84、どっちの子もね、まっしろなの
『血は垂らしたな。』
「「はい(なの)。」」
『それぞれの心臓の位置に置くのじゅあ。
今からは、治療の終了まで魔力を流すんじゃ。
魔法石に手を置いて、その子達の元気な姿をイメー
ジ。
イメージできたら、ゆーくり同じ魔力量で流すんじ
ゃ。
水道からでる水のように、ずーと流し続けるんじ
ゃ。』
「「はい、いきまーす。」
ノアとお兄ちゃんは、同時に開始したの。
『始めはゆーくり、これ以上むりと思うまで増やし
ていけ。
抵抗があってら、その量を保持するんじゃよ。』
「・・・・・・あ、抵抗ありました。」
『ルーは、そのままをキープして魔力を流すんじ
ゃ。」
遅れること、30秒ほどしてノアにも抵抗があった
の。
「ノアもあったの、このままがんばるの。」
『しっかり元気な姿をイメージするんじゃよ。
イメージすることが、魔法の詠唱のかわりになる。
時間は未定だが、頑張れ。
(傷付いてからの時間の長さと、傷の状態、流した血
の量で違ってくるからな。)』
治療を邪魔するものは、現れなかったの。
アルのクリーンと、先生の結界で血の臭いを遮断で
きたのでした。
途中でお兄ちゃんが魔力切れをお越しかけたの。
ネット先生の指示で、アルが回復魔法をかけたの。
体力と魔力共に回復して、やりきることができたの。
ノアの方は、一人でできたの。
どっちの子もね、目を開けたの。
元気になったの、よかったの。
お兄ちゃんが担当したのは、まっしろな隼。
鳥さんなの、まあるい黒いお目目でかわいいの。
ノアの担当したのは、まっしろなレッサーパンダ。
目の回りと、しっぽに茶色い横縞。
そしてねお目目は、ノアと同じ薄いピンク色なの。
どっちの子もね、とてもかわいいの。
元気になった子達にね、癒されているとね。
パパ達がね、戻ってきたの。




