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こんなにも世界は素晴らしい!  作者: R0ssi
第一章 崩壊と運命
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出逢い編 出逢えるって素晴らしいのう

 


 目頭が熱なって、胸が苦しくなった。。


 ザーーーン、ザーーーーンっと海の音が聞こえる。


 彼の濡れた髪に太陽の光が差して、髪の毛をキラキラ光らせている。


 ぽたんとわしの鼻に彼の前髪から海水が一滴落ちた。



 ーーーーーー ??? ーーーーーー


 息が苦しいぞ。


 もう目的の星にはちゃんと着いたのか?

 わしは地球という星を目指して来て千日経った。

 そしてやっと今日地球に到着の日じゃ!


 地球の事はなんでもわかるぞ!

 向かって来る宇宙船の上でいっぱい勉強したんだからの。

 大丈夫じゃ!

 地球にちゃんと着いてたらある人を探さないとならぬ。


 そう!運命の人を!

 この世界を救う運命の人をじゃ!

 私たちの世界を救ってもらわねばならぬからの。。

 崩壊に向かってるこの世界の為に!

 早く運命の人を探しに行かないとの。


 うむ、だが。


 わしは、、今何しておるのだ?

 ここは何処じゃ??


 

 そういえば。。。


 さっき、操作を失敗してしまったの。。


 そしてわしは衝撃のせいで気を失った。。


 誰かに助けてもらってたような気がするの。。。。


 何故かわしは海か宇宙みたいなところを。

 漂っておった。。

 その中で、意識朦朧いしきもうろうとしてた私を優しく抱えて助けてくれた者がおる。


 何故か分からぬが。


 この人が世界で一番大切な人だ、とその時思ったのだ。

 不思議じゃ、なぜわしがそんな気持ちになったのだろうか?

 初めて会った者なのにの。

 なぜじゃ?

 分からぬ。


 ふっと頭にその者の顔が浮かぶ。。

 その者は私を抱き抱え、地球の様な丸い穴の中へわしを運んでくれておった。


 わしを守ってくれた。

 助けてくれた。


 あいがとうと伝えねばならぬな。。

 うむ、絶対ありがとうって言おう。。


 ああ。


 息が苦しい。


 息をせねば。


 む?


 口に何か優しい感覚がありおる。


 なんじゃ?


 わしはそっと目を開ける。


 光が目の中に差し込んでくる。。


 そこにはさっき助けてくれた者の顔が。。。



 。。。



 近い。。?



 え?


 なになに?


 なんじゃこれ?


 口と口が触れ合ってるのか??


 なぜじゃ??


 これは。


 接吻?


 わしは今接吻してる?


 ええーーーーーーーーー!!!!!


 どういう事じゃ???


 わしが気がついたと気づいたのか、その者は口を私の口から離した。


 お互いどうしたらいいのか分からないまま、時が止まってしまっておる。

 

 この者、良い顔立ちをしておる。。

 髪は少し長めで猫毛、目にかかるか、かからないくらいの前髪。

 首辺りまである少し長めの髪、わしを助けてくれたからかの、海水に濡れておる。

 少し日焼けをした肌、整った顔立ち、二重の大きな優しそうな目、少し瞳の色が茶色い。

 不思議な目じゃ、優しそうなのになぜか力強さを感じる。。

 わしはこの者の目から目が離せなくなった。。


 ザーーーン、ザーーーーンっと海の音が聞こえる。

 濡れた髪に太陽の光が差して、日焼けのした髪の毛をキラキラ光らせている。

 ぽたんと私の鼻にこの者の前髪から海水が一滴落ちた。


 この者は、はっと我に帰ったのか。

 体を起こす。

 わしはまだこの者から目を離す事にためらいを覚えた。

 わしも追いかける様に身体を起こした。


「よかった!よかった!生きてた!!!」

 わしが死んでたと思ってたのじゃな?

 この者はとびっきりの笑顔を私に向けておる。

 少し子供っぽくて可愛いの。

「ふふ」

 わしもおもわず笑顔になってしまった。

 何故かの。

 目頭が熱なって、胸が苦しくなった。。

 この者と出会えたことが本当に嬉しい。

 そう思った途端、この者はわしをガバッと抱き寄せた!

 心臓が破裂しそうなくらいドキドキしておる。


 そして力強く抱きしめながら。

「ほんまによかった。。」

 私の耳元で囁いた。


 この者は見えなかったと思う。。。


 わしの頬にすっと涙が伝っていったのを。。






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