76、パパが、きょどうふしんなの
お兄ちゃんにあーんしてね、ほっこりしてたの。
なんかね、ブリザードがやって来る気配がしてき
たの。
ぶるぶるとしたら、お兄ちゃんがよしよししてく
れてね。
こそっと、みみうちしてくれたよ。
「・・・・・・ノア、父上と母上が焼きもちやい
てるよ。
さっさと、ご機嫌にしようね。」
え、・・・・・・そうだね。
おととと・・・・・・わすれてたの。
ママはまだいいけど、パパさんしっとぶかいの。
でも、かんたんだよ。
そっこうでね、きげんかいふくするの。
お兄ちゃんに用意してもらったの。
ママの好きな、まっしろなクリームのケーキ。
パパにはね、あまり甘くないオレンジジャムね。
後のあまあまタイムをかんがえて、ママからね。
「みやぁーみやぁー、あーんにゃの。」
「えええー・・・・・・ママにもいいの。」
ママはね、パパの方をちらっと見てね。
よくわかるようにね、小さくガッツポーズしてね。
ものすごくじょうひんに、あーんパックンしてね。
見ててね、ほれぼれしちゃうよ。
それを見ていたパパは、がっくっておちこんじゃ
ったの。
ふふふ・・・・・・だいじょうぶだよ。
まっててね、その後の時間もけいさんずみなの。
パパのきげんかいふくのためにね、まんめんな笑
顔つきだよ。
待てば甘露の日和あり・・・・・・だったかな。
うんー・・・・・待てば海路の日和あり、かなぁ。
まあどっちてもいいけどね、おまたせしました。
「ふやぁーふやぁー、あーんにゃの。」
ははは・・・・・・・パパさんころっと変わったの。
「ノ・・・・・・ノア、いいのかい。
パパにもあーんしてくてるの・・・・・・。」
もう、それではきょどうふしんでつかまっちゃう
よ。
「ふやぁーふやぁー、ひょぅひょなの。」
まっているとね、パパはママの方をむいてね。
泣きそうになって、たすけをもとめてるの。
カッコいいパパがね、だいなしだよね。
みんなそんなパパを見て、あきれてるよ。
もう・・・・・・人には見せれないよ、でもね。
パパのことノアはね、大好きなの。
そんなパパでもね、きらいにならないの。
だってね、どっちも大好きなパパなの。




