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こんなにも世界は素晴らしい!  作者: R0ssi
第一章 崩壊と運命
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出逢い編 猫耳って素晴らしい

 


 どこまでも高い青い空。


 太陽から注がれる暖かい日差し。


 気持ち良さそうに浮かぶ白い雲。


 心を静めてくれる波の音。

 

 めっちゃ心地いい。



 ーーーーーー 日向 海晴 ーーーーーー


 女の子の呼吸がない!


 早く人工呼吸をしないと死んでしまう!

 俺は女の子の口に口を当てた。


 ちょうど口と口が触れ合ったその時。。。


 パチ。


 ん?

 女の子が動いた気がした。

 まだ息を吹き込む前やけど。


 んん?


 俺は考えて止まってしまう。

 もしかして起きた?


 クッと口が動いた!

 動いた!

 俺は口を離した!


 あ。


 女の子の目が開いてる。


 やば。。


 っていうか。。


 め、めっちゃ、可愛い。。

 整った顔立ちに、白い髪。

 大きな猫目。。

 きめ細やかな白いしっとりした肌。

 俺は助けた女の子から目が離せなかった。。

 なんて可愛い子なんや。。

 

 あ、また、見惚れてしまってた。。

 そいえば宇宙みたいな空間でも見惚れてしまってたなー。


 俺の髪から女の子の鼻へとぽたんと一滴、海水が落ちる。

 水滴の刺激で瞬きをする女の子。

 女の子の目が輝いてる。。


 あ。

 女の子の瞳が俺はを我に帰らせた。


 生き返ったっんや!


 覆いかぶさっていた姿勢から、慌てて起き上がる。

 女の子も俺を追いかける様に見つめながら起き上がってきた。

 まだぼーっとしてるみたいや。

 ずっと俺を見てる。

 でも生きててよかった!!

 俺の顔から笑顔がこぼれ落ちた!

 ほんまに嬉しい!

「よかった!よかった!生きてた!」


 ガバッ!!

 俺は思わず女の子を抱きしめた!


「ほんまによかった。。」


 心の底から女の子が生きてたことが嬉しい。

 いつの間にかその気持ちいっぱいになっていた。


 なんでこんな初めて会う子にこんな感情になるんやろ。



 。。。



「お主は、、一体誰じゃ、、、?」


 女の子は別に抵抗する訳でもなくそっと俺の耳元で呟いた。。

 可愛い声をしている。



 あれ。



 ちょっと待て。。



 これ。。。


 もしかして。


 やばい?


 俺ははどんどん我に帰ってきた。。


 もしかして。。


 俺、無理矢理キスしてたとか思われてる?

 え?もうそれ警察の方々に捕まる案件ちゃう?

 知らない人にいきなりキスされたとか。

 やばい????


 間違いなくやばいよな。。。


 ッバ!っと俺は慌てて女の子から離れる。

 そして女の子に背を向けてしまった。


 さっきの、最悪のタイミングで起きたよなぁ。。


 口が触れ合った瞬間にって。。。


 いやいやいや。


 待て待て待て。


 別に俺は助けようとしただけで。

 何もやましい気持ちは無かったし。

 ほんまに呼吸してなかったから、助けないとという気持ちで人工呼吸したんやから。。

 うん。

 キスした訳じゃないから!

 問題無いやろ、、これは。

 真剣にあの女の子の命を助けようとしたんやからさ。

 あの宇宙みたいな変な世界からも助けたし。

 って考えを巡らしていたら。


「お主はいったい。。。誰なの。。じゃ?」


 急に声をかけられてビクッてなってしまった。

 恐る恐る後ろを振り向いてみる。


 俯き加減で少し恥ずかしそうにしている女の子。

 人差し指で唇を触っている。

 頬が赤い。


 改めて女の子を見ると、

 やっぱめちゃくちゃ可愛い!

 ビーチで座る女の子の髪は髪は白くて長くて腰までもあるのに、きめ細やかで海水で濡れているからか、キラキラ光っている。

 とにかくめちゃくちゃ可愛い。

 あかん!

 見る度に見惚れる。


 しっかりしろ俺!

 パンパンと自分の顔を叩いた!!


 改めてしっかり女の子を見る。

 女の子は怒ってはなさそう、やんな?

 うん、少し安心した。


「大丈夫??海になかで溺れてたんやで」

 俺は笑って話しかける。

 女の子は困惑したように辺りをキョロキョロしてる。

「気分悪いとかない?ちょっと待ってな、救急車呼んであげるからな。」


 すると。


「キュウキュウシャはダメじゃ。ビョウインとやらに連れて行かれるのじゃろう?」

 え?なにその喋り方?なんでか片言?それに昔の人の喋り方?髪も白いし日本人じゃない?

「もう少ししたら動ける様になるのじゃ。ビョウキとかではないのじゃ。まだこのキアツとやらに慣れておらぬ」


 言葉おかしいって。

 何?

 その服装。

 忍び装束みたいな。

 肩からは袖がなくって着物のように前が重ねてあってさらに帯で締めてある。

 帯が可愛くて後ろで大きなリボンになってて可愛い。

 足はスパッツの様なピタッとした物を履いてる。

 何より印象的なのは。

 白い。

 着てるもの全部白い。

 この服って忍び装束的な感じやんな?

 やのに白いん?

 これじゃ忍べへんやん。

 白かったら夜めちゃくちゃ目立つやん。

 忍び失格やん。

 なんでこの女の子は子んな格好してるんや。


「おい聞いておるのか?ビョウインとは体を色々調べるのじゃろう?わしはの。お主らから言うウチュウジンなのじゃ。だからビョウインは行かぬ。」


 え? う うん。

 何を言ってるねんこの人。

 自分事を宇宙人って。

 この見た目を見てるとなんかコスプレイヤーっぽい。

 か、もしくはほんまに常識知らずの宇宙人とか?

 宇宙人なんて、、な。

 いる訳ないしな。。


 でも、さっき俺は海の中で宇宙みたいな世界を見て来たし。

 ってかそこからこの子を連れて来たし。

 宇宙人って方が今の状況の辻褄があってる気がする。。。

「わ わかった。宇宙人な。でもさー。宇宙人ならここにいるのやばいやろ。またあんな大きな波が来るかもしれへんし。誰が見てるかも分からへんし」

 この格好が明らかに浮いてるし。。

 女の子はこっちをみて目をパチパチしながら。

「うむ、確かに、そうじゃのう、あまり人に見られるのは良くないかも知れぬな、ならばお主の屋敷に連れて行ってくれぬか?しばらく休んだら動けるようになるからの。それと飯じゃ地球の食物は美味そうじゃからのう」

 と話ながら女の子は長い白い髪をポニーテールの様に結び始める。

 結ぶと更に忍びっぽいというか、忍者っぽいというか。。

 猫目とポニーテール似合ってるわ。

 え?ってか。

 俺の屋敷?

 それって俺の部屋へ来るってこと事??

「いやいや、俺の部屋はまずいやろ。男女二人で」

 急にこの子は何を言い出すんねん。

 いきなり家に連れて行けとか。

 俺の部屋で男女二人きりって。。

 めっちゃ良いけど!

 めちゃくちゃ良いけど!!


 高校生がいきなりそんな事出来る訳ないやんか。


 ほんまはいいけど。。


 俺的には。


 でも。


 世間的なものがさ。。

 あるやん?

 このご時世って?


「お主!私をお主の屋敷に連れて行かぬと申すのか?お主はワシに接吻をしたのじゃ。わしの星では接吻は結婚の誓いであり婚約じゃ!だからの。何も恥ずかしがる事はないぞ。わし達ははもう夫婦なのじゃ!」

 ニヤリと笑う女の子。

 笑った可愛い顔から出るイタズラな笑顔。

 その笑顔の口から八重歯がキラリと見える。

 八重歯?

 ハラリと結んだはずのポニーテールが落ちる。

「うむ。まだ力が入らんのう。。」


 。。。


 ん?


 っえ!ってか接吻って??婚約って??結婚って???

「いや!いやいやいやいや!!あれは接吻じゃないって海で溺れてたから!助けて人口呼吸しただけ!セップゆんちゃうって!しかも、その、、、接吻をしたら結婚ってルール日本にないから!」

「ほーーーう。お主はワシに接吻をしておいて知らぬと申すのか。いい度胸じゃのう!」

 女の子はまたニヤリと悪い顔で笑う。

「そうじゃのう。。ならばワシは今からケイサツとやらに行こうかの。地球で接吻を同意もなく勝手にしたらケイムショとやらに連れて行かれるのじゃろう?なにやらそこは臭い飯を食って一生そこで暮らすと、、、ケイムショとは辛い所だのう、お主それでもよいのかのう?」

 また髪をまとめながら俺を脅して来る女の子。


 何でやねん。。


 警察って。。


 でも確かにそれは人生棒に振ってしまう。。。


 うぐ。


 うぐぐぐ。


「わかった。一回俺の家に来ていい、よ、で、でもあれは接吻とかキスってものじゃなくて!人工呼吸やから!助けてためにやったんやから!」


「ふぁーーー。。」

 白い女の子は両手を大きく上げあくびをする。

 大きく開けた口からまた少し尖った八重歯がキラッと光る。

 可愛い。

 でも俺の話を聞けよ。


 はらり。

 また髪が落ちる。

 結ぼうとした髪をもはや諦めたのか手を下ろす女の子。

 髪の毛もふわりと舞い、女の子の背中に戻っていった。


 ゆっくりと周りを見渡し。

「ここは心地好い星じゃのう。。。風が気持ち良いし太陽が暖かい、この波の音がまた良いのー、退屈な宇宙船とは大違いじゃ。。」


 ふーーーーー。。

 っと一つ大きな息を吐き出す女の子

 ぱたっとビーチに倒れ天を仰ぐ。

 

「やっと地球に着いたのじゃなー、そしてお主に会えた、わしは幸せな気持ちでいっぱいじゃ。。。さて、わしはこの環境に慣れるために少し眠るからの」

「いやいや。待て待て待て待て。勝手に寝るなって。言ってる意味分からへんし!それからどうやって俺の家まで来るんよ!」

「それはお主に 任せ た ぞ。。。」

 こっちを見る女の子美しい瞳がだんだんとまぶたで被い隠されていく。



 。。。。



 すーー。。すーーー。。。



 寝た。


 寝ちゃったやん。。


 どこまでも高い青い空、太陽から注がれる暖かい日差し、気持ち良さそうに浮かぶ白い雲、心を静めてくれる波の音。

 めっちゃ心地いいもんな。

 そら眠たくもなるわ。


 なんやねん。。

 本当に俺の話聞けよ。

 あれは人工呼吸なんやって。

 キスじゃないんやって。

 それでなんやねんキスで結婚とか婚約って。

 ほんまに一体どんな状況やねんって。。。

 

 俺は眠る女の子を見る。

 一体これ誰なんや?


 うーーーん。



 。。。。



 あーーーー考えても分からん。。

 しかたないし一回帰ろ。。

 俺は女の子を背負う。

 スッと背負う事が出来て驚いた。

 あれ?

 思ったよりこの子軽い。

 え?ほんまにちゃくちゃ軽い!

 えーーー。

 なにこれ。。

 やっぱ人じゃなくって宇宙人?

 ほんまに信じられないくらい軽い。

 でも、これなら苦労せずに家まで運べそうや。

 背負おんぶをして自転車の置いてある駐車場へと向かう。


 ウィンドサーフィンの道具も片付けて。

 俺は女の子とウィンドサーフィンの道具を載せて自転車を漕ぎ始める。

 

 この自分を宇宙人と言う女の子、身長は俺より少し低いくらいで一般の女の子からしたら背はかなり高いわ。

 俺の身長は183cm、やしこの子は170cm前半ぐらいありそうやんな。

 せやのに、背負おんぶをしてる感覚的には少し重めのリュック背負えるくらいしかない。

 なんでこんなに軽いんやろ。

 背中に乗せて片手で軽々支えながら自転車を漕ぐことが出来る。


 街はまだ早朝やからか人通りもなく。

 誰とも会わずに家に帰って来た。

 誰にも見つからなくてよかった。

 見つかったら、なんて説明したらいいか分からへんし。

 俺は玄関のドアを開け。

 部屋に入りたらベットの上に女の子を寝かせた。


 すーーー。


 すーーーーー。。


 気持ち良さそうに寝てる。


 。。。


 寝顔、可愛いなーー。。

 思わず見つめてしまう。。


 ほんまに綺麗な顔や。

 肌もなんかきめ細やかで透明感があるし。

 ほっぺたがもちもちそうで、そしてサラサラで見てると触りたくなる。

 ぷるっとしてる唇も薄いピンク色でなんて言うか、、いい感じや。

 長い髪の毛は真っ白でふわっとしてて顔を埋めたくなるなーー。


 ん?

 これ何?

 頭の毛の中に何かある?

 何やこれ?

 俺は近づいて見てみる。

 こんもりした髪から何か見える。

 俺はチョンっと触ってみた。

 

 ぴょん!

「え??」

 なんか出てきた!

 これ、、耳?

 頭の上に??

 ケモ耳??

 どういうこと??

 マジマジとその耳っぽいものを観察してみる。

 色は髪の毛の色と同じ白。

 大きくはないけど確かに耳や。

 猫の耳っぽい。

 え?

 なにファッション的に付けてるとかなんかなんかそんな感じ?

 カチューシャ的な?

 なんでこんなんつけてるん??


 でも、見れば見るほど本物っぽい。


 俺はめっちゃ近づいて観察しようとよった。

 すると突然ピクン!っと耳が動いた!

「うわ!」

 俺はびっくりして尻餅をついてしまった。。


 やはり人間じゃないんか?

 この子が言ってたみたいに宇宙人??

 いや!

 まぁそれはいい。。

 今はすべき事がある!!!

 この耳。。。


 触ってみたい!!!


 触っていいよね。?

 

 動くカチューシャかもしれんしな!

 頭にカチューシャつけてたら寝づらいやろうし。。

 外したげなあかん!


 俺はそっーーーっと手を伸ばして。


 耳を触ってみる。


 少しふわふわしてる。


 ピクピク。


 慌てて手を離す。。


 耳がパタパタと動いた。


「うーーーーん。」

 女の子が寝返りをうった。

 横向きになって女の子は小さく丸まった。

 

 可愛いい。

 あれは本物の猫耳っぽい。

 うん。

 色々聞きたいけど寝てるしどうしようもないな。

 俺は女の子に布団を掛けてあげた。


 はぁ。。


 これ、どうしたら良いんや?



 俺はどうしたらいいか悩みながら部屋の椅子に座って窓の外の海を眺めた。



 

 これからどうしたらいいんやーーーー?????




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