18,あんしんしたら、めむくなったの
家族のお話かいで、パパの話が終わる頃、ふと、
心配になってきたの。
わかってくれると思うけど、王都に戻るよう、、
使者が来たと言うことは、、、、、、。
考えると涙が出てきたの、、、、。
「、、、、ひっく、、ひっく、、ふえーん、、。」
パパの服を、ぎゅうっと握って、、、、、。
泣いていたら、みんな理由が解ったみたいなの。
「ふえーん、、ふえーん、、。」
お兄ちゃんが、しゃべれない私の代わりにね。
「、、、父上、まだ王都に戻らないですよね。」
悲しそうな顔をして聞いてくれたの。
パパは。少しも考えるそぶりを見せずに、言い
切ったの。
「私を誰だと思っているんだい。、、バカな上
司が何を言ってこようが気にすることはない。
あのバカは、、、、、。」
パパは、泣いてる私だけではなくみんなにやさ
しく言ったの。
「 自分が仕事をしたくないから、私を呼び戻そうと
思っているだけだ。、、気にかける価値もない。
私は、一年ぐらい戻らなくても良いように、段取
りも仕事をして来てるからね。ノアのお披露目ま
で戻らないと、部下には言ってきたからな」
眠くなってきたの、、、いっぱい泣いたからなの。
パパは戻らないと言ったの。
安心したから、眠くなってきたの。
聞くことは聞けたので、お休みなさいなの。