出逢い編 アニメ好きの宇宙人って素晴らしい?
窓から海とか空を見て食べる朝飯!
最高!
はーーー幸せや。
ーーーーーー 日向 海晴 ーーーーーー
さわさわ。。
開いた窓から風が吹き込んで白いカーテンがふわふわ揺れてる。
相変わらず青空が綺麗や。
俺は机に座ってぼーーーっと朝の出来事を考えてしまう。
朝五時過ぎに起きて今七時半。
この二時間くらいですごい事が起きた、普通じゃ考えられへん出来事の連続。。
いまだに信じられへん。
あ!そうか!
もしかして、今俺って夢の中なんちゃうん?
それなら全部納得いくわ!
でも、そうとするなら、今から俺が目覚めたら、あの女の子もいなくなるよな。
せっかく出逢えたのにいなくなるとか。
そんな事ないよな。
なぜか俺は不安に襲われた。
あの女の子がいなくなるなんて。。
俺は大きな不安を抱えながらベッドの方へと目を向けた。
ベットの上の窓が開いてて、白いカーテンがヒラリヒラリと風をうけて旗めいてて、ベッドに日差しが差し込んでる。
ベッドの上には誰もいない。
枕に白いシーツがあるだけや。
あれ?
うそやろ?
いない?
そんな訳ないって。
でもベッドの上に女の子はいない。
やっぱ夢やったんか。
。。。
よかった。。
。。。
いや。。
ほんまによかったんか?
何でやろ。
悲しい気持ちが押し寄せてくる。
嘘やろ。。。
ほんまにいないか??
なんでやねん。
なんか胸が苦しい。。
途端に目の前の世界が霞んで色を失った様に思えた。
なんで?
なんでやねん。。。
俺はフラフラと立ち上がった。。
ベッドに近づく。
モゾ。。
ベッドの上の布団が動いた。
あ。
よかった。
ベッドの壁際で布団にくるまってた。
真っ白いシーツで真っ白い掛け布団やからへんかった。
窓開けてたから寒かったんかな?
ごめんごめん。
そっと俺は窓を閉めた。
はーーーー。。
よかったーーー。。
口から不安が一気に流れ出て何処かへと飛んでった。
俺はヘタっとベットの横に膝をついてベッドにへたり込んだ。
あーまだ朝やのに疲れたわ。。
。。。
「んん。。」
ゴロンと寝返りをうつ女の子。
すると目の前には寝ている女の子の横顔が。。。
「よかった」」
俺は女の子のほっぺたを触りたいという欲をくっと我慢した。
寝顔まで可愛いなーー。
なんか世界に色が戻ってさらに色鮮やかになった気がした。。
なんでこんな見知らずの女の子がいないってだけで、俺の心がこんなにも荒れて、その女の子がいると分かっただけで俺の心は穏やかになるのか。。
景色の色まで無くなるなんて奇怪しすぎるわ。。
なんでなんか自分でも解らへん。
これは一目惚れとかじゃ無いよな?
あーかわいい。
寝息がすーーすーーしてるわ。
目が離せへん。
。。。
あかんこのまま目を覚まされたら。。
離れよ。
ほんま俺どうしたんやろ?
体をベッドから起こして、どさっと後ろに転がる様にお尻と両手を床につき、俺は天井を見上げた。
天井で回るシーリングファンをぼーっと眺める。。
クルクルクル。。。
クルクルクルクル。。
ぐーーーーーぅ。
お腹が鳴った。
あーー。
うん。
ちょっと安心したらお腹空いてきた。
飯食お。
すくっと立ち上がりキッチンに向かう。。
朝飯!
一人暮らしを一年経験し、もはや朝食作るのなんて慣れたもんや。
トーストを二枚トースターへ放り込んで一緒にウインナーも二本。
ケトルでお湯を沸かしてマグカップにインスタントのカップスープをポン。
今日はクラムチャウダーにしてみた。
目玉焼きをこの間に焼いて。
チン。
焼けたトーストにバターを塗ってトースターの余熱で溶かす。
その間にケトルで湧いたお湯をマグカップに注いで。
バターの溶けたトーストをプレートに乗せた。
ウインナーと目玉焼きも一緒にプレートに乗せる。
っふっふっふ!
ワンプレートの朝食の完成!
あー美味そう。
野菜があったらもうカフェとかで出てくるやつやろ!
野菜ないけどw
あーー作ってたらめちゃくちゃ腹減ったわ。
食べよ!
朝食をキッチンの前にあるテーブルに乗せて。
部屋にある大きな窓を眺めれる方向の椅子に座る。
大きな窓からは少し遠目だけれども海が見える!
海と空を眺めながらトーストをサクッ。
うまーー。
海に入ったの後の朝飯うま!
クラムチャウダーを口に含む。
サクサクにやけたトーストがクラムチャウダーでふんわり柔らかくなる。
。。。
はーーー。
あったかくて美味い。
窓から海とか空を見て食べる朝飯!
最高!
はーーー幸せや。
モゾモゾ。
ベッドで女の子が寝返りを打ったのか動いている。
今窓の下にあの女の子が寝ているんだよな。
ほんまに不思議なことがあるもんやなーー。
サクッ。。
もぐもぐ。。
あの子いつまで寝るんやろ。。
うーーん。
それにしても、これからあの子をどうしたらいやろ。
モゾモゾ。
あれ?
動いてるな。
もしかして起きてるんか?
「うーーーーーん、いい匂いだのう。 」
あ、起きた!
でもまだ眠たそうやな。
ベッドの上で伸びをする女の子。
「風が気持ち良いのーー」
窓から海を眺める女の子。
うわーー。なんか景色がすごい、大きな窓に青空と海が映ってて、それを眺める女の子。
絵画みたいや。。
「うむ、腹が空いたのう。。。」
ニヤリと女の子はこっちを向く。
急に絵画っぽくなくなったわ。
「ああ、じゃあちょっと待って」
この子にも朝ごはん食べさしてあげた方が良いよな。
俺はキッチンに行ってクラムチャウダーにお湯を入れてトーストを焼く。
この幸せな朝ごはん一緒に共有できたらまた最高やもんな。
「地球の風は気持ち良いのう」
窓から眺め見る女の子。
髪に風を受けて長い白い髪を搔き上げる仕草に俺はドキッとしてしまう。
何でこんなドキドキするんやろ。
学校のクラスの女子にはこんなドキドキした事ないわ。
よし、簡単やけど朝ごはんできた。
「朝ごはんできたけど食べる?」
キッチンの方から女の子に声をかける。
「なに。。朝ごはんがあるのか?。。」
クンクン。
「いい匂いだのぅ!もちろん食べるぞ!」
「おっけー!じゃあこっちおいでや!」
「うむ」
机の席に座る女の子。
「はい」っと朝ごはんを出してあげる。
「ほう、これが地球の朝ごはんとはの」
その朝ごはんをマジマジと眺めている女の子。
少し警戒している様にも見える。
朝ごはんに顔が近い、そんなに覗き込まんでもw
「食べたら?」
自分の朝飯ごはんのパンを心配ないでって感じで、パクッと口に入れて目の前で食べてあげる。
きっと先に食べてあげたら警戒心も和らぐやろ。
俺の食べたのを見て目が変わる女の子。
「うむ、そうじゃの、美味そうだのう」
トーストを手で掴みサクッ。
クラムチャウダーをスプーンでパクッ。
パクッ。
パクッパクッ。
パクパクパクパク!
え?
めちゃくちゃ食べるやん。
早!
すぐ無くなりそうやし。
かなりお腹すいてたんやな!
「これも食べる?」
「良いのか!?」
目をキラキラさせて前に乗り出す女の子。
可愛い。
すっと俺の朝ごはんの乗ってるお皿を差し出す。
パクパクパクパク。
そんなに美味い?
「ははは」
ガツガツ食べすぎやんか!
しっかり食べてくれるしなんか気持ちよさまで感じる。
俺の朝ごはん取られたし!
お腹全然まだすいてるしもう一回作ろ。
キッチンに向かう。
お湯を沸かしてトーストをトースターに入れようとしたら。
もう食べ終わってるやんw
「まだ食べる?」
女の子はこぼれ落ちそうな笑顔で。
「良いのか!?」
ほんまに目をキラキラさせてめちゃくちゃ可愛いなーー!
猫っぽい笑顔や!
「ちょっと待ってて」
「うむ!」
サッとごはんを作ってテーブルへ。
「はい!おかわり!」
俺も座って食べ始める。
まだまだガツガツ食う女の子を横目に海を眺めながら朝ごはん。
これだけ美味しそうに食べれくれたらそれはそれで気持ち良いんやけど!
でも三日分の朝ごはん食われたのは高校生の俺からしたら痛い。
「ははははは!」
もう笑うしかない!
まぁいいか!
俺も笑顔で飯を食べる!
サクッ
パクッ
「うまっ!。。はーー。。。幸せやな。」
「うむ。幸せじゃー。。ご馳走さまじゃ!お主のご飯は最高じゃ!」
めちゃくちゃ満足そうな女の子。
ほんまにいっぱい食べたしな。
食パン六枚にスープ三杯ウインナーを一袋。
はは食い過ぎ!
まーー可愛い子が満足そうだし俺も満足や!
「いい朝だな!」
「うむ、本当に良い朝じゃなー!」
この幸せを共感してくれるのはかなり嬉しい!
食後で落ち着いたし、ポチッと俺は何となくテレビをつけてみた。
パッとつけたらニュースだった。
真面目な顔して、アナウンサーのお姉さんがニュースを読み上げる。
〜〜〜〜〜〜ニュース〜〜〜〜〜〜
ここからは日々続く怪現象と各地の災害の最新ニュースです。
連日目撃されている白い大きな犬が昨日も街中に現れました。
昨日の目撃された近隣住民の方によりますとによりますと背中に人を乗せていたという事です。
更には人と思われる者の見た目は、赤い仮面を被っており腰まであるかの様な長髪をなびかせ、槍のような武器を所持していたとのことです。目撃情報提供者の方におかしな日本語で話しかけてきたとの事なので日本人では無いかと推測されています。
近隣住民の皆様お気をつけ下さい。
夜間の外出はなるべく控える様にお願いいたします。
次のニュースです。
七海市大浜町の光波山で恐竜と思われる生き物がこちらも連日目撃されています。
蜥蜴の突然変異、遺伝子操作で作られた種、長い冬眠から目覚めた恐竜など、様々な説がありますがまだ事実は分かっていません。
住宅街被害は出ていませんが大浜町住民の皆様、光波山には絶対に入らないようにして下さい。
続きまして各地で起きている災害の情報です。
先週のアメリカテキサスでの震度8にもなる地震の被害者数は。
5万人を超え。
スペインを襲っている巨大ストームも巨大化の一途を辿り。。。
中国で広がっている感染病は勢いが止まる事を知らず物凄い勢いで拡散されていっています。
他国に渡らない様にされた中国のロックダウンの解除の目処は立っていません。
感染での死者は10万人を超え。。。
オーストラリアでの大森林火災はオーストラリア国土の5\1を燃やし依然鎮火の気配は。。。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
プチッ
暗いニュースばっかりやな。
チャンネルを変えてみた。
こんなんばっか見てたらため息しか出んわ。
女の子もなんか眉をしかめてなにやら怖い顔をしている。
ほんまに最近どうなってるんや。。。
ネガティブな話題ばかりで嫌になるわ。
なんか移り変わる景色もおかしくて、地球が壊れてるんじゃないか?
って思う。
チャンネルを変えたテレビからはCMが流れてる。
うん。
なんか話題を。。。
ってかさ。
俺まだこの女の子の事何も知らへんねんな。
名前すら知らへんし。
聞いてみよっか。
聞かんと始まらないし。
「そういえばさ」
ニュースを見てせっかくの大きな猫目を細め、眉をひそめ、神妙な面持ちをしている女の子に質問してみる。
「うむ。なんじゃ?」
女の子がこっちを向く。
「名前って何?」
「おお。そうだったのう!名前はリム•ラ•ヴェルじゃ。ヴェルと呼んでくれたらいいぞ」
「へーー!ヴェルか!可愛いやな!」
やっぱ日本人じゃないわ。
「お主の名前はなんじゃ?」
「ああ!俺の名前は日向 海晴。海晴って呼んでくれたらいいで!」
ニコッと俺は笑った。
「ヴェルはさ!どこから来たん?日本人じゃ無いやんな?ってかさっきヴェルが言ってた自分は宇宙人っていうのはほんまなん?」
質問が纏まってへんなw
焦りすぎやろ俺。
「そうじゃ!わしは地球人が言う宇宙人じゃ、わしの星から宇宙を渡ってここまで来のじゃ。本当にここまで来るのは、本当に本当に本当に!!とぉーーーーかったんじゃぞ!!!」
「ふーーーん。どれくらい遠いん?」
「んーーそうじゃのう。地球の時間では。千日くらいじゃのう。」
「へーーーー!千日な!へーーーーーー。。。」
ん?千?
「千日??え?嘘やろ?ほぼ三年くらい?」
「嘘などでは無い!千日じゃ!コールドスリープも使わず地球の事を勉強しながらきたのじゃぞ!だからの!地球の事はバッチリじゃ!」
ほんまにバッチリなんか?もう喋り方おかしいんやけど。
「ヴェルは千日もかけて何しに地球に来たん?地球侵略とか?っふっふっふ!そんな事は俺がさせへんで!」
バッと俺は戦う構えをして、ニヤニヤしながら冗談っぽく言ってみる。
ふざけた俺を横目にヴェルの表情が急に真剣な顔になる。
うわ、滑った、最悪ーー。。
少し俯きながら話し出すヴェル。
「うむそれなんじゃがのう。。。今わし達の星はのぅ、バランスを崩しておっての。
すぐではないのだがのう、もうすぐ崩壊してしまいそうなのじゃ。
星自本体が続く災害で壊れそうだったのだがのう。
さらに星の時間軸や次元まで崩壊してきておっての。
本当にこのままでは星がもたないことに気付いた我々は、星の全ての者で崩壊の原因追求したのじゃ。
その結果がの。
わし達の星のせいではないことが解ったのじゃ」
「おお、そうなんや、、で何のせいなん?」
「何のせいで奇怪しな事になってるかと言うとのう!」
ずいっとヴェルが乗り出して俺の顔を覗き込んでくる。
「お、おう、、」
「この地球のせいなのじゃ!」
「え?ほんまに?、、、嘘やろ?」
「嘘なのでは無い!なぜそれが分かったかというとのう」
「うん」
「わしらは出来る限りの星を観測したのじゃ!次元が壊れている場所は時空の歪みを生むのじゃ、だから見たらすぐ分かるのじゃ、何というか星の周りの空間がグニャグニャしおる、それを探すのじゃ。
現象としてこんなに観測しやすい条件はないからのぅ、そしてわしらは星という星々を徹底的に調べて解ったのじゃ。
生物のいるいない関係なく周りの星々のほぼ全てがバランスを崩しておったのじゃ。
観測したほぼ全ての星が崩壊に向かっておった、ただの何も無いガスと石だけの星すらもじゃぞ。
そしてのう、バランスを崩した星々の中心にあったのががこの星なのじゃ。
どうやらこの地球という星が世界のバランスを崩し始め。
そのバランスは宇宙まで影響をもたらしておるようじゃ。
この地球がこの世界を崩壊に導いておるのじゃ」
「うそやろ?そんなわけ。。。」
「そこでの、わしらは星占いでどうすべきか占った」
「占い?」
「そうじゃ、わしらの星では一番信用されておるのがこの占いなのじゃ」
「まじか?で、どんな占い結果やったん?」
「うむ、星占いで出た結果はのぅ!何と!このわしがこの地球に来てバランスの崩壊を止めよ、と占いに出たのじゃ」
「まじか。。」
「マジもマジ大マジじゃ!だからわしは千日もかけてここに来たのじゃ!」
「あ、あぁ。。」
俺はこの話を聞いて何も答えられへんかった。
「早くしないとわしらの星が崩壊してしまうのじゃ!もう時間がないのじゃ!!みんなが死んでしまうのじゃ!!」
「えっと、それはヴェルの星もこの星もなの。か。。??」
「そうじゃ!この地球もこの銀河も!宇宙の全ての星がじゃ!全てじゃ!」
「あ、あ、そう、なんか、、」
急な話すぎてなんて答えたらいいかわからん。。
わけわからんこっと言われて、考えが追いつかへん。。
崩壊する?
この世界が??
まじで??
いやいやいやいや。
。。。
えーーーーーー?
。。。
う、嘘やろ?
そんなことありえる?
俺、、まだ夢見てる?
そんなSF映画みたいなことある訳ないやん。
どうやってその話を信じたらいいんよ。。
あ!
あーーーーー!
でもまぁ。。
わざわざさ遠くの星から崩れたバランス治しに来てくれたんやから。
ヴェルに任しておいたら大丈夫って事か!
ヴェルの星から治す技術を持ってきたって事やろ??
明らかに地球よりもヴェルの星の文明は絶対進んでるし。
崩壊していってるらしい地球を治す事くらい朝飯前やろ!?
。。。
「おーーーい?聞いておるのか?」
あ、ああ。
「ごめんごめん、頭パンクするかと思った」
「いや、パンクしておったぞ?」
「してへんわ!で、さ、どうやってこの崩壊していく地球を治すん?」
「うむ!それはワシにも解らぬ!」
。。。。
「え、、えーーーーーーー!嘘やろ?」
解らないって何やねん?
解らぬ!!って言い切ったけどさ。
じゃあヴェルは地球に何しに来たんよ?
「それじゃあさ、地球は崩壊してしまうん?。。いや!。。。。いやいやいやいや!!!
ないない!そんなSF映画みたいな事あるわけないやん!。。。全部嘘やろ?」
「嘘などではないぞ」
「え?じゃあどうするんよ。。?」
「うむ。そこが問題なのじゃ。」
。。。。
。。。。。。
うーーーーーーーん。
何かよく分からへん。
地球やら宇宙が崩壊するとか話が大きすぎてさ。。。
まぁ一旦、一旦置いといて別の事も聞いてみよか。。
「ヴェルはさ、わざわざ地球のバランスを治しに遠くの星から来たんだろ?その日本語とか地球の情報とかどうやって勉強したん?」
「うむうむ!よくぞ聞いてくれた!これはのう。地球に来るまで千日、その間にのう!地球のアニメとやらを観て勉強したのじゃ!!なかなかよく勉強しておるじゃろう!言葉も文化もバッチリじゃ!地球に着いたら会わなければいけない者もおったのでのう!言葉の習得は必須だったのじゃ!」
アニメで勉強って!!
「はははは。アニメって勉強はそれだけなん?」
「そうじゃ。アニメじゃ!アニメは良いぞ心がドキドキワクワクするのじゃからのう」
それって、ただアニメ好きなだけやんか!
「ああーー!なるほど!そうか。解ったわ!だからそんな喋り方と格好なんか。」
「そんなとは失礼な奴じゃのう!これはの死神のアニメがあってのう!そこに出て来る猫に変身できる死神!夜一さんの格好なのじゃぞ!夜一さんはめちゃくちゃかっこいいのじゃ!
しかもじゃ!可愛くもあるしセクシーでもあるのじゃ!
わしの一番の推しなのじゃ!
ワシもああもありたいものじゃのう!
後はのう、大海原での海賊の大冒険も良いぞ!仲間と共に夢に向かって突き進んで行く姿は仲間の大切さを学んだのう。
妄想をするならワシも異世界転生してみたいものじゃ。
スライムか蜘蛛にでもなろうかのう!
他にもいっぱい良いアニメがあるぞ!忍者のど根性物語や!女神を連れて異世界に転生したりの、自転車でレースをするのも感動したぞ!それとのう!魔法使いに嫁に行ったり、オタクに恋は難しかったりのう!それにロボット物も。。」
キラキラした目で語るヴェル!
「わかった!ちょっとストップ!ヴェルはいっぱい勉強したんやな!」
ほっといたらいつまでも話しそうな勢いやった!
ギリギリストップ出来た、ナイス!俺!
ヴェルが言うには世界がやばいって話やったのに。
キラキラした顔でアニメの話をしてどうなってるんや、まぁ、めっちゃ可愛いからいいんやけど。
完全にアニメの空想の話で地球を勉強してしまってるな。
かなり間違った勉強方法やと思うけどな。。
ほんまに大丈夫なんか?
「それで。地球のバランス崩れて世界が終わるみたいな話はどのアニメなん?」
「馬鹿者!それはアニメなどでは無い!この世界は本当に危ないのじゃ。」
うーーーーむ。
俺は顔を机に伏せて考えをまとめようとしてみる。
信じがたいわ。
マジで考えが纏まらへん。
海の中の不思議な世界を見てしまっているし。
ヴェルが宇宙人ってのもほんまっぽいしなーー。。
もしヴェルの話している事がほんまやったら。。
うーーーーーーーん。
。。。
。。。。
チャラチャラチャラチャラ♪
あんまりそわそわしないで♪
あなたはいつでもキョロキョロ〜♪
俺が今の状況をどうしたらいいのか考えてると、流しっぱなしにしていたテレビからアニメのOPが流れ始めた。
うるさい。
考えたい俺はリモコンを取っててテレビを消そうとする。
「待つのじゃ!」
俺の手を握ってテレビを消すことを止めるヴェル。
「これは何のアニメじゃ?観たこと無いのじゃ!!」
目がめっちゃキラキラしている!
「ああ。これは、古いアニメで今再放送してるアニメ。。
なんか昔からめちゃくちゃ大人気のアニメやで。
このアニメのヒロインのラムちゃんが可愛いねん!」
俺はなかなかこのアニメ好きや。
面白いし可愛い!
「新しいアニメを観る時はワクワクするのう!」
必死にテレビに食い入るように見ているヴェルの顔はニコニコしてキラキラしてる。
うん可愛い!
なんかアニメキャラみたいやわ。
でも世界が崩壊してるとかアホな事言わなければめちゃくちゃ可愛いのに。
アニメにヴェルは見入り始めた。
うーーーーん。
このコスプレしてるアニメオタク宇宙人どうしたらいいんやろ。
はーーーーー!
分からん!
呆れて色々吹っ切れてきた。。
人生平凡平坦だとつまらんって言うしな!
逆にこの状況楽しむしかないか!
何事もポジティブにや!
アニメが展開していく。
俺も考え事しながら横目でアニメを観る。。
ふぁーーーーーーーーぁ。
睡魔が襲っていた。。
ねむ。
朝から色々あり過ぎて眠くなった。
考えても考えても全然どうしたらいいか解らへんし。
ちょっと寝よ。
ベットに移動して腰掛ける。
ヴェルは俺のことなんて全く気にも止めずアニメを見ている。
ふわ。。
窓から吹き込む四月の南風が気持ち良い。
ベットの上で窓枠に肘をかけて海を眺めてみる。
空も海も街も綺麗や。
こうやってのんびり窓から外を眺めていると、この世界が無くなるなんて考えられへん。
。。
うとうと。
。。。。。
「海晴!終わってしまったぞ!続きは見れぬのか??」
うん。。
寝かけてたのに。
「ラムちゃんってすっごい可愛いのじゃ!」
「んーちょっと待って。」
確かネットクリックにあったはず。
側にあったiPadを手に取り。
ネットクリックで今のアニメを探す。
ああ。あったあった。
テレビに映してあげたらいいよな。
「1話からがいい?」
「うむ。あの二人はどうやって出会うのかのー。ワクワクするのう!」
ヴェルもベットに腰掛けた。
ニコニコでiPadを覗き込んでる。
ほんまにニコニコやんか。
テレビでアニメを流し始めと。
ワクワクした顔でヴェルはテレビを見始めた。
ははは。
ほんまに地球は無くなるなんて考えられへんなーーー。
ふわっ。。
あーーーーー風が気持ちいい。。
zzz。。。
俺はいつの間にか寝てしまっていた。
。。。。。




