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こんなにも世界は素晴らしい!  作者: R0ssi
第一章 崩壊と運命
54/110

長い長い夜編 幸せって思わしてくれる仲間って素晴らしいっちゃ!



 和風の庭園の上にある三日月と星を見ながら酔っ払って。


 幸せだっちゃ。。



 ーーーーーーリム・ラヴェルーーーーーー



 キーンコーンカーンコーン。


 チャイムが四限目の数学の授業の終わりを告げる。


 数学の授業はつまらないっちゃ。

 うちの星ならこの程度の勉強は幼稚園生くらいのレベルだっちゃ。

 他の歴史とか授業は面白いんだけど。

 理数系はうちの星の方がかなり進んでるっちゃ。

 かなりどころじゃないっちゃね。

 天と地の差だっちゃ。


 ふーーーーーーっとうちは机に伏せながらため息をついた。


 ダーリンと出会ってから一ヶ月が過ぎた。

 この二週間以上何にもなくってうちらはとにかく修行に修行を重ねたっちゃ!

 

 二週間の間の一日の流れは。

 まずは日の出前に起きるっちゃ。

 で暗いうちに翔陽のおうちへ行ってさらに出発!

 光波山を走って登る、うちも修行なんだから飛ばずに走って。

 もう本当にクタクタになるっちゃ。

 いつも走ったりしないから、いくらうちの星より重力が少ないからって走り続けるのはきついっちゃ!

 ギリギリで登りきった山頂から朝日を眺める。

 

 その朝日は本当に信じられないくらい綺麗なんだっちゃ。

 赤や朱色、オレンジやピンクに染まる空や雲、街と海がキラキラと光って。

 それは、目を疑うほど綺麗だっちゃ。


 でもうちは初めの頃朝日に間に合わなかったっちゃ、けど、最近は朝日までにちゃんと山頂まで登れてるっちゃ!

 小春は足腰強くってウチよりも全然山登り早いっちゃ。

『江戸時代は足が全てで自然と生活する上で鍛えられてたんです』

 らしいっちゃ。


 そこからウチら皆んなで光波山を下って山の谷間にある水風船の河原で珠の修行。

 のぞむんに珠の力の威力と出せる総量を上げろと言われて、ウチらはとにかく全力の珠をいくつも作って学校へ行くまでの時間に力を使い切ってるっちゃ。

 それを毎日毎日続けてるとほんの少しだけど珠の大が大きくなって出せる個数も増えてきたっちゃ。

 もう午前中からクタクタだっちゃ。


 そこから学校へ行って授業!

 知らない事を知れるって楽しいっちゃ!

 でね、つまらない授業の時うちはこっそり机の下で雷の珠を作り出そうと頑張ってる。

 もう限界なんだけどね。。

 その限界の先にきっと成長があるっちゃ。

 そう!プルスウルトラだっちゃ!

 でね、このこっそり授業中に珠を作ってる話を翔陽と小春にしたら二人ともやってたんだって。

 ウチら皆んな同じで笑ちゃったっちゃ。

 でね、ダーリンはと言うとね、光の珠が相変わらず出せなくって。

 珠を出すための瞑想とか時間の無駄だって言って、格闘技の基礎の練習をずっとしてるっちゃ。

 この授業中もこっそり格闘技の本をすごいいっぱい読んでるし。

 完全に格闘技の虜だっちゃ。


 学校ではいつも当然ダーリンに翔陽と小春の四人に加えて綾ねぇや翼達といつも一緒!

 いつもの八人でわいわいして楽しいっちゃ!!


 修行で疲れたーー!ってなっても友達とワイワイしたら疲れも吹き飛ぶんだっちゃ!

 うちの星ではこんな学校が楽しいなんてなかったから地球の学校って素晴らしいっちゃ!

 

 学校が終わったら皆んなそれぞれ部活に行って、うちらは光波神社の道場でとにかく戦うための特訓!

 水風船はやめて普通にボールで回避とさらに攻撃の練習。

 それと格闘の特訓だっちゃ。

 道場ではダーリンの上達が著しくって驚きの連続!

 翔陽と互角まではいかないけどすぐに負けずにしっかり戦ってるっちゃ。

 でも勝てない、翔陽も上手いこと戦ってるっぽいちゃ。

 ダーリンは翔陽に勝つために格闘技の練習に相当熱が入ってるっちゃ。

『絶対勝ってやるからな!』って毎日うち達に笑って話してる。

 

 ウチら頑張ってるからか毎日麗子さんが特製晩御飯を作ってくれるっちゃ!

 本当に美味しいしなんだか元気が溢れ出る味なんだっちゃ!

 もう翔陽の家に泊まりたいって思うくらい毎日疲れるんだけど、ご飯食べたら元気が出てちゃんと帰って寝れるっちゃ。



 そんな毎日を過ごしてきて二週間。

 

 そして、うちは今つまらない数学の授業を受けてるっちゃ。

 

 今は四時間目、この数学の時間ももう少しで終わるっちゃ。


 うちは机の下で雷の珠を創り始めた。

 

 やっぱり朝の修行で力を使い切ってさらに四時間目までに何個か雷の珠を創ったからなかなか出来ないっちゃ。

 手に力が集まってこない。

 早くしないと授業の終了のチャイムが鳴っちゃうっちゃ。


 うーーーーーー。


 はやくーーーーー。。


 キーーンコーーンカーーンコーーン。


 チャイムが鳴り始めた。

 やばいっちゃ。

 早く早く。。

 力がやっと手に集まってきた。


 キーーンコーーンカーーンコーーン。。


 出来る!

 もう出来るっちゃ!


 ゾワ!

 途端に嫌な気配を感じ取ったのかうちの肌に悪寒が走る。


 間に合った!


 うちの手の上には小さな雷の珠が出来ていた。

 ギリギリだったっちゃ!


「ヴェルちゅぁーーーーーーん!」

 背後から声も聞こえてきたっちゃ!

 うちは振り向きもせず冷静にその声の主に向かって雷の珠を指先で弾いて打ち出した。


「ぎゃーーーーーぁぁあ!!!!」

 ドサン。。。


 声の主はうちにたどり着く前に落ちた。


「翼!毎日しつこいっちゃ!」

 うちは立ち上がって後ろを振り向く。

 

「君が僕をそうさせているのさ。」

 気づけば翼がもうウチの目の前に立っていた。

 どうやってそんな一瞬でうちによったんだっちゃ。。。


「おーーーい!海晴昼飯一緒に食おうぜ!」

 ウチの隣でダーリンに叫ぶ翼。


「おー!おけおけ!ってかお前ヴェルじゃなくって俺を誘ってるん?目の前にヴェルがいるのに」

「っふっふっふ!さすが海晴!よくぞ気づいた!」

「え?何が??」

「俺が海晴と仲良し子良しで昼飯を食う理由!それは!!」

 ビシッとうちに向かって翼が指を刺した。

 意味がわからんちゃ?

 翼はやっぱり意味不明だっちゃ。

「ヴェルさんと飯が食えるからだ!」

「そういう事かー!」

 そういう事だっちゃーーー??

「そうヴェルさんに昼ご飯を誘っても断られるがお前なら断らん!そしてヴェルさんも一緒にいてくれるのだ!なーーーーっはっはっは!どうだ!頭脳プレイだろ!!」

 翼めダーリンをだしに使うとかけしからんちゃ!

 うちはダーリンの所へヒュルルルっと飛んでいく。

 すると。

「どこ行くのヴェルさーーーーーーーん!」

 翼もうちを追いかけるように猿みたいなジャンプで飛び追ってくる。

「やめろ!」

 ッブ!!!

 うちと入れ替わるようにダーリンの掌打が翼の顔面を捉える。

「やうな海晴。。」

 ずるりと翼が教室の床に落下した。

 これは。

 ダーリンに抱きつくチャンス!!

「ダーーーリン!」

 ボフン!

 その間にダーリンに抱きつく!

 っふっふ、作戦成功だっちゃ。


「海晴昼飯食おうぜ!」

 翔陽と小春もウチらの所に寄ってくる。

 グーーー。。

 ウチのお腹が鳴った。

「ダーリンお腹すいたっちゃ」

「ヴェル抱きつきすぎ!」

「だってお腹空いたんだもん」

「関係ないやろ」

 ぐいぐい引き剥がそうとするダーリン。

 それに耐えてたら。

「ヴェルさん。宇宙人もお腹すいたらお腹なるんだなー」

「本当ですね、ヴェルちゃんも私達と同じなんですね。」

「当たり前だっちゃ!」

「お腹すいたっちゃ!ダーリンご飯食べよ!」

「にゃははは!元気だねぇ、あたし達も一緒に良いかい?」

 綾ねえが側に寄ってくる。

「ああ良いぞ!」

「綾ちゃんが駄目なわけないやんかーー」

 む。ダーリンがまた八方美人を発揮してるっちゃ!

「ダーーーリン!!」

 バチン。

「いっで。。。」

「にゃははは!本当のいい夫婦だねあんた達!」

「本当にそう見えるっちゃ?嬉しいっちゃ!」

 綾ねぇは相変わらず姉御肌でめちゃくちゃ良い人だっちゃ!

「早く食べに行こうよ」

「お腹すきましたぁ。。」

 ウッディーとなーちゃんも寄って来る。

 もう毎日八人で食べてるからこの笑っちゃうような流れも毎日のようだっちゃ!


 いつもの八人揃ったっちゃ!

 ん?あ!

 なーちゃんがダーリンを見てるっちゃ!

 なーちゃんはちょっとダーリンの事が気になってるっぽいから注意だっちゃ。

 ダーリン誰にでも優しいから。。

 でもみんなと仲良くしたいし。。

 難しいっちゃ。

「さーー!お腹すいたし早くご飯食べに行くっちゃーー!」

「だよねー!ヴェルすぁーーーん!ご飯行こーーー!」

 げ!また翼だっちゃ!

「翼は駄目だっちゃ!」

 バリバリ!

 ドサ。

「なんでだよ、、ヴェルさん。。」

 ガクッ!

「「「「あはははははは」」」」

 ダーリンもウチくらいはっきり良い悪いって言ってくれたら良いのに。

 ガバ!!

「うわーーーーん。いいだろ?海晴翔陽。。」

 急に泣いた様な顔でダーリンと翔陽の脚に抱きついている翼。

「あ。ああ。いいよ。。」

「ダメなわけないじゃん。。」

 シャキン!キラン!

「よっしゃじゃあ飯行こうぜ!」

 翼、、立ち直るの速すぎだっちゃ!!

 良い人なのは分かるんだけどあのセクハラだけはキモいっちゃ!

「今日もいい天気やし屋上行こうや!」

「いいっちゃね!」

「ああ行こうぜ!」


 屋上へ向かう八人。


 屋上に着いたらベンチに座ったりネットにもたれたり。

 皆んな自由に集まって座る。

 勿論ウチはダーリンの隣だっちゃ!

「あーーお腹すいたっちゃ!」

「ほんまに腹ペコ!」

 ダーリンと翔陽と小春は朝に鶴岡パンで買ったパンを口にほうばってる。

 他の皆んなはそれぞれお弁当食べてる。

 いつも思うんだけどそれぞれ全然違うもの食べてるちゃ。

 なんでウチ達とお昼ご飯違うんだろ?

 皆んなのお昼ご飯気になるっちゃー。

 ちょっと飛んでみんなのを見て回る。

 みんなそれぞれ違うけどどれも手作りだっちゃ。

 ダーリン達とのパンとは全然違うっちゃ。。

 なーちゃんのお弁当カラフルで一番美味しそうだっちゃ。

「なーちゃん、このソーセージなんで半分細くなてっるんだっちゃ?」

「ヴェルちゃん。これタコさんウィンナーだよぉ」

「タコさんウィンナーだっちゃ?」

「確かにタコさんの形してますねー」

 小春も皆んなのお弁当に興味津々だっちゃ!

「二つあるからあげるよぉ〜」

 なーちゃんがお弁当箱を二人の前に差し出す。

「なーちゃんいんだっちゃ?」

「良いんですか?」

「いいよぉ私いつでも食べれるしぃ。」

「ありがとうだっちゃ!」

 なーちゃんやっぱりいいとこあるっちゃ!

「ありがとうございます」

 パク、モグモグ

「美味しいっちゃ!なーちゃんが作ったんだっちゃ?」

「はい。私料理得意なんですよ〜。お菓子も作りれますよぉ〜。お母さんも得意でよく一緒に作るんですよ〜」

「なーちゃんすごいっちゃねー!」

 でもなーちゃん、さっきからダーリンの方チラチラ見てるんだっちゃ。

 うちに出来ない料理とかお菓子作りとか出来るし、はぁ、もう、気になるっちゃ。。。

「今度ヴェルちゃんにも教えてあげるよぉ〜。そしたらヴェルちゃんも海晴君にも作ってあげれるよ〜」 

 両手でパックのイチゴミルクを飲んだ後、笑顔でこっちを見ながら言ってくれるなーちゃん。

 なーちゃん。

 栗鼠みたいで可愛いっちゃ!

「お菓子はうちも食べたいっちゃ!」

「お菓子パーティーもしようよぅ〜」

 うん!なーちゃんやっぱり良い子だっちゃ!

「うちお菓子パーティやりたいっちゃ!」

「お菓子パーティーいいね!あたしも混ぜてよ!あたしも色々作れるよ!」

 綾ねぇもノリノリだっちゃ!

「良いですね!私もやりたいです!お菓子作ってみたい!」

 んーーー、小春なるほどだっちゃ。

「小春も翔陽に作ってあげたいんだっちゃ?」

 ボッ。

 小春の顔が急に赤くなる。

 やっぱりだっちゃ!

「な。。ヴェルちゃん。。。そんなこと。。」

 俯いて目をそらす小春。

 小春もすごい可愛いっちゃ!

 

 男達は横目で女子の話を聞きながらもぐもぐとお弁当を食べてる。

 女の子の雰囲気に押されて喋れてない。

 その雰囲気を翼が破ったっちゃ!

「ウッディー!昨日の特集見せてくれよ!どうせダウンロードしてるんだろ?」

 翼が不良が絡むかの様にウッディーに肩に肘を乗せてなんか要求してるっちゃ!

「にゃはははは!あの特集ね!あたしは昨日見たよ!めちゃくちゃカッコ良く編集されてベタ褒めだったよ!」

「え?なにそれ?」

「なんのことだよ?」

 ダーリンと翔陽が何かの特集とやらに反応してるっちゃ。

「ヴェルと小春も映ってたよ!」

「なんの特集だっちゃ??」

「あんた達の特集だよ、知らなかったのかい?」

「ああ知らねーな」

「知らんかったわ」

「見てみたいっちゃ!」

「ああ良いよ!」

「私もみたいです」

「じゃあ俺のLPadで!」

 皆んなウッディーの周りに集まる。

 皆んなが集まった事を確認してLPadを自分の後ろのフェンスに置いた。

 動画が再生されて特集が始まる。


 皆んなうお!とかスゲー!とか歓声をあげてるっちゃ。

 

 急に手を握られた。


 ーーーーーー特集を見終わるーーーーーー


「すげー、なんでお前ら魔法使えるんだよ、」

「本当にすごいね、、改めて驚いたよ、、」

「凄いな海晴!!」

「本当にヴェルちゃん小春ちゃんすごいですぅ、、」

 

 特集で写っていたウチ達の戦いは、巨大烏賊と黒蘭鋳と水馬の戦いだったっちゃ。

 学校での戦いは学校の周りを映していたお天気ライブカメラに映っていたっちゃ。

 映っていたのはグラウンドでの戦いで黒蘭鋳ははっきり映ってなかった、まるでただの黒い雲のようだったし、戦いの様子も全く鮮明じゃなくって分かりづらかったちゃ。

 多分一般の人には単純にうち達に黒い雲から大きな雹がが降り注いでいて、それをうち達が魔法のような力を使ってなんとか守っているように見えたっちゃ。

 水馬との戦いはパイレーツハーバーの波チェック用のカメラに映ってたっちゃ!

 学校のお天気ライブカメラよりは相当鮮明に映ってた。

 ダーリンと水の形の馬との戦い、これはちゃんと水の馬のような形の物が映ってた。

 うちが推測するに何かが雲とか水に取り憑いて災害を起こしたり、うちらを攻撃しているように思うっちゃ。


 うちを含めてみんな大興奮!

 

 映画を見ているかのようだったっちゃ!

 他人事っぽいかなへへへ。

 だって本当にSGを使った映画みたいだったっちゃ!!

「海晴翔陽!凄いよ!本当に凄い!」

 ウッディーがキラキラした目でいつもは見ないくらいの凄い興奮した顔で。

「本当にあんたらスゲーーーな私にも魔法の使い方教えなよ!絶対私も戦力になるぜ!」

 綾ねぇもテンション凄い上がってる。

 翔陽に向かって力こぶを作る!

「いや無理だから!」

「なんだってー翔陽あんた幼馴染の私が使えないって思ってるのかよ!」

 翔陽が両肩を掴まれてブンブン頭を振られてるちゃ。

「ちょ、ちょ、ちょっとま、てよ、綾、、」

「そんな事ないよ綾ちゃんはきっと強いよ、そんな魔法とか使えなくっても」

 アワアワしながら小春は綾ねえフォローしてる。。。


「よし!じゃあ俺がやってやるぜ!海晴俺に魔法を教えろよ!!俺が世界を守って、そっから世界の王になってよ!そしたら毎日美女とハーレム三昧だぜ!グヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!!よし翔陽、小春ちゃんも俺に魔法の技の出し方を教えろ!」


「「「「「「「なんでやねーーーーん!!!」」」」」」」

 ボコボコボコ!

 全員から全力パンチのツッコミが入る。

「がふ。冗談なのに。。。」

「ははは!」

「あっはっはっは!」

「あーーーはっはははは!」


 そこからはもう冗談言ったりふざけたり。

 すっごい楽しい昼休みだっちゃ!



 今は翼の馬鹿すぎる恋愛失敗話でみんな笑ってる!

「アホすぎるやろそれ!あーはっはっはっは!」

「ぷっぷ!はは!あーっはっはっはっは!翼初めて面白いと思ったっちゃ!」

 ほんと皆んなで大爆笑。

「はははは!もう止めてぇ。笑い過ぎてお、お腹いたいですぅ〜」


 キーンコーンカーンコーン

 キーンコーンカーンコーン


 予鈴が鳴ったちゃ。


「ええーー爆笑トークまだここからなのになー!」

「いやこれ以上笑ったら腹筋死んでまうって!」

「昼休み終わるの早過ぎでしょ!」

 本当にめちゃくちゃ笑ったちゃ!


 みんなで教室に戻る。

 その途中で。

「楽しかったねぇ〜ねぇみんな学校がさぁ。。終わったらねぇ」

 なーちゃんが何か言ってるちゃ。

「え?なんだって?」

「あ。。ごめんねぇ翼くん。学校終わったら皆んなでカラオケとかどうかなってぇ。。」

「カラオケか!いいですね!」

 ウッディーがノリノリだっちゃ!

 カラオケって?

「カラオケって何だっちゃ?」

「ヴェル、カラオケって、あ!そら知らんよな!」

「私も知らないです」

「小春もいらないよな!カラオケっててのは歌を歌う場所の事だよ!」

「歌。私行ってみたいです。歌好きなんです。」

「へーそうやったんや!昔の時代も歌ってあったんか」

「何だい昔って?小春が昔の人みたいじゃないか。」

「ああ。また説明するよ!」

「な、本当に昔の人なのか?」

「冗談だよ」

 バン!

 綾ねえに翔陽が背中を叩かれる。

「信じちまったじゃないか!あっはっはっ!」

「カラオケいくっちゃーー!」

「行こう行こう!」



 ーーーーーーー授業が終わって放課後ーーーーーーー


 キーンコーンカーンコーン

 キーンコーンカーンコーン


「さ!ダーリンカラオケ行こっ!」

「行こう!ってっか帰る準備してこいよ!」

「分かってるっちゃ!」

 急いで教科書と筆記用具を片付ける。

「行こうぜ!」

 翔陽も久し振りに遊ぶから楽しそうだっちゃ!


 皆んなで自転車で町のメイン通り⦅ビックビーチ⦆に向かう。

 誰が決めたのか大浜町だから英語にしただけの安直なネーミング。

 

 うちはまだ行った事ない大浜町の繁華街!

 楽しみだっちゃ!

「ヴェルちゃんいつも海晴君の後ろに乗ってるのぉ?」

「そうだっちゃ!」

「いいなぁ。。」

「小春もだっちゃよ!」

「だよねぇ〜見てると羨ましくなっちゃうよぉ〜」

「おう。なーちゃん俺だったら乗せてやらない事ないぜ!」

「翼君は、ちょっといいかなぁ〜」

「なんでっだっよ!!」

「ふふふ。翼君おもしろいですね。」

「ははははっは」

「で翔陽。小春って本当に昔の人なのかい?」

「綾ねえは何でそんなに小春のことが気になるんだっちゃ?」

「何言ってんだよ!気になんかなってないよ!」

「綾ねぇが気になるのは俺の事だもんな!あ!綾ねぇ!」

「それは絶対にないね!」

「ガクーーーー!!!!」

「どんだけ振られんねん!翼!!」

「「「「あーーーーはっはっはっは!!!」」」」

 皆んなの笑い声がメインストリート⦅ビックビーチ⦆に響く!


「あ!ここだよカラオケ!」


「いらっしゃいませー!何名様でしょうか?お時間は?」


「八人で二時間お願いします!」

「ここがカラオケだっちゃー?」

「どこで歌うんでしょうね?」

「今から行く部屋ですよ!僕のアニソン披露しますよ!」

「私もアニソン歌いますぅ〜」

「俺の愛の歌をヴェルちゃん送るよ」

「翼やかましいっちゃ!」

「はははは」

「ヴェルさんちょっと海晴に喋り方似てきてるな」

「ほんとだっちゃ?」

「ああ今のツッコミはまさにね!」

「ふふふ。ちゃは言いませんけどね。」


「それではじゃあお部屋へどうぞー」


「カッラオッケ♪カッラオッケ♪」


 初めてのカラオケ!

 

 部屋は少し薄暗くって。

 天井にはボールの様な物が吊るされている、そのボールはいくつもの小さな四角い鏡を繋ぎ合わせて出来ている。

 そしてゆっくりと回っている。

 そのボールに向けて色取り取りのライトの光が当てられ、キラキラ光ってこの部屋の中はボールのお陰で宇宙の様な空間になっているちゃ!


 うん。

 地球の文明の先をいってるウチからしたからこれは見たらすぐ解るっちゃ!

 このコレがマイクで、あの四角いのがスピーカー。

 テレビは。。。

 分からないけど兎に角コレで声を大きくして歌うんだっちゃ!

 でも。。

 マイクははテストがいるっちゃね。。。。

 ふふふ、悪戯心がくすぐられてしまう。

 マイクを取ってスイッチを入れる。

 カチッ

 うん緑のランプがついたから間違いないっちゃ!

 一旦スイッチを切って。

 面白いこと思いついったっちゃ。。

 ニヤリ心の中のうちが悪い顔で笑ってる。


「小春こっち来るっちゃ」

 明らかに雰囲気のおかしい部屋におどおどしている小春を呼びかける。

「ヴェルちゃん。ここ凄いね。」

 小春がうちの側に来る。

「小春。翔陽の事どう思ってるっちゃ?恋愛とかー、一人の人間として友達としてー、

好きなんだっちゃ?」

 みんなには聞こえない様に聞いてみる。

「翔陽君のことはもちろん。」

 カチッ


「大好きですよ!」

 マイクを通して凄い大きな声が部屋に響き渡った!

「えええええ!!!!。。。え!!!!!。何これ!!!!!!ねぇヴェルちゃん何してるの!!!???」

「あははははは!ごめん、はははは、ごめんっちゃ!」

 皆んなで座るソファーの上で笑い転げてしまう。

「小春、ごめんちゃ、ちょっと悪戯心が騒いだっちゃ。。」

 皆んなの小春への視線が凄い、ビックリしてるのか目が点だちゃ。

 と次の瞬間小春にみんなが歩み寄る。

「小春!好きってのはあたしの事かい?」

「小春ちゃん誰のことが好きなのぉ〜?」

「それは僕も気になりますね誰ですか?」

「小春ちゃんまさかこの翼の事を!?」

「小春まさか翼の事じゃないだろうな!」


「こらヴェル。何やってんねん!」

 ダーリンにマイクを分捕らたっちゃ。

「小春ちゃんが困ってるやんか!」

  それからダーリンは今の状況を見て、ニヤッとして、笑ったっちゃ!

「あっはっはっは!おもしろ!翔陽まで大好きが誰かめっちゃ気になってるやん!」

「本当だっちゃ!でももう止めないと小春可哀想だっちゃ!マイク貸して欲しいっちゃ!」

「ごめんちゃ。小春の大好きなのはここに居る皆んなだっちゃ!ちなみにうちも皆んなのこと大好きだっちゃ!」

 マイクでみんなに伝える。

 なかなかナイスな言い訳できたと自分を褒めたいっちゃ!

「そっかーー!」

「それは。嬉しいですぅ」

「あたしも皆んな大好きだなあっはっはっは!」

「そっか!嬉しいけどなんかなー!俺一人って言ってくれてもいーんだけど。。。。」

 翼は不満そうだっちゃ!

 小春が翼好きになるなんって絶対ないっちゃ!

 

 皆んな少し落ち着いてソファーに座っていく。

 小春はうちの隣に。。。。

「ヴェルちゃん。。」

 え。。小春なんか凄いオーラが出てるっちゃ。

「次やったら。。。。一生呪いますからね。。。。」

 笑ってない。

 いだいっぢゃ。。

 小春がうちの横腹つねってる。

 小春。。?

 小春の方をそーっと見てみる。

 顔は笑ってるのに心はめちゃくちゃ怒ってるちゃ。。

 幽霊の怖さが滲み出てる。。

「小春ごめんちゃ!」


「ちょっとごめんな。」

 無理やり翔陽が小春の横に座った。

 心配してるちゃ?

 翔陽も可愛いとこあるっちゃ。

 

 翔陽が横に来てくれて小春の機嫌も治ったっちゃ。

 そこから二時間皆んなでめちゃくちゃ盛り上がった。


 ダーリンがカラオケで借りたウクレレで弾きながら歌ったり。

 ウッディーとなーちゃんのアニソンメドレーめちゃくちゃ上手だったし。

 綾ねえあんなワイルドな見た目なのに優しいバラード声が透き通っててすっごい上手だし。

 翔陽のパンクロックはめちゃくちゃ盛り上がるし。

 小春ちゃんの歌はカラオケに入ってないからマイクだけでアカペラで歌っていたんだけど。

 すごい綺麗な歌声なのに、なんか歌声に力があるっていうか、聞いてるだけで心に歌が染み込んでくる様で。。

 涙が知らないうちに流れたっちゃ。

 小春の歌は何か力があるっちゃ。

 そして翼!

 めちゃくちゃ下手くそで笑ったっちゃ。

 聴いていられなほどの下手くそで。

 皆んなからブーイング。

 それでも笑ってられてそれで更に皆んなを笑わせる翼。

 ある意味すごいっちゃ!


 最高に楽しい!

 でも歌ってると暑いっちゃ!

 もう、いつもの一張羅になりたい!

「うち一発芸するっちゃ!」

「おおなんだ?」

 翼が興味津々。

 空中でクルンとバク宙。

 その瞬間いつもの白い虎柄ビキニとブーツに変身!

「おーーー!」

「すげーーー!」

「ヴェルちゃんかわいいぃ〜」

「俺も初めて見たわ!」

「ヴェルたーーーーん!」

 翼がまた興奮の余り飛びついてくる。

バリバリ!

「ヴェルたん。。」

「誰がヴェルたんだっちゃ!」

「「「「「あっっはっはっはっは!」」」」」

 みんな盛り上がってくれてる。


 そんなこんなで一瞬だった二時間だったちゃ。

 皆んなで全力でカラオケを楽しんで夕方の空の下皆んなカラオケから出る。

「めちゃくちゃ楽しかったなーー!」

「だっちゃね!小春の歌が凄かったっちゃ!」

「小春あたしあんたを惚れ直したよ!」

 小春の手を握る綾ねえ!

 皆んな自転車のところで立ち止まって誰も自転車に跨ろうとしない。

「楽しかったよなーー。。」

 みんな帰りたくなさそうだっちゃ。

「ねぇ今から翔陽のお家行くっちゃ?」

「え?良ですねそれ!」

 ウッディーが食いつく。

「うちねタコパしたいっちゃ!後ね!女子会と。パジャマパーティーと。おやつパーティー」

「多すぎるやろ!でもたこ焼き久し振りに食いたいなーーー!俺ん家たこ焼き機あるで持って行こうか?」

「私たこ焼き初めてですぅ」

「いいな!あたしん家にもあるから持っていくよ!」

「じゃあ俺と小春で買い出ししてから帰るよ!」

「俺はもちろん参加で!」

「翼はダメだっちゃ!」

「えーーお願いだよーー」

「今日俺の家、母さん居ないからパジャマパーティーもいいぞ!」

「麗子さんないんだっちゃ?」

「ああ、除霊の仕事だって!」

「きゃーじゃあお泊まりパーティーだな!あたしこんなん初めてだよ!」

「俺のお洒落なパジャマの見せ場が来たな!そして小春ちゃんとお泊まり」

 ニヤニヤニヤ、翼が悪い顔で笑ってる。

「何時に行ったらいいですかぁ?」

 なぜか、なーちゃんはダーリンに聞いてるちゃ。。。

「今、五時だから七時でいいっちゃ!ねーダーリン!」

「ああ。そうやな!」

 なーちゃんたまに危ないっちゃ、可愛いから心配だっちゃ。

「じゃあ七時くらいに俺の家で!」

「家族の人に俺の家に電話してもらっても良いぞ!小春に出てもらうから!」

「できるかな。。」

 小春が不安そうだっちゃ。

「あたしがやってやるよ!電話係!あたしん家も親いないからすぐ行けるし。家も光波神社近いし!」

「綾ねえありがとう。」

 綾ねえ流石男前だっちゃ!

「綾ねえありがとう!じゃあみんな7時な!」

「はーい!」

「了解」

「おっけー」

「わかった」

 それぞれ一回家に帰る。


 ーーーーーーーーーーーーカラオケからの帰り道ーーーーーーーーーーーーー


「楽しかったなーヴェル」

 ダーリン久しぶりに遊んで、心の底から楽しかったみたい、ニコニコしてるっちゃ。

「ねーすっごい幸せな一日だっちゃっちゃ!今までで一番楽しい一日だって思えたっちゃ!」

「お!それは良かったな!俺もそれは嬉しい!」

「ありがとうだちゃ」

 カラオケで疲れたから今日は自転車の後ろに座って乗ってる。

 思わずギュッとくっついておでこをダーリンの背中にくっつける。

「ダーリン。うちあのダーリンの歌ってた歌うち大好きだっちゃ!」

「あれ良い歌やろ!めっちゃ好きやねん!」

「歌って欲しいっちゃ!」

「えーー。。一人で?。うーーー。。じゃあ一緒に歌うならいいけど。」

「良いっちゃよ!」



 。。。。




『青く澄んだ空とこの海と。


君がいれば Life is beautiful ♪


何を残し何を得たよりも


大切なことがある♪


良い事ばかりじゃないけど。


見渡せばほら Life is beautiful♪


幸せの足跡を辿れば。。


きっと Love will be there..♪




 二人の歌が夕焼けの街に溶け込んで行く。


 二人の幸せな時間がゆっくりと通り過ぎる町のように過ぎて行った。




ーーーーーーー翔陽の家へと向かう道ーーーーーー



 帰る時は真っ赤な夕焼け空。


 向かう時は見事な三日月と星空の下。


 二人で自転車を飛ばす!

 うちこの二人乗りの時間が本当に好きだっちゃ!


 光波神社に到着する。

「こんばんはーーー!」

「こんばんわだっちゃーー」


「おう!翔陽ヴェル!翔陽達まだスーパーだよ!」

 綾ねぇがひょこっと顔を出した。

「綾ねえ電話番だっちゃ?」

「そうだよ!翼となーちゃんはもう掛かってきたから、後ウッディーだけだね!」

「綾ねえありがとう!じゃあ俺はたこ焼きの場所の準備するわ!」

「いや手伝うよ!電話待ってるだけだし!」

「あほんまに?じゃあやろうや!」

「ああ。そこにあたしの持ってきたたこ焼き機置いてあるよ!」

「了解だっちゃ!」

 畳の部屋で二つの机をくっつけて大きな机を作る。

 その間にウッディーのお母さんから電話がかかってきたちゃ。

 綾ねえが見事に大人の対応をしてた。

 それから。

 机の方へ延長コードを繋いで。

 たこ焼き機を乗せてコンセントを刺しておっけー!

「ただいまーー!」

「ただいまです!」

「お邪魔しまーす!」

「おじゃましますぅ〜」

 翼以外揃ったちゃ!

「材料買ってきたぞ!」

「私の家で採れたキャベツも持って来ましたよぉ〜。」

「凄い新鮮なお野菜ですね!なーちゃんの家で採れたんですか?」

「そうよぉ〜。私の家農家だからねぇ」

「僕はお菓子!」

 スーパーの袋二つ分にお菓子がパンパンに詰め込めらている!

「ウッディーナイスだっちゃ!お菓子パーティーだっちゃ!!」

「先にたこ焼きしようぜ!俺腹ペコだよ!」

「たこ焼きしましょう〜」


 皆んなで野菜を切ったりたこ焼きのタネを作ったり!

 ワイワイふざけたり冗談言ったり楽しい!

 そうしてると!

「皆んな僕がいなくて寂しかったかーーーーい!」

 翼が飛び込んでくる!

「ヴェルたーーーーん!」

 ドコドコドコ!

 皆んなのパンチで叩き落される翼。

「いでででで!」

「遅すぎだっちゃ!」

「でもこれ持ってきたよ!」

「これは葡萄で出来たやつだっちゃ!?うちこれ好きだっちゃーー!」

「あんたコレ二十歳になってからの。。」

「うちの星では16歳からだっちゃ!早くたこ焼き焼くっちゃ!そして早く飲むっちゃ!」

「「「「はははははは」」」」

「じゃあ焼くぜ!」

 ジュウーーー!

 熱々で油の引かれたたこ焼き機にたこ焼きのタネを流し込む。

 タコと紅生姜と刻んだキャベツを入れて焼けてきたらひっくり返すんだけど。

 ダーリンがめちゃくちゃ上手いっちゃ!


 ヒョイヒョイヒョイヒョイ。

 どんどん裏返っていく。

 たこ焼きがたこ焼き機の上で踊っている様だっちゃ。

 皆んな覗き込む様にダーリンの手さばきを見てる、

「海晴くん凄い〜」

「すげーな海晴!」

「やるじゃねーか!」


「そっちのたこ焼き機のたこ焼き皆んなで返えしーや!」

「はーーい!」

 皆んなでもう一つのたこ焼き器を返しにいく。


 ふっふっふ!ウチもそっちでたこ焼きを返すと見せかけてうちはこっちで。

 ダーリンと二人きり。。うふふ。。


「海晴君私出来ないから教えて欲しいなぁ」

 あ“!なーちゃん。。

「ああいいよ!こっちおいでよ、ってこっちほとんど終わってるけどな!」

「ヴェルたんがいるし俺もそっちで。」

 ビリ!!

「翼はあっちだっちゃ!」

「えーーーー。。。ヴェルたん。そんな、、ご褒美を、、かいせーーーぃ、なぁ、いいだろ?いいだろ??」

「はいはい。いいでいいで。」

「外側から竹串を入れて鉄板にたこ焼きがくっついて無いか確認しながら周りを回しこむ様に回してみ!」

「こうだっちゃ?」

 やってみるとくるくるっと回ってたこ焼きが裏返った!

「難しいですねぇ〜」

 ゆっくりだけど裏返っていく。

「出来てるやんか!いい感じいい感じ!」

 そうこうしてたこ焼きができた!

『いったっだっきまーーーーーす!!』

 皆んなで作った食べる!

「美味しー!!」

「美味しいちゃーーー!!」

「うっっっっっま!!!」

 皆んなで舌鼓を打つ。

「うちはコレを。。」

 ワイングラスに葡萄のジュースを注ぐ。

「はい!これ!ダーリンの分!」

「おおぉ。さんきゅー」

「ヴェル!私も欲しいな!」

 綾ねぇも好きそうだ。

「ヴェルさん。」

「翔陽もだっちゃね!」

「これは僕も興味がありますね!」

「もちろん俺もだぞ!」

「翼はダメだっちゃ!」

「ええぇーおねがいだよ〜」

「あ!私となーちゃんはこれもらいますね。」

 小春はニヤリと笑いながら、ほろあわを冷蔵庫から持ってきた。

 持ってきちゃった。って少し悪い顔で笑う小春いつもと違ってまたこれも可愛いっちゃ!

 コレが小悪魔ってやつだっちゃ。。


「じゃあ!」


『『『かんぱーーーーーーーい!』』』


 ゴク!

「ああ。美味しいっちゃ!たこ焼きも美味しいし!最高だっちゃ!」


「コレはイケるな!翼やるじゃねーか!」

「だろ!!俺の父さんが好きで家にいっぱいあるから持ってきたぜ!まだ何本もあるぜ!」

 翼の鞄の中に何本も葡萄ジュースが見える!

「翼ナイスだっちゃ!」

 珍しく気の利いた事をした翼に親指を立ててgoodマークを送った。

「ヴェルさん!」

 ウィンク付きのgoodマークが帰ってきてまたちょっと気持ち悪いと思ってしまったちゃ。

 そこからは順番にお風呂入ってお風呂で女子会してから、パジャマでおかし食べて。

 皆んなで葡萄ジュースで大人の気分に浸りながら酔っ払って。

 皆んなでゲーム大会やって。。。

 数えきれなくらい皆んなで笑って。

 皆んなで布団引いてゴロ寝。

 幸せなお泊まり会だったっちゃ。


 みんな酔っ払って気持ちよく寝落ちして行く。

 みんな寝てしまったちゃ。

 ウチも酔っ払ったっちゃ。

 気持ちいいっちゃ!

 ウチも寝るっちゃ!

 フワッ。。!

 風が頬を撫でる。

「風が吹いてる。」

 フラッと縁側の方と向けて自然と足が進んでいったちゃ。

 縁側から空を見上げると。

 三日月が出てる。

 三日月で月の光の力が弱いから星もいっぱい出てる。

 綺麗。。

 ダーリンと見れたらいいのに。。。


 シュッ!シュッ!シュシュシュ!!


 何処からか風の切る音が聞こえて来る。

 夜空から目を落として中庭を見ると、


 そこにはダーリンが。


 空手の型の練習をしている。

 春なのに上半身裸で左右の正拳突き。

 上段中段下段と片足をつけずに連続で蹴りを繰り出して行く。

 バシュ!

 その後攻撃をかわす様にしゃがみその勢いで飛び上がって空中後ろ回し蹴り。

 空中に汗が舞い小さな月の灯りで体の周りがキラキラ光り。

 蹴りを繰り出すたびに周りに星が舞ってる様に見える。


 頑張ってるのに声をかけるのは野暮だっちゃね。

 もう一度星空を見上げる。

 天野川まであるっちゃ。。

 綺麗。。

 ダーリン頑張れ。。


 しばらく夜空を見上げた後。

 ダーリンにタオルと飲み物持ってきてあげよっと。

 フワッと飛んでそーっと取りに行く。


 台所で飲み物と部屋で皆んなを起こさない様にタオルをとって戻る。


「あ。。」

 帰って来るとダーリンが縁側に座ってるちゃ。

「ダーーリン。。」

「おお!ヴェル起きてたんかーー」

 ダーリンこんなに努力してたんだな。。

「うん。」

「楽しかったな!」

「うん。」

「どうした?ヴェル元気ないやんか」

「うん。ダーリン頑張ってるなと思って」

「あーーね。珠が出せないからちょっとでも頑張らないとな。」

「凄いっちゃ」

「じゃないとヴェル守れへんやんか」

「ダーリン。。。。」


 。。。。。



「ありがとうだっちゃ。。」

 思わずダーリンに寄りかかる。

「ヴェル俺汗だくやで!」

「大丈夫だっちゃ。」

「大丈夫じゃないわ!ちょっと待って」

「はいタオル。」

「おお、サンキュ!」

 慌ててタオルで汗を拭くダーリン。

 その間にウチは星と三日月を見る。

 綺麗だっちゃ。

「ダーリンはい!」

「お!さんきゅ!」

 ゴクゴク!

「コレほろあわやんか!」

「春限定だっちゃ!」

「え?はははは!春限定か!じゃいっいっか!」

「だっちゃ!酔いが冷めたし、月を見ながら三日月酒だっちゃ!」

「いいやん!じゃあ葡萄のジュース一本余ってたしそれ持って来るわ!」

「グラスもお願いだっちゃ!」


 ダーリンとくっついて笑って。

 和風の庭園の上にある三日月と星を見ながら酔っ払って。


 幸せだっちゃ。


 学校のクラスメイトのみんなも大好きだし。




 翔陽も小春も大好きだし。




 ダーリンは大大大好きだし。。。




 今のこの環境。。。




 最高だし大好きだっちゃ。。。




 ずっとこんな時間が続いたらいいのに。。。。




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