学校編 不思議で不自然で美しくて綺麗な世界って素晴らしい
俺達は雪の中で四人仰向けで笑った!!
春なのに積もる雪に中で真っ青な青空からふわふわ降る雪を眺めて!
苦しかった事を吹き飛ばす様に笑いが心の奥から溢れ出してきた!
ーーーーーー 日向 海晴 ーーーーーー
俺は掌に浮かぶ光の珠を握った!
途端!
世界は弾けるように輝いて世界が変わった!
地獄の様相だった体育館に俺は帰ってきた。
俺は男との戦いで力を使い果たし気を失って、別の世界へと気を失って思考を飛ばしてしまってたみたいや。
そこで色々な物を見て帰ってきた。
意識を切り替えて辺りを見渡すと、俺の目の前にウッディーがいる。
ゆっくりと目を開けていくウッディー。
何故だか少し顔を俯かせ、腕で顔を隠した。
ウッディーは俺を眩しそうな目で見てくる。
「海晴。。。?」
っ弱々しく呟くウッディー。
まだ気がはっきりしーひんのか。
するとウッディーが突然ガバッと俺に抱きついてきた。
「海晴!ありがとう!」
「ん、おう!無事でよかったわ」
まさかの男からのハグ。
いや、どうせなら可愛い女の子が良かったなー。。
なんて。
ヴェルとかさ。。
すると突然!!
ドガガガガガガガガガガガガガガ!!
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!!
爆音と体育館をも揺らす振動!
突然体育館の屋根と外から物凄い音と衝撃が届いた!
これは黒蘭鋳の雹弾か!!
体育館の屋根に相当数の雹弾が当たり刺さっている。
屋根に刺さった雹弾の氷から光が体育館に光が漏れ込んでキラキラしている。
訳が分からへんほど凄い攻撃や!
あんな攻撃されてヴェルや翔陽、小春にのぞむんは大丈夫なんか!?
オオォォォォオオォォォオオォォォ!!!!!
体育館の外からさらに黒蘭鋳の悍ましい声が閉鎖された体育館まで響いてきた。。
まだヴェル達は生きてる!
俺はウッディーの両肩をそっと推しウッディーから離れた。
そして立ち上がる。
あの黒蘭鋳の声は最後の最後の勝負の声の様に聞こえた!
俺もあっちに行かないと!
俺は立ち上がると体育館の皆んなは大丈夫かと体育館の中に目をむけ見渡した。
すると何人かステージの上で立ち上がってる!
多分、なーちゃんと綾ねぇに翼やな。
三人はボーーーっと俺の方を見守ってる。
よかった。。。
あいつらが無事でほんまに良かった。
俺は一つ胸を撫で下ろした。
他の生徒達も順々に体を動かし目覚め始めてる。
それにしてもあんなに真っ暗だった体育館が眩しい程に明るい。。
なんでこんなに明るいんや。。
あんだけ不安と恐怖を煽っていた真っ暗な暗闇が全く無い。
逆に今は皆んな眩しそうだ。
なんか可笑しいなと思って俺の手を見てみると俺の手は煌々と輝いてた。
掌に二つ光の珠が浮いてる。
でもこの体育館を明るく照らしているのはこの珠だけじゃない。
この明かりの原因は、俺自身、、?
俺から取れも眩しく激しく発光している。
なんか気を失うまでの力を使いすぎて疲労していく様な光じゃない。
今までみたいに俺の内面からっていうんじゃなくて、外側から全て光に包まれているような。そんな感じ。。
怪我して疲労困憊だった俺の体は痛みもなく、さらに何故か少しだけ軽く疲れが取れている様に感じる。
良かった、これならヴェルを、翔陽を、小春ちゃんを助けに行ける!
俺は振り返り光が少し漏れ出ている体育館の扉をバンっと開けた。
扉の先の景色に俺は驚いた、けど今のこの状況それどころではないやんか!
外を見た途端体が反応して駆け出していた。
俺の今開いている扉の先の景色は真っ白な雪原!
春なのにも関わらず雪が降ってる。
空にはもう雲は無くって太陽からキラキラと輝く雪が降っている。
不思議な幻想的な世界が目の前にある。
しんしんと降る雪の向こうに広大な青空が有ってその美しい景色をぶち壊すかのように黒蘭鋳と鮪サイズの黒金魚達が翔陽達に襲いかかってる!
俺は必死に走りって優しく降る雪を吹き飛ばし全力でみんなの所に突撃していく!
翔陽もヴェルも小春ちゃんも雪原に立ち上がる事も出来ずに襲いかかる黒蘭鋳をただただ見てる。
皆のその姿に力強さはなくって、黒蘭鋳が襲いかかってるのにも関わらず臨戦体制を取れていない。
グググっとのぞむんが最後の力を振り絞り様立ち上がりと何やら呪文を唱え始めた。
あのギリギリの状態での呪文なんて悪い予感しかしないわ。。
俺は駆ける!
雪原の上を全力疾走で駆け抜けていく!
体が軽い!
なんでか分からへんけどめっちゃ速く走れる!
「ダーリン!」
ヴェルが俺に気付いた、翔陽も小春ちゃんもこっちを向く。
三人とも無事で良かった。
「海晴!」
「海晴君!」
翔陽と小春ちゃんもこっちに気付いた。
みんながもう目の前に迫る。
何より決死の覚悟で呪文を唱えるのぞむんが目の前だ。
ッダダダ!
「のぞむーーーーん!」
ッバン!
俺はのぞむんに後ろから飛びつき抱きついた。
ボフーーン!!
一緒に雪のグランドへと倒れる。
「ブハ!海晴か!?急に何をするのじゃ!?」
「いやなんか、この状況ののぞむんの呪文って嫌な予感しかしーひんから、へへへへ!」
俺はニカっと軽く笑ってから黒蘭鋳を眺めた!
黒蘭鋳と黒金魚ももうすぐそこまで迫ってる。
俺は立ち上がりながらも地面を蹴って黒蘭鋳に向かって走り出した。
「海晴!」
「ダーリン!」
「海晴君!」
俺の背にヴェルや翔陽達の呼び声が追いかけてくる。
黒蘭鋳を中心に黒金魚達は大きな魚群を作り出している。
しばらく走って俺は走るスピードを緩めた。
翔陽達からは離れたし猛スピードで駆け寄る意味がない。
俺は雪原を歩き始める。
迫り来る大きな魚群!
鮪サイズの黒金魚が作る魚群なんて危険で恐怖しかない!
でも今の俺なら大丈夫!
こいつらを倒して俺が皆を守る!
そして大きな口を開き鋸の様な歯を剥き出し襲いかかる鮪サイズの黒金魚と交錯した!
俺は今、完璧な集中の中にいる!
高速で泳ぎよる黒金魚達の一本一本の尖った歯さえもはっきりと見る事が出来る。
俺は握っていた光の珠を手を開き浮かした。
そして歩きながら襲いかかる黒金魚に光の珠で触れた。
途端に黒金魚はボフンと黒い靄に帰っした。
突撃の勢いで黒い靄は俺を襲ったけど問題ない。
ボフン!ボフン!
幸いな事に黒金魚達は全て俺に向かってきていた。
一歩一歩前へと歩を進めながら光の珠で黒金魚に黒い靄に帰していく。
ボフン!ボフン!ボフン!
自ら俺に向かってくれるんやから慌てず俺と黒金魚の間に光の珠を持っていくだけで黒金魚は勝手に打つかって消えていってくれる。
サイズも大きな黒金魚で良かった。
小さくて無数に同時に襲われてたらどうなってたか分からへん。
ボフン!ボフン!ボフン!
この後黒蘭鋳にこの光の珠で攻撃して終わりや!
その時!
「ダーリン!後ろ危ないっちゃ!!」
ヴェルの声が聞こえた!
俺はヴェルの方へと振り向いた!
途端後ろから大口を開けて迫る黒金魚が視界に飛び込んできた!
「っっっやっっば!!!!」
俺は体を捩ってギリギリで黒金魚を避けた!
無理に避けたから俺はボフンと雪の積もるグラウンドに倒れてしまった!
やばい!
俺は雪の中で全ての黒金魚を見失った!!
どこから来るか分からへん!!
とにかく俺は黒蘭鋳がいる方へと腕を伸ばした!
ボフン!
上手い事一匹の黒金魚がそこへ突っ込んできたみたいで一匹黒い靄となった!
俺は俺は慌てて立ち上がる!
立ち上がる最中にも一匹襲ってきた黒金魚を靄へと帰した。
立ち上がり見回すと残りの黒金魚が泳ぎ迫ってる!
数は減ったけどまだまだいる!
ボォォボォォ!
黒蘭鋳が何か指示するかの様に吠えた。
すると黒金魚達は突撃を止め俺の周りをぐるぐる回り始めた。
ちょうど俺の攻撃がとどかない絶妙な距離だ。
一匹を狙ったら他の黒金魚が回る勢いそのままにすごい勢いで俺に襲いかかるだろう。
動きずらい。。
ん?
黒蘭鋳も少し離れた所にいるのだが、途端に口を開いた。
そしてその口から無数の小さな黒金魚を生み出し始めた。
これは良くない。
まずはあれ止めなあかん!
俺は俺の周りを回る大きな黒金魚を無視して黒蘭鋳へと歩き始めた。
どんどん歩くと。
歩くのを止めようと大きな黒金魚達は慌てて襲いかかってきた。
襲いかかってきたらさっきまでと同じや!
俺は慌てずに光の珠で迫ってる来る大きな黒金魚を闇の靄へと帰した。
新しく生まれてしまった無数の小さな黒金魚に俺は歩き寄っていく。
群れ塊大きな魚群となっている黒金魚達はボォォォォォという黒蘭鋳の号令ともに俺に突撃を始めた。
鮪サイズの黒金魚とは違い、今生まれてきている黒金魚のサイズは拳サイズ、小さいから大きな黒金魚より弱く感じるかもしれないけど、そんな事ない、拳サイズの物が高速で打つかってくる、それは人に思いっきり殴られるよりも痛い、っていうか痛いどころではないし鰓まで裂けた不自然な大きな口からは鋭い牙もある。
服などやすやす切り裂くし皮膚も切り裂かれる。
それが大群で一人に襲いかかったら洒落にならない。
俺は降る雪を散らしながら迫る魚群にを睨みつけた、ヴェルを翔陽を小春ちゃんを、のぞむんに、クラスメイトのなーちゃん、綾ねぇ、翼にウッディー、学校の先生達に同じ学校の皆んなを助けるんだとその気持ちで、俺は恐怖や不安を心の光でかき消す!
あの別の世界です、したい事をしっかりと見据えたその時俺はすべき事がはっきり分かったんや!
目の前に迫る何百匹という鮪サイズと拳サイズの黒金魚達の魚群、そのせいでもう目の前は真っ黒!
黒金魚しか見えへん。
俺は左手で持つ片方の光の珠を魚群の方へと掲げた。
「これは光の珠を使わないとどうしよもないよな。。」
真っ黒な黒金魚の魚群と交錯する瞬間に俺は掌の上にある光の珠を握り。
「弾けろ!!」
すぐに握った手を開いた。
光の珠は弾けるように炸裂した。
黒金魚達に襲いかかる光!
その光を浴び黒金魚達は不安や絶望と同じように黒い靄すら残さずにかき消えていった!
「よし!」
俺はどうだと黒蘭鋳を睨みつけて、ッザッザと雪の上を堂々と歩み寄っていく。
黒蘭鋳までは光が届かなかったみたいやな、、黒金魚達が盾になったんか。。?
あの黒蘭鋳に意思があるか分からへんけど、驚愕した表情を見せた後に殺意の篭もった目を俺に向けてきた。
俺を殺そうというハッキリした意思を俺は感じ取った。
ッザ!ッザ!ッザ!
ゆっくり歩く俺のスピードはどんどん上がり、ついには駆け出し始めた。
それに呼応するかの様に黒蘭鋳も長い美しい鰭を靡かせて俺に泳ぎ寄ってきた。
正真正銘の最後の激突。
何枚もある長い黒く美しい鰭を俺に思いっきり黒蘭鋳が振り抜いてくる。
この鰭の攻撃をくぐり抜けないと俺は黒蘭鋳に手を出せない。
透く鋭い黒蘭鋳の鰭をッシャっと頭を下げてギリギリ避ける。
めちゃくちゃ速い攻撃だけ見えてる。
お俺は今絶好調なんやと思う、黒蘭鋳の鰭攻撃はめちゃくちゃ速い!、、んやけど円を描く様に来る攻撃で直線的、軌道の変化が無ければ攻撃の先が見えるから避ける事は出来る!
このまま突撃して足を緩めることなく黒蘭鋳の所まで行けたら。
もう一つあるこの光の珠であいつを倒して終わりや!
でも。。
どうやって倒す?
さっきみたい小さな黒金魚を倒した時の様に光の珠を弾けさせたらいいと思うやけど。
あんなに大きなやつあさっきの光で吹き飛ばせるんかな、少し心配やな。
どうやたら絶対勝てるんやろ。。
俺は黒蘭鋳の襲ってくる鰭攻撃を避けながら少し考えてた。
こんな事考えながら出来るって俺マジ今絶好調やな。
みるみる黒蘭鋳との距離が縮まる!
ヒュンヒュンと襲ってくる鰭、俺はもう完全に見切ってる!
もう鰭の攻撃のパターンタイミングまで分かってきた気がする。
この光の珠をただ弾けさせたら、倒せるか不安やからどうしようって思ってたんやけど。
どうしたらいいか分かった!
光の珠を黒蘭鋳の中で弾けさせたら普通に外で弾けさせるより効果的や!
ヴェルと見たアルマゲドンって映画でも同じ事をやってたし!!
そうしよ!
シュン!!
前から襲い来る鰭を俺は避けた!
もう黒蘭鋳が目の前!!
いける!!
っと確信した瞬間、そうはさせないと言うかの様に、俺の周りに同時に全ての黒蘭鋳の鰭が襲いかかって来ていた!
さっきまでのタイミングも襲って来ていたリズムも、速さも違う!!
逃げ場がない!!
何でやこれ!!
まさか。
この最後の攻撃に向けてずっと俺を全ての鰭が同時に届くこの場所に、わざと誘い込むように仕掛けて、鰭を振り抜いていたんか!?
どうりで避けやすかったはずや。。
俺を誘導してたんか。。
やられた。。
にしてもこれはほんまにやばい!!
上下左右から同時にものすごい勢いで襲いかかる鰭!!
この光の珠を使えばこの鰭は消しさる事は出来るやろう、でもそれをしたらこの黒蘭鋳を倒す手段がなくなる!!
でもこの鰭の攻撃をなんとかしないと。
俺このヒレの攻撃を食らって死んだら元も子もない!
誰も助けられない!
避けないと!!
避け、ないと。。
でも逃げ場がない。。
どうやって逃げるのか。。
なんとか。。
な。なんとか。。
避け。。
ッバシュ!!
「うわ!!」
俺は突然宙に浮いた!
誰かに脇を抱えられてる、??
「ダーリン!危なかったちゃ!」
「ヴェル??」
後ろを見るとヴェルが俺を抱えて飛んでた!
嬉しそうに笑ってる満面の笑みだ!
ヴェルを見た途端少しだけ俺の中で安堵の気持ちが湧いてきた。
俺も思わず笑顔になってしまう。
俺達に向けて黒蘭鋳の鰭が襲いかかる!
ヴェルとの再会を喜んでる場合じゃない!
黒蘭鋳が絶対当たる必殺の攻撃、その攻撃で俺を殺れると思ってたはずなのに、ヴェルの介入によって邪魔されて必殺の攻撃が外れた、その事に憤慨している様子が見てとれる!
その様子を見るにあたり、あの目の前まで相手を引き込んでの瞬間的な同時攻撃があの黒蘭鋳の最後の手やったんやろう!
俺はそれ以上の必殺の攻撃を黒蘭鋳は持ってないと確信した!
「ヴェル俺、あいつを倒してくるから、ちょっと離れてて!」
「だめだっちゃダーリン空中じゃ身動き取れないっちゃ!うちも行くっちゃ!」
「でも危ないで!」
「ダーリンは危ない事を勝手に一人でするつもりだっちゃ?」
「あ、ああ。。」
「飛べるうちと、珠を出せるダーリンがいたら勝てるっちゃ!」
「そうだな。。」
「勝手にどっか行ったり一人で戦ったり言いたい事はいっぱいあるけど、とにかく今はあいつを倒すっちゃ!!」
ヴェルちょっと怒っってる、、?
ッシュン!
鰭を避けながらヴェルは俺を抱えて下降し黒蘭鋳に向かって突撃を始めた!
ヒュンッヒュンと襲いかかる鰭を避けながら向かって行くヴェル!
はぁはぁはぁとヴェルの息遣いが聞こえる。
後ろにいるヴェルの息遣いがどんどん荒くなる、ヴェルはこんなにすぐ疲れるはずじゃない、すでにここまでの戦いで相当消耗していたんだろう。
「ヴェル!大丈夫か?がんばれ!」
もう黒蘭鋳は目の前!
そして最後の同時鰭攻撃が黒蘭鋳から振り出された!
「ヴェル大丈夫か??」
「大丈夫だっちゃ!うちはダーリンが帰ってきて!今!一番絶好調なんだっちゃーーーー!」
ヴェルは叫びながら何本も迫り来る黒蘭鋳の鰭の隙間を回転する様にクルッ、ヒュンっとすり抜けた!!
「抜け、 たっっちゃ!!!」
ヴェルが黒蘭鋳の鰭により斬撃攻撃を突破してくれた!
俺の目の前には黒蘭鋳がいる!
「うおおおぉぉぉぉぉ!!」
俺は叫びながら黒蘭鋳のぼこぼこした頭を思いっきり光の珠ごと殴りつけた!
ヴェルの突撃の勢いと俺の殴りつける力で俺の腕は黒蘭鋳のぼこぼこ頭に突き刺さった!
「これでもくらえ!!!」
黒蘭鋳の中で手で光の珠を弾けさせた!
ヴォォォォォォォォォオオォォ!
ッパ!!!
光の珠は黒蘭鋳の中で弾けた!!!
光が一気に辺り一面広がる!
その弾けた光と共に黒蘭鋳も声も出せずに弾けた。
黒蘭鋳は破片となり、最後はその破片まで光に飲みこまれ黒い靄にもなる事も出来ず消えていった。
俺とヴェルは雪の積もる校庭へとそっと降り立った。
「終わったちゃ?」
「俺達、倒したやんな??」
俺とヴェルは顔を見合わせながら確認し合う。
「うん!終わった!」
「倒してるっちゃ!」
。。。
俺達は辺りを見渡して敵が居ないか確認する。
あるのは雪の積もったグラウンドと真っ青な空!
黒い敵らしい物は物は何も無い!
勝の実感が沸々と湧いてくる!
「やったっちゃーーーー!」
勝利を確信したヴェルが思いっきり抱きついてきた。
「よかった!みんなを守れた!いや、、だけじゃないか、俺も守ってもらったしな!はははは。」
「ダーリン!守って守られて!うちらでこの学校を守ったんだっちゃ!」
「そうやな!それやわ!俺らで皆を守ったんや!!」
「海晴!!大丈夫か!!」
「海晴君!!すごい!!」
翔陽と小春ちゃんも駆け寄ってくる!
「翔陽小春ちゃん!!よかった!」
ボフン!!
「おわ!!」
「っちゃ!!」
翔陽と小春ちゃんが俺達に飛びついて来た!!
ボフンと俺達は押し倒されて降り積もった雪の中に倒れ込んだ。
「あはっはははっはは!!」
「ははははははははは!!」
「ふふふ!」
「あははははははは!!」
俺達は雪の中で四人仰向けでめちゃくちゃ笑った!!
春なのに積もる雪に中で真っ青な青空からふわふわ降る雪を眺めて!
苦しかった事を吹き飛ばす様に笑いが心の奥から溢れ出してきた!
「海晴よくやったのう!」
のぞむんが笑う俺達を覗き込んだ!
「のぞむん!」
のぞむんも来てくれた。
「海晴に途中いなくなって、どこでどうなっておったか聞く前に、まず、あれを何とかせねばいかんのう」
のぞむんは黒蘭鋳が散った方に目を向ける。
「え?」っと俺達は立ち上がった。
っとそこには時空の尖がそこに現れてた。
今までと同じように空間がグニャグニャ歪んでいてその歪みの棘が伸びたり短くなったりしている。
何っていうかそこにはあるんだけど光が屈折している感じで向こう側が歪んで見える。
これはあの空から降って来た海月や海の巨大烏賊の時と同じ。
今回は雹を降らす黒い金魚。
あの目の赤くて黒い蛇がいる時いつもこうなる。
そして俺はあの赤い目の蛇を従えている男と戦った。
ということは元凶は。。
あのタトゥーの男なんか?
あれは一体誰なんや。。
「海晴」
翔陽に声かけられて俺はハッとなった!
「早くこの気持ち悪いグニャグニャ消してしまおうぜ。」
「ああ、そうやんな、前は触ったら消えたから今回も触ったらいいよな?」
「うん、多分それで消えるっちゃ!」
多分って。。
俺は恐る恐る時空の尖に手を伸ばした。
俺の手が時空の尖に触れると同時に俺の体全体から光が放たれた!!
その光に飲まれる様に時空の尖は消え去った。
俺の体から発せられた光もすぐに収まりそこに悪い物は全てなくなった。
太陽の光が俺たちを照らす。
俺達はもう一度グラウンドの真ん中で喜び四人で抱き合った。
雪の積もったグラウンドは幻想的でキラキラと降る雪とその間に差し込む太陽の光、見事な青空もあってとても不思議で不自然で美しく綺麗な世界がここにあった。
俺達は安堵の元その美しい景色を眺めながら。
学校を守れた喜びを噛み締めて四人で嬉しい感情が弾けだす様に飛び跳ねた!




