に意識を奪い返され翔陽に駆け寄りたかったにもかかわらず。

 翔陽の側に駆け出す事は叶わなかった。

 そして訪れる睨み合いと沈黙。


 。。


「ぐぐぐ。。くそ。。腕が。。」

 翔陽は道の上に吹き飛ばされうつ伏せになってる、起き上がろうと手で上半身を起こしている。

 怪我をしてないだろうか心配や。

 恐竜もなぜか動かない、尻尾から煙を上げてだらんとたらしている。

 かなり痛そうな様子が見て取れる。

 尻尾の真ん中あたりから煙が上がっている、よく見ると煙の上がってる場所の鱗が剥がれダラダラと尻尾を伝い地面へと真っ赤な血が流れ出ている。

 爆発があった所が深くえぐられていた。

 その尻尾が痛くて動かせへんのやろう。

 ギウィィ。。

 唸る恐竜。。

 やはり相当痛そうや。。


 白狼に乗った女が辺りを見渡している。

 状況確認しているのか。。

 そして小春ちゃんへまた視線を向ける、仮面の女の目線はやはりこの白狼と女は俺を本気で殺す気がない様に感じる。。

 あの白狼と仮面の女からしても、俺がヴェルを腕に抱いている限り戦意は無い事を感じ取っているんやろう。


 今、この状況で俺はどうするのが正解なんや。。

 翔陽は。。?

 立ち上がってる!

 左手に火の珠を作ってる!

 でも右手がおかしい、だらんと垂らし力が入っていない。

 もしかしてさっきのぶつかり合いで右手を。。


 ガァッァァァァァウ!!!

 恐竜も尻尾を垂らしながら臨戦態勢を取っている。

 もし、あの白狼も仮面の女も恐竜もヴェル狙うだとしたら。。

 出来ひんかな、俺の今思いついた作戦。。

 いややるだけやってみよ!

 上手い事いったら状況はかなり好転するはずや。。


 よし!


「おい!白狼とその仮面の女!!!聞け!!」

 俺は大声で白狼と女に大声で呼びかけ話しかける!

 小春ちゃんを注意しながらも海晴の方を見る白狼と仮面の女。

 小春ちゃんもこっちをゆっくり向く。

「小春ちゃん!翔陽助けに行って!」

「でも。。!海晴君が。。」

「こっちは大丈夫やと思う!俺もすぐそっちへ行くから!」

 小春ちゃんは白狼と女を一度確認した。

「わかった!でも無理な事は絶対しないで下さいね!」

「わかってる!!!」

 そう言うと小春ちゃんは翔陽の方へと走っていった。


 シュッシュッシュ!

 小春ちゃんが走りながら氷の大針を投げている音が聞こえた!


 氷の大針に反応して恐竜が小春ちゃんの方を向く。

 ガァァァァァウ!!っと恐竜が威嚇する。

 まるでこっちに来るなと言うかの様や。

 しかしその威嚇を物ともぜず真剣な面持ちで駆け寄る小春ちゃん!

「小春!」

 それに呼応して翔陽も恐竜に全力で駆け出した!

 白狼と仮面の女は小春ちゃんを追うことはなく体の向きをこっちに変えた。


 ドッカン!!


 ザッシュ!ザッシュ!!

 翔陽の爆発が恐竜の顔面に入る!

 恐竜の顔がその爆発の勢いで跳ね上げられる!

 跳ね上げられた瞬間鱗のない胸元が丸出しとなる。

 そこへ小春の大針が胸に刺さる!

 まるで顔が跳ね上がるとわかっていたのか?って思ってしまうタイミング!

 凄い!ほんとうに凄い連携攻撃や。


 ギャオォォォ。。ォォォオオ!!


 確実に恐竜にダメージが入っている!


 翔陽と小春の戦いを感じながら、俺は向き合う白狼と仮面の女の方へとゆっくり一歩を踏みだす。

 白狼も俺の方へと一歩踏み出す。

 また一歩、また一歩と俺達の距離が近づいて行く。



 ドカン!バクン!ッブン!!シュシュ!!

 聞こえてくる戦闘の音!

 翔陽と小春は戦ってる音が激しさを物語っている!



 それでも一歩一歩と俺と白狼の距離が詰まる。


 すーーーーーー。。

 俺は落ちつこと息を吸い込む。

 一呼吸を置く。

「俺の名前は日向海晴!そしてこの子はリム・ラヴェル!少し話したい!名前を教えてくれ!」


 。。。


 沈黙する仮面の女と白狼。


 。。。


「我の名はニケ・ウィクトリアだ!神の守護者である!この子はビア!その女を奪い合うこの戦いで情など無用!なぜ名乗る!」

 やっぱり狙いはヴェルやったんや。。

 ヴェルを渡すわけにいかへんけどなんとか短時間でも手を組んであの恐竜と戦えたら。。。

 そしたら。

 まだ俺達に希望がある気がする。。

「ニケ!条件次第で君達が臨む事に俺も手を貸す!このヴェルが欲しいんやろ?その望み叶える!話そう!やけどその前にあの恐竜が邪魔や!!あいつがいる限り俺たち両方ともうまいこと事は進まへん!やから俺達は一時休戦して、あの恐竜を倒すべきや!!その後どうしたいのか、どうするのがベストなのか一緒に考えよう!だからまずは!!恐竜と戦うために手を組もう!」


 もちろんヴェルを渡すなんて事はできない。

 でも嘘をついたつもりはない!

 ヴェルを何故狙い何故奪うのか動機を知りたい!

 可能な限り力を貸すし。

 もちろん殺すとか言うなら戦う!

 でもまずはお互いに一番邪魔な恐竜を倒すべきやろ?


「ビアどう思う?」

「嘘をついてる様には見えぬ。私達からしてもあの恐竜が一番邪魔んじゃないかい?」


 え?ええ??待って!犬が喋ってる!!

 うそやろ??

 俺は驚愕した。。

 そんなことありえへんやろ!!!


「そうだよね。しかしあの海晴と名乗る者には仲間が来ている。奴らは変んな力を持っている、火を出し、氷を出す、あの蜥蜴を倒した後が心配なんだ、、」

「そうだのう、、その場合は、奴らより素早く行動するだけでいいのではないか?」

「そうだね、、ビア、、、うん、、絶対帰ろうね、、」

「ああ、帰らないとね、きっと大変んなことになっているよ、、」

「エック、、ビア、、」

 ニケと名乗った仮面の女が白狼の頭を撫でる。。


 少し俺に聞こえない様に話した後ミケと名乗る女は俺の方を向きいた。

 キッと目に力を入れる。

「わかった!海晴とやら、その話乗ろう!まずはあの邪魔な大きな蜥蜴!殺す!!」

 ニケが言い終わると共に白狼のビアが恐竜に向けて走り出した!


 そして恐竜の手前でニケと名乗る女が白狼から飛び出し宙に舞った!

 空中で槍を構え恐竜の頭へと突撃する。

 身動き出来ない空中に飛び出し恐竜の一番の武器である口に向かって行くニケを見て、俺は常軌を逸した迫力と、無謀な突撃への不安を同時に感じとった。

 翔陽と小春ちゃんも一歩引いた。

 危ない!

 あれじゃ恐竜に口で噛みついてくれと言っている餌の様な物や。。

 案の定恐竜が頭を持ち上げて大きな口を開いた!

 やばいやられる!!

 その時!

 ギャウ!。。

 喉に白狼が思いっきり噛み付いた!喉を噛みちぎらんとする白狼!

 ザクッ!!!!

 ニケの槍が恐竜の左眼に突き刺さった!


 ギャァァァッァッァァッァァァッァ。。。!!!

 大声で叫び悶える恐竜。

 悶える勢いを利用して仮面の女ニケと喋る白狼ビアも一旦恐竜から離れた。


 餌を巻きそれを囮狩猟をする。

 まさに狩人の姿だった。。

 

 自分を餌に喉を狙わせるなんて、信じられへん!


「翔陽!小春ちゃん今のうちに!!」

 俺も思いっきり駆け寄り恐竜の右足を蹴り上げる!

 片足を蹴り上げられた恐竜はバランスを崩しどしんと倒れる!!

 ドドドド!

 そこへ追い討ちの様に刺さる氷の大針!

 ドッッッカン!!

 恐竜の胸で翔陽の火の珠の爆発が爆発が起きる!

 総攻撃が止まない!

 

 ギャウ。。。


 これは!いける!

 

 俺達あの恐竜を倒せる!!!




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ