54、あのね、イチゴが大好きなの
「パパ、、、、、、。」
パパを、執事長のセバスが呼びに来たの。
急ぎの用事で、王都から部下と使者の方々が来た
んだって。
パパがね、それを聞いてからとてもこわいかおにな
ったの。
「パパ、、、、、、。」
お仕事に、もどっちゃうのかな。
王都行っちゃうと、しばらくあえなくなっちゅう。
ひっくひっく、、。
泣けてきちゃったの、ひっくひっく、、。
そんなノアを、ママがぎゅっとしてくれたの。
「大丈夫よ、すぐに仕事を終わらせて戻って来る
わよ。
安心しなさい、ね。」
お兄ちゃんが、ママから私を受け取ってだっこして
くれたの。
「ノアは、お兄ちゃんがずっとそばにいるよ。
パパじゃないと ダメなのかな。」
え、、、ちがうよ。
「にゃあの・・・にゃあにゃあわちゃああの。」
「僕は、、、ちがうの。」
「はにゃの、、、にゃにゃはひゃいなの、」
「はい、、、にいにいは特別なんだね。
僕もノアが、一番好きだよ。」
もう、、お兄ちゃんはやきもちやきなんだから。
パパもお兄ちゃんも、男はフォローがたいへんだよ。
「はいはい、新しいお茶が入りましたよ。」
おお、ナイスタイミング。
さすがは、メイド長なの。
ポーラに呼ばれて、ママとお兄ちゃんといっしょに
席についたの。
ノアはねもちろん、お兄ちゃんのおひざの上なの。
サアーヤが、イチゴののったケーキを目に前に置い
てくれるの。
ノアのはね、小さいケーキなの。
ノアは、まだたくさん食べれないからね。
でも、小さくカットされたイチゴがいっぱいなの。
うふふん、、イチゴ大好きなのハッピーなの。
「おいにねぇ。」
お兄ちゃんに、食べさせてもらってよろこんでるの。
「そうだね、おいしいね。
ノアは、イチゴが大好きなんだよね。」
「はあにゃの。」
手を上げて、おへんじしたの。
「それはよかったです、お嬢様いっぱい食べて大
きくなってくださいね。」
ポーラがね、にこにこしてママのお茶入れてるの。
「はあにゃの。」
うん、お口の中のものがなくなってからね。
ちゃんと、おへんじしたの。
お返事とあいさつは、たいせつだからね。
パパがいなくても、楽しいお茶会はつづくの。




