表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
こんなにも世界は素晴らしい!  作者: R0ssi
第一章 崩壊と運命
40/110

学校編 すごい術って素晴らしいな!




 教室の前からそびええ立つ石柱。


 見事に列を成して真っ青なな空の下、壮観に立ち並んでる。



 ーーーーーー 横山 翔陽 ーーーーーー



 俺は炎と爆発を使って全ての黒金魚を消し去ってやった!


 っはっはっは!

 やってやったぜ!!!


 俺はザッザッザっと小春達の方へ歩いていく。


「翔陽くん。。。?」

 小春が少し不安そうな声で話しかけて来た。

 あれ?少し怖がらせてしまったかな?

「やったぜ!全部倒したぜ!!」

 俺はニコッと笑って怖くないぜと目で話、拳を小春に突き出す!

 小春も不安そうな表情が吹き飛んだのかニコッと笑って拳を出してチョンと当てた。

「翔陽すごかったっちゃ!」

 ヴェルさんも横から拳を合わせてきた!

「うん本当!翔陽君かっこよかった!」

「鬼神みたいな顔で戦ってたっちゃよ!?」

「サンキュー!!ははは!まじか!!」

「でもまた黒金魚が迫ってるっちゃ!!」


「命の根源を創り、大海を抱え、虚空を経て大空を纏う、全ての基礎にして壌土となる大地よ、、、」

 望先生はまたも詠唱をしている。

 外を見ると、来てるな。。

 大きな黒金魚の第二波が迫ってきてる。

 それも相当数、何とかしないと。

 黒金魚の向こうにいる黒蘭鋳はだいぶん小さくなってる、体が大きくしぼみ元の半分ほどのサイズになっている。

 今もどんどん大きな黒金魚を送ってきているという事はそれに伴って黒蘭鋳は小さくなってきてるんだろうな。

 よし!ここが踏ん張りどころだ!!


「おい!!や!!!!!!!!!!!やめろおぉぉぉぉぉ!!!!!」

 え!?突然海晴が叫んだ!

「あ!ダーリン!!どうしたっちゃ!?」


 っは!!と気を失っていた海晴が目を覚ました!

「海晴!!大丈夫か!!」

 俺は声をかける。

「ダーリン大丈夫!?」

「海晴君!?」

 小春とヴェルさんも心配そうだ。

「あ。。ああ。。夢?俺は夢見てたんか。。?」

 海晴は体を起こした。

「ダーリン!!どうしたっちゃ!?起きたっちゃ!?」

 

 俺達三人は海晴の元に駆け寄った。

 海晴は何か複雑なことを考えてるように顔をしかめて俺たちの声に反応してくれない。


 険しい表情で当たりを見回す海晴。


 明らかに海晴の様子が奇怪おかしい。

 何か悪い夢でも見てたんか?


 バッと海晴は立ち上がり俺たちの方を真剣な面持ちで見た。

「翔陽!ヴェル!小春ちゃん!俺行かなあかんわ!ここは任せた!」

 そう言うと海晴は全力疾走で駆け出し、廊下に飛び出たと思ったらその姿は一瞬で見えなくなった!

 

「ダーリン、いったい、どうしたっちゃ??」

 海晴にすっかり置いていかれポツリとヴェルさんが呟く。

「お主ら!海晴は何か理由があるのじゃろう!それよりこっちに集中せんか!」

 見れば第二波はもう側まで迫って来ていた!

「海晴のあの表情は大丈夫だよ!だから!ここは絶対俺達で何とかしようぜ!!」

「だっちゃね!ここはうちらでやるっちゃ!!」

「はい!海晴君は大丈夫です!」

 俺も小春もヴェルさんも第二波の黒金魚達をキッと睨みつける。

「よし、お主ら良い気合いだのう。しかしその気合はあの黒蘭鋳に近づいてから使った方が良いのう!」

 望先生は詠唱が終わったのか手の上にバクケットボールくらい大きな褐色の球を浮かしていた。

「望先生近づくってどうやって??」

「ふふ、見たら分からるからのう、楽しみにしておるがよいぞ翔陽!ヴェル小春も今からあの黒蘭鋳に近づいてとどめを刺しにくぞ!準備は良いか?」

「「「はい!!」」」

 俺達は言われるまでもなく、しっかり掌の上にそれぞれの珠を浮かしていた。

「小春の氷の大針はわしの術の後に使うからの!」

「はい」

「それではいくぞ!!」

 望先生は掌の上に浮かしていた大きな褐色の珠を黒蘭鋳に向け掲げた!


遠沌えんとんにいる我に力を!!アスヴェ!!!』

 その大きな褐色の珠を望先生は教室の床へと叩きつけた!

 教室の床へと吸い込まれるように消えていった褐色の珠。

 

 。。。


 ん??

 何も、起こらない。。?

 

「え。。。?」

 もう大きな黒金魚の大群が迫っているのに。。

 どんどん黒金魚達が泳ぎ寄ってる!

 くそあいつら何匹いるんだ!?

 五十匹?いやそれ以上???

 あんなのが全員突っ込んできたら洒落にならないな!

 十匹ですらあんなに激しい戦いになったのに。。

 小春にヴェルさんがさっきの俺みたいに大きな黒金魚の攻撃を素早く回避できるとも思えないしな。

 

「小春!ヴェルさん!あいつらを早めに撃ち落として数を減らすぞ!!」

 すると突然!


 ッボッゴン!!!

 突然迫る黒金魚の群れの下から尖った岩の柱が突き出した!


 ボコンボコン!ボコボスボゴン!!


 一本の岩の柱を皮切りに鋭利に先の尖った岩の柱が何本も何本も突き出た!!

 その尖った石柱は何匹もの黒金魚を貫いている!


「すげーーーー。。。」

 ここ三階なのにその高さまで届く大きな大きな尖った石柱!

 俺は驚き目を疑った。


 でも、まだそれでは終わらなかった!


 ボゴン!ボゴボゴン!ドスドスドスドシュ!!

 尖った石柱は並んで襲いかかって来た黒金魚達の魚群を貫いて行きながら、どんどん黒蘭鋳に迫っていく!

 

「すごいっちゃ。。。」

「凄い。。」

 小春もヴェルさんもただその光景を見て立ち尽くしていた。


 ボシュボシュボシュ!!

 ドシュドシュドシュ!!!

 

 黒金魚を貫きながらみるみる尖った石柱は黒蘭鋳に迫る!


 ッドッシュン。。。


 最後の一本だったのだろうその支柱は残念ながら黒蘭鋳の本当に目の前で建ち上がり大きな黒金魚のみを穿った。


「ちょっと足りぬか。。」

 望先生を見ると肩膝をつき汗だくでハァハァハァと肩で息をしている。

 かなり疲れているのが見て分かる。

 両手を教室の床に着けて真剣な目をしている。

 そして。

「フフフ!まだいけるのぅ!」

 険しい顔で床を睨みつける先生。

「それ!!!」

 望先生は行け!!という声と共にニヤリと笑って顔をキッと上げた!


 ッドシュン!ドドドドドシュン!!!!

 尖った石柱がグラウンドから突き出した!

 そして黒蘭鋳を穿った!!!

 何本もの石柱が黒蘭鋳に刺さり、黒蘭鋳は黒いもやを上げながらバタバタともがいている。

 

 教室の前からそびええ立つ石柱。

 見事に列を成して真っ青なな空の下、壮観に立ち並んでる。

 

 こんな事できるなんて信じられない。。

「先生っやっべぇな。。」

「ふふふ、そうだろう、先生だからのう」

「本当に凄いっちゃ!」

「嬉しいのぅ!しかしまだ終わってはおらん!けどのぅ、ここでは戦いづらいのぅ。黒蘭鋳にも攻撃も出来んしのぅ。では小春!わしの作った石柱に氷の針を横向きに刺すのじゃ!それを足場にして残りの黒金魚を迎撃しながら下へと降りるぞ!」

「え?は!はい!」

 小春は即座に石の柱に氷の珠を投げ石柱の左側に氷の大針をドスンドスンと突き刺した!

「反対側もするのじゃ!」

「はい!」

 小春は反対側へと回り込みさらにドスンドスンと氷の大針を刺した!

「この石柱はだんだん地面に戻っていくからのぅ、自然のエレベーターという訳じゃ」

「そういう事か!じゃあこの上で戦ってたら下に降りられるんだな!」

 面白いな!!

 俺は石柱に突き刺さる氷の大針に飛び乗った!

 横に小春も少し緊張しながら乗ってきた。

「小春こっちにいときな」

「はい」

 俺は石柱側を小春に譲って、グラウンドの上で石柱に刺さりもぞもぞと身悶える黒蘭鋳を睨みつけた!

 黒蘭鋳は大きさも小さくなってるし、石柱に刺さってる!

 もう少しで勝てそうだな!

 学校をクラスメイトを、守れるんだ!

 やるぞ!

 油断するなよ俺、最後まで集中だぞ!!


 キラン!

 

 石柱の間で何かが光った。

 なんだろ?

 目を凝らして見てみると。

 黒蘭鋳の間で突き出ている石柱の間からちらりちらりと黒金魚が泳いでるのが見えた。

「ふむ。あの量の大きな黒金魚を全て倒すとはいかんかった様だのぅ」

 俺達が乗ってる石柱の反対側から望先生の声が聞こえた。

 ヴェルさんは俺た達の前で飛んでいる!

 空中で仁王立ちをし白い美しいロングヘアーを風に靡かせ黒蘭鋳を眺めるさまはすげーかっこいい。

「こっからはうちもやるちゃよ!!!」

 さっきまでも俺たちはヴェルさんの電撃や雷に相当助けられてたけどな。。

 ヴェルさんの後ろ姿にやる気が満ち溢れている。

「この制服って服は邪魔だっちゃね。。」

 そう言うとヴェルさんは突然制服を脱ぎ始めた。

「ヴェルちゃん。。」

 俺は恥ずかしくなって顔を横にそむけてしまった。

 いや、一介の高校生には上半身から服を脱ぎ捨ててその後には、スカートも脱ぎ艶やかな白い肌を惜しげもなく晒し、ラムちゃんみたいな下着のような姿になっていく女の子を注視なんてとても出来ないって、無理だ、俺には目の毒だ、、

《顔をそむけたのになんでそんな詳しく分くるんよ?》

 う、なんか海晴の声が聞こえた気がした。

 見てない見てない!

 顔を背けながらも横目で見てたなんて事は絶対ないぞ。。

 うおっ。。

 やばい鼻血吹き出しそうだ。。

 

「きます!」

 小春が叫んだ。

 そんな事よりやるぞ!

 あの黒蘭鋳!

 ぶっ倒してやる!!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ