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こんなにも世界は素晴らしい!  作者: R0ssi
第一章 崩壊と運命
41/110

学校編 戦いの中で成長するって素晴らしいっちゃ



 青空の中、白いカーテンと黒いカーテンがオーロラの様に形を変えながらキラキラ光りながら学校にかぶさっていく。。


 きっと危険がなかったらすごい美しい光景なんだろうな。


 その非現実的な光景をうちの目を奪った。




 ーーーーーーーーリム・ラヴェルーーーーーーーー

 

 はっきり言って。。


 うちはまだ学校の人達とは始めた会ったばっかりだし。


 そんな初めて会った人達が傷ついても別に他人事だし。


 うちは別に平気だっちゃ。


 さっきまでの阿鼻叫喚の教室の中にいても心は傷つかなかった。


 でもね。

 これからクラスメイトになるという地球人達が傷つくことで大好きなダーリンや翔陽が傷つくなら。。

 

 皆んなを傷つけられた姿を見て愕然とするダーリン。

 うちはダーリンのあんな苦しそうな顔は絶対見たくないちゃ。。


 翔陽も小春もそうだっちゃ。


 だから、無闇矢鱈むやみやたら傷つけるあの真っ黒なブクブクな魚はうちが絶対倒してやるんだっちゃ!


 空に浮かぶ積乱雲を見ると初めの時よりだいぶん小さくなってるちゃ。

 もうあの積乱雲から雷のパワーは感じないっちゃね。

 もう、雷は落とせそうにないっちゃ。。

 ここから思いっきり放電したらあの真っ黒な気持ち悪い魚までうちの電撃届かないかな。。?

 届く届かないじゃないっちゃね。

 とにかく全力でやってみるっちゃ!!!

 

 あのおっきい黒い魚がすぐ側まで来るまで力を貯めて、全力をぶっ放すちゃ!!!

 石柱に刺さってブクブクの魚の身動きが取れてない今がチャンスなんだっちゃ。


 集中だっちゃ。。。

 目を閉じて全ての感覚を掌へ。。

 掌が暖かくてピリピリしてる。

 このピリピリ。。

 もっと強くしたい。


 やってみるっちゃ。。


「翔陽小春!ヴェルが集中しておる、ヴェルのフォローをしてやるのだぞ、お主達の力ならそれが出来るはずじゃ!」

「「はい!」」

 

 のぞむんと翔陽、小春が喋ってるっちゃ。

 だんだん暖かかった掌が熱をおびてピリピリするのが強く大きくなってる。

 うちは目を開いた。

 思ったよりいっぱい生き残ってるっちゃね。

 おっきな黒い魚達は石柱を避けながら続々と迫ってきている!!!


 突然、ブオオォォォォォォォオオォォ!!っと黒いブクブクが叫んだ。

 そして物凄い勢いで体を震わせて突き刺さった石柱をへし折ったっちゃ!

 グランドの少し上をフワリフワリと浮く黒いブクブク、またも口を開け黒い 魚達を放っている。

 

 くそー黒蘭鋳が動けるようなってしまったっちゃ。

 じゃあまずは目の前のこいつらをやってやるっちゃ!!!

 迫る大きな黒金魚は十匹以上!!

 やってやる!

 殲滅だっちゃ!!!

「うぉりゃーーーー!!!」

 うちは思いっきり雷の珠を投げた!!!

 さっきよりも珠を大きく出来たから絶対いけるちゃ!

「いっけーーーーー!!」

 バリバリバリバリ!!!

 雷の珠は電撃に形を変え迫り来る黒い魚達を襲った!!

 痺れて黒い魚達がの動きが止まったっちゃ!

 雷に痺れブルブルと痙攣する黒い魚達、頭の先や尾鰭の先からどんどん靄へと変わっていく!

 数秒と掛からず黒い魚達は黒いもやへと帰っていったっちゃ。

 

「やったっちゃーー!!!!!」

 うちは嬉しくて空中でぴょんと跳ねた!

 その時石柱の影からバッバッバッと黒金魚が飛び出した!!

 ドスドスドス!!!

 あれ何でだっちゃ?

 飛び出てきた黒い魚達に氷の大針が突き刺さった!

「よし!」

 小春は可愛い顔してガッツポーズをしてる!

 石柱に隠れてうちの電撃を避けた黒い魚がいたっちゃ?

 むーーーーうちは悔しいっちゃ。。。

 

「ふむ、ヴェル、良い攻撃だったんだがのぅ。石柱が避雷針となり邪魔をしておったのぅ」

「ヒライシンってなんだっちゃ?」

「避雷針とはのぅ雷を地面に誘導する仕掛けじゃ。もっと多くの黒い金魚を倒せた攻撃も避雷針で威力半減したのじゃ、と言うことは、わかるかヴェルよ、お主は無駄な雷のエネルギーを消費してしまったのじゃ」

「むーーーわかったっちゃ。あの石のトゲトゲに電気はダメって事だっちゃね?」

「うむそういう事じゃ!」

 

 ゴゴゴ。。。


「うお!」

「きゃ!」

 のぞむんが出した石のトゲトゲが低くなり始めた。

 ゆっくりとみんな下がっていくっちゃ。

 うちだけ空中に浮いてる。

「ヴェルさん単独になったらだめだ!!早くこっちへ!」

「わかったっちゃ!」

 また黒い魚の群れが迫っている!

 まだ生き残りがいたっちゃ。。

 ゴゴゴゴゴ。

 どんどん石のトゲトゲ下がっていく。

 石のトゲトゲがなくなったら、さっきのぞむんが言ってたみたいにヒライシンのせいで、うちの電撃が途中でなることもないかも。。 


 あ!良い事思いついったっちゃ!

 トゲトゲに邪魔されるなら上から電撃したらいいんだっちゃ!

 うち賢いっ!

 うちは上空へヒュルルルルルっと上がって行く!

 空からなら誰がどこにいるかもよく見えるっちゃ。

 うん、まだまだ結構な数の黒い魚がいるっちゃねー!

 しかもその黒い金魚後に波状攻撃でさらに新しい金魚達が泳ぎよってるちゃね!

 ここから電撃を。。あ、でも、範囲的に上からの電撃じゃこの範囲全部は攻撃出来ないっちゃ。。

 

 うーーん。


 やっぱりうちの攻撃は正面からの方が。

 上から見てると黒いボコボコした魚の近くの方が石のトゲトゲが引っ込むのが早いっちゃ。

 これなら少し待ったら翔陽達のとこからでも攻撃できそうだっちゃ!

 うちは雷の珠を作りながら翔陽達の所に降りていく。

 掌にが熱くなるくらいの力を込めて作るんだっちゃ。。

 集中するっちゃ。。。

 少し目を閉じてみる。

 いい感じ。。手にドンドン熱が帯びているのがわかるちゃ。

 ん。。あれ。。?ちょっと待って。

 掌も熱くなってきてるんだけど。。

 何か胸の中にも温かい物があるちゃ。。

 これは何。。

「ヴェルさん来てる!危ない!!!」

 翔陽が何か言ってるっちゃ。

 うちは目を開いた。

 目の前にはうちの方へと方向を急に変えて押し寄せる黒い魚の大群!

 そしてうちの掌の上にはいつもより少しだけ大きな雷の珠が浮いているちゃ!!

 大丈夫だっちゃ、間に合うちゃ!!

 黒い魚達がこっちに向かって来てくれたから黒いボコボコにも電撃出来そうだっちゃ!

 ちょっと逃げたふりして方向を整えるっちゃ!!

 うちはクルッと後ろを向いて逃げる。

 でもちゃんと黒い魚達を見ながら雷の珠を投げるタイミングを見計らってるっちゃ!

 うちの後ろを追いかけてくる黒い魚。

 速いっちゃ!!

 もうちょっと下降したら一列であの黒いボコボコも攻撃出来そうなのに、黒い魚が速いから間に合うか微妙だっちゃ。。

 いや、間に合わないっちゃ。。

 この大きくできた雷の珠を使うしかないっちゃ。。?

 ふっと翔陽の戦いがうちの脳裏によぎった。

 うん、そうだっちゃね、もう一つ、方法があるっちゃね。。

 でも出来るかな。。

 うちはもう一つのてのひらを見た。

 うちは願うように力を込める。。

 お願い出来て。

「ヴェルちゃん危ない!!」

 小春の声がうちを救ったっちゃ。

 もう目の前に黒い大きな魚がいたっちゃ!!

 ビュン!!バシュ!!

「痛っ。。!!」

 刃の様な黒い魚の鰭がウチのほっぺたから耳まで掠めたっちゃ!

 きっと血が出てる。

 でも確認する時間はないっちゃ!

 まだまだ列を成して黒い大きな魚が襲いかかって来てる!!

 ビュン!ビュン!

「っちょ!待つっ!っちゃ!」

 ビュンビュンとうちに襲いかかる黒い魚達!

 一度突撃してくるとうちの周りをどんどん回り始める黒い魚達。

 もう何か考えてる場合じゃないっちゃ!!!

 ビュン!

 せっかく大きくなったけどこの雷の珠を使うっちゃ!!

 このうちの周りを回る黒い魚を全部倒したい。。

 ビュン!ビュン!

 うちはどんどん攻めてくる黒い魚を避ける!

 いつもみたいに真っ直ぐ線じゃなくってうちの周りに円を描くように電撃をできたら。。

 ビュンビュン!!

 迷ってもっても仕方ないっちゃ。。

 

 うちは両手で雷の珠を持って投げずにそこで雷の珠を爆ぜさせたっちゃ!!

 

 雷の珠はブゥンって一気に広がっていく。

 

 うちを中心に雷にのエネルギーが球体となり一気に広がったっちゃ!

 そしてうちの周りを回っていた黒い魚達も一気に雷の球体エネルギーに飲み込まれた。


 大きな球体がうちの周りでバリアを張る様にできた!

 うちもその雷の中にいて体がピリピリするっちゃ。

 でもやな感じじゃない。。

 どっちかいうと力が体に満ちてくるような感じだっちゃ。。

 黒い魚達は痺れてる。

 今なら。。


 うちは目をつむった。

 やっぱり胸の中に何かがある。

 さっきより強くそれを感じることができるっちゃ。。。

 うちはそれを感じながら雷の珠を創り出した。

 いつももの雷の珠より強い力を感じるっちゃ。

 そして集中してさらに雷の珠を大きくする。

 いい感じだっちゃ!!

「よし!」


 うちが目を開けた途端ッパッと雷の球体は消えた!

 周りで黒い魚が痺れてる!

 黒い魚達はもやになって消えなかったけど、何だか大丈夫って自信がうちの中に溢れてきてるっちゃ!


 やってやるっちゃ!!!

 うちは一気に後ろの飛び下がって黒い魚達を全部攻撃範囲に入れた!!

 

「いっけぇーーーーーーー!!」

 うちは思いっきり雷の珠を投げた!!!

 雷の珠はいかずちに変わって黒い魚達をつら抜いて黒いボコボコをに向かっていった!!!

 おお!!おっきいっちゃ!!!

 今までより大きい雷が一気にボコボコを貫いた!!


「よし!!やったっちゃーーーー!!」

 うちは喜びのあまり空中でくるりと回った!

 やった!

 うち強くなってるっちゃ!

 嬉しい!!!!!

 

 あ。でも遠くにいる黒い魚達は消えてないっちゃ。

 黒いもやは大きなボコボコボコから少しだけ立ち上っているけど、まだ完全にじゃ消えてないちゃ。。。

 

「ふぅーーーーーー。。」


 体が重いっちゃ。

 一回休憩したいっちゃ。。。

 今の攻撃は凄い力を使うっちゃね。。

 小春と翔陽の所へ一回戻ろ。。

 あ、でももう一人あの氷の大張に乗ったら落ちちゃうかな。。

 のぞむんの所に。。


 ヒュルルルルル。


 とん。

 うちは氷の大針に立つのぞむんの横に降り立った。


「ヴェル凄いのぅ!よくやったのぅ!」

 のぞむんがうちを褒めてくれた。

「ありがとだっちゃ!うち嬉しいっちゃ!でも、あの電撃は凄い疲労感だっちゃ。。」

「そうだろうのぅ、その前の雷の球体の良いアイディアだのぅ!」

 のぞむんがポンっとうちの頭を撫でてくれた。

 褒められるって嬉しいっちゃ!

「そなんだっちゃ!上手くなるって楽しいっちゃ!」

 うちは疲れて忘れてピョンっと飛び跳ねた。


 ゴゴゴゴゴゴゴ。。

 ドンドン石の柱が下がっていってちゃ。。

 今は二階の教室くらいまで降りてきてる。

 黒いボコボコどうなったかな?

 もう早くもやになって消えていってくれたらいいのに。。。

 黒いぼこぼこの方へと目を向けると、遠くにいた黒い魚達は痙攣が収まって泳ぎだしてるっちゃ。

 黒いボコボコはお泳いだりはしてないけど、また口から黒い魚を吐き出してるっちゃ。

 すごい勢いで大っきな黒い魚達を生み出していってる。

 黒いボコボコの前にあっという間に大っきな真っ黒い魚群が出来上がっていくっちゃ!!

「もーーー!本当にしつこいやつだっちゃ!!」


 ボォォォォォォォォオオオ!!!

 黒いボコボコが吼えた!

 その声を聞いた途端に迫って来ていた大きな黒い魚は急激にスピードを上げて迫ってきた!!

 急に凄い速いちゃ!!!

 さっき翔陽と戦った時に見せた猛スピードでの突進!!!

 後ろの新しく生まれてきた魚群もこっちに向かって泳ぎ出したっちゃ!

 その後ろでまだボコボコは黒い魚を生み出し続けてる。。


 あ!

 速すぎるっちゃ!

 少しの間ボコボコに意識を移したら大っきな黒い魚はもう目の前にいるっちゃ!

 

「もう一発うちの電撃で痺れさせてやるっちゃ!!」

 横を見たら翔陽も小春も掌の上にそれぞれの珠を作り出しているっちゃ!


 珠を早く創り出さないと。。

 はぁはぁはぁ。。

 あれ?何でだっちゃ、息が切れる。

 珠がなななか出来ないっちゃ、それに、なんか疲れるっちゃ。。

「んーーーーーーーーー。。!!」

 ッポっと雷の珠がうちの手の上に浮いた。

 何とか創り出せたっちゃ、

 大きさはさっきのサイズよりすごい小さい、ビー玉サイズ、さっきまでの熱さもピリピリ感も無いけど、仕方ないっちゃね。。

 翔陽も小春ものぞむんも珠を投げようと手を振りかぶり黒い金魚を睨みつけていた。

 よし!うちも一緒にいくっち、、!!


 ボォォォォォォォォォォォォオオオオオ!!!

 珠を投げようと四人が振りかぶった途端!

 突然黒いボコボコが迫り来る黒い魚に吼えた!!


 耳を塞ぎたくなるくらいの大きいな雄叫び、その声は下っ腹に響きその響きが教室やクラスメイト達をボロボロにした映像を脳裏に蘇らせ恐怖を煽ってくる。

「あんなことはもう十分だっちゃ!!」

 うちが黒いいボコボコを睨みつけたら、一列で向かってきていた黒い金魚達が突然ッバっと広がった!

 学校を覆う様に黒いカーテンみたい。

 もしかしてまたあの雹弾を打つ気だっちゃ???


 ボゥォォォォォォオオオオ!!ォォォォォォオオオオォォォォ!!!!!

 さらに叫ぶ黒いボコボコ!!!!


「なんてことじゃ!!まだそんなに力を残しておったのか!皆の者構えよ!雹弾がきよるぞ!」

「クッソ!!」

「やっぱりだっっちゃ!?」

 ピョンと翔陽が二階くらいの高さの石柱から飛び降りた!

「小春こい!」

「はい!!」

 小春は躊躇なく翔陽に向けて飛び降りっちゃ。

 え?小春そんなとこから飛び降りて大丈夫なんだっちゃ?

 うちの心配をよそに小春は見事に翔陽の腕の中に収まった。

 収まったその姿はお姫様抱っこ。。

 それ、すっごい!!微笑ましいっちゃ!

 うちも絶対あれやってもらおっ!


 ゴォォォォッ!

 ん!?

 空からすごい音がするっちゃ!


 目の前の空では黒い魚のカーテンの後ろにキラキラ光る白いカーテンがさらに被さって来てる!

 青空の中、白いカーテンと黒いカーテンがオーロラの様に形を変えながらキラキラ光りながら学校にかぶさっていく。。

 きっと危険がなかったらすごい美しい光景なんだろうなって。

 その非現実的な光景をうちは目を奪われてしまった。


 後ろから迫る白いカーテンは目の前の黒い金魚を突き抜け、黒いカーテンを消し去ったっちゃ!

 大っきな黒い魚を撃ち抜いても雹弾は勢いを緩めず私達に襲いかかった!!

 雹弾のサイズがクラスを壊した時より大きいっちゃ。。

 黒い魚の大きさと同じ大きさの雹弾!

 ギラリと尖った先端を光らせて信じられない数が襲いかかって来てる。。 


 これはどうしたらいいっちゃ。。

 うちの目の前にはもう大きな雹弾が迫ってる。

 うちの雷の珠ではこれはどうしようもないっちゃ!!

 避けるしかないっちゃ!


 目の前に迫る雹弾!!!

 飛んでるうちは空中で体を縦にして飛んで来る雹弾を避る態勢をとる!

 シュン!

 まず一つ目!

 うちは目の前から向かってくる雹弾をくるりと裏返るように避ける!

 次は二つ並んで迫る!

「っちゃ!」

 シュシュン!

 狭い二本の雹弾の隙間を体を縦にして避けた!!

 避けた!なのに次の瞬間目の前に別の雹弾があった!

 や、やばいっちゃ!

「っちゃ!!」

 ッジュン!!

 ほっぺたに雹弾が掠った。。

 避けた雹弾の裏にもう一本あって見えなかった。。。

 危なかったっちゃ。。

 まだまだいっぱい雹弾の弾幕がきてる!!

 隙間がないちゃ!

 うちの電撃じゃ吹き飛ばしたり出来ないし。。

 間を抜けるしかないっちゃ!!!

 うちは雹弾と雹弾の一番間隔の大きな所に滑り込む!

 間隔の大きな所は。。

「ここだっちゃ!!!」

 腕を体にピッタリつけて体を裏向けて雹弾スレスレに体を滑り込ませる。

 太い歪な形の尖った雹弾、でも歪だから今ままじゃ雹弾の曲がって飛び出でた部分に当たっちゃうっちゃ。。

 体を雹弾の形に合わせて回し込んでいく。

 ッジャ!!

 雹弾が見事に私を通り過ぎていった!!

 まだまだ雹弾が続くちゃ!!

 シュンシュン!シュン!

「っちゃ!っちゃ!」

 雹弾が体を掠めて飛んでいく。

 どんどん襲ってくる雹弾。

 やばいっちゃ!!

 シュン!シュシュンジュン!!

 うちは飛んで来る雹弾を必死に必死に避け続ける!

 こんな大きな雹弾!

 シュンシュン!

 当たったら刺さったら死にかねないっちゃ。


 シュンシュンシュンシュン!!!

 もうちょっとだっちゃ!!

 遠くに空が見えてきたっちゃ!


 シュン!!シュシュシュ!!


 シュン!。。


 あ!!

 次がラストだっちゃ!!


 シュン!!シュンジュンジュン!!


 ッジャ!


 ッパ!!!

 抜けたーーー!!!!!!

 目の前には真っ青な青空と白い雲が飛び込んできた!

 何だか小さくなった積乱雲が浮いてる。


「やったっちゃーーーー!!」

 本当に、危なかったっちゃ、ギリッギリ、歪な雹弾がうちの大切な白虎ビキニに掠ったっちゃ、胸の谷間の細いとこだからうちの一張羅が切れたかと思ったっちゃ!

 千切れてなくてよかったっちゃ。

 確かめてみる。


 あ!

 でもちょっと切れてる。。

 真ん中の紐が半分くらい!

 体も至る所を雹弾が掠めて切り傷から血が流れてる。

「もう!あの黒いぼこぼこうちの一張羅を!絶対許さんちゃ!!」

 うちは掌の上にあった雷の珠に集中するために目を閉じる。

 さっきの胸の中にあった温かい何かを探してみる。

 さっきは力を使えなくなってたけど、少し回復してるっちゃ。

 胸の中の力を使えたらいいのに。

 そう思いながらうちは雷の珠に集中していく。

 珠に力が伝わるのが時間がかかるちゃ。

 やっぱりうちまだ完璧には回復してないっちゃ。


 ボ、ボ、ボォォォぉ。。。。

 黒いボコボコが力なく鳴いた。

 ボコボコも疲れてるっちゃ?

 チャンスだっちゃね!

 うちは目を開けた

 雷な珠は少しだけ大きくなった。

 弱ってるボコボコ!

 倒すっちゃ!!

「くおぉのやろーーーーーー!よくも!うちの一張羅をぉ!!!」

 うちは思いっきり雷の珠を投げた!

 石の柱はすでに全て引っ込んで黒いボコボコまでの間に何も障害物はないっちゃ!

 一直線でうちの電撃は閃光とバチバチと音を響かせながら黒いボコボコを襲った!

 

 バリバリバリバリバリバリ!!!!!!!!!!

 

 黒いぼこぼこは声をあげることも出来ず口から何かボボボ、っと何か分からない音を溢しながら、ドサンとまたグラウンドに落ちた。

 見事な薄いひれがゆっくりと舞い落ちてフワリと黒いボコボコの上に重なる。


「ふん!ざまーみろだっちゃ!!」

 ッキっと黒いボコボコを睨みつけて、少し冷静に戻ったうちは辺りを確認したっちゃ。

 辺りにはの信じられない数の雹弾が刺さってる。

 グラウンドや学校に突き刺さった雹弾はキラキラ光り、まるで氷の敷き詰められた花畑の様だっちゃ。

 うちはその光景を見て翔陽と小春、のぞむんがこのすごい量の雹弾の弾幕をやり過ごせたのか心配になった。


 うちは慌てて翔陽と小春を探した。

 あれ、見当たらないっちゃ。。


 どこだろ??

 

「翔陽ー!小春ー!どこだっちゃーーー??」


「ヴェルちゃんこっち!」

 小春の声がするっちゃ!!

 声の方を見ると。


 あ!

 いた!!

 二人は学校に植えられている広葉樹の影に隠れて雹弾をやり過ごしていたっちゃ!

 広葉樹には何本も雹弾が刺ささって、鋭く尖った雹弾は太い木の幹を深く裏側に突き出すように刺さってる。

 うちはその貫かれた広葉樹を見て大丈夫か急に不安になった。

「翔陽、小春、大丈夫だっちゃ????」

 うちは出来る限りのスピードで翔陽に飛びよった!

 翔陽の膝の上に小春は抱き抱えられているっちゃ、どうやら翔陽が小春を飛び降りて受け止めたその後に、そのまま抱き抱えて広葉樹の裏に隠れて守ったようだっちゃ。

 大丈夫そうでよかっちゃ、って一安心したけど。


 小春は翔陽から起き上がって振り返り翔陽の顔を見た、途端に小春の顔が曇った。。

 その顔を見てうちはまたも不安に襲われる。

「翔陽君!!ねぇ!大丈夫!!」

 小春の左頬が赤く染まってる。

 まるで血飛沫を被った様だっちゃ。

 様子が奇怪おかしいっちゃ!

「翔陽!大丈夫だっちゃ??」

「うう、くそ、、」

 近寄って行くと翔陽の胸辺りから尖った雹弾が突き出てるのが見えた!

 木を突き抜けた雹弾が翔陽に刺さってるっちゃ????

「翔陽君!翔陽君!!」

 小春が今にも泣き出しそうな顔で叫んでいる!

 その小春の表情と声がさらにうちの不安を煽る。

「翔陽!大丈夫だっちゃ?」

 うちも翔陽の元についた!

「う、うう、、小春。。大丈夫か。。。」

「翔陽君!私は大丈夫、でも大変なのは翔陽君じゃない!」

 翔陽の胸から雹弾の先が突き出していのが見えた!

 うそだっちゃ。。

「翔陽その刺さった氷の雹弾早く抜くっちゃ!」

「ああこれか、だめだ、俺はもう死んでしまう」

「そ、そんな、、翔陽君!?」

「え?う、そ、、だっちゃ、、翔陽、そんな事言っちゃダメだっちゃ。。」

 

 。。。。


「なーんてな!」

 翔陽はパッと右手を上げた!

 

 尖った雹弾は翔陽の胸ではなく脇の間に刺さり、翔陽は無事だったちゃ。

 広葉樹から突き出た雹弾は翔陽の二の腕と脇を深く切りさきその傷から血が流れ出ていた。

 焦ったっちゃ。。

 怪我はしているんだけど、貫かれたと思い違いしていたうちからしたら、っほんとうに無事で安心したちゃ。

「ハハハ」っとふざけてから笑いをする翔陽。


 うちらは本気で心配したのに!

 ビリビリビリ!!

「いたたたたたたたた!」

 ふざけてる翔陽に電流をお見舞いしてやったっちゃ!

「イタタタ!痛いってヴェルさん!」

「うちすっごい心配したのに!ふざける翔陽がダメなんだっちゃ!」

「ごめんごめん、でもマジで電撃も腕も脇も痛てーよ」

 翔陽の脇と二の腕からドロドロと血が流れ出ている。

 血は横腹を流れ地面まで伝ってる。

 言葉を失い立ち尽くしている小春も怒って翔陽を叩くのかと思ったっちゃ。

 でも、違ったちゃ。

 小春は翔陽に抱きついた。


「翔陽君ごめんね。ごめんね。大丈夫。。??」

「ああ。多分大丈夫、ごめんなびっくりさせて」

 翔陽は少し照れながら頬を人差し指でぽりぽり掻いている。

 小春は翔陽を胸の中からきっと見上げ。

「次は私が守る!」

「小春。」

「次は私が守るから!」

 

 小春は目に力が入っていつもの優しい顔から確固たる強い意志がある顔へと変わったっちゃ。

 そして氷の様な鬱くしい髪を靡かせて、立ち上がると水色の瞳で黒いボコボコを睨みつけた。


 氷の女王の様なその横顔にうちは喉を鳴らし目を離せなくなったっちゃ。


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