16,まほう、けっかいのまほうなの
パパに、なかなか会えなかったことはわかっ
たの。
ず~と、ママとポーラと、サアーヤの三人し
かこの邸に住んでいないのかも、、、、、。
もしかして、私にはパパはいないのか、、、。
またはいらない子なのか、ひちゃくしゅつし?
赤ちゃんなので、動けないので頭だけは、、ね。
時間があったので、そんなことも考えちゃって
たの。
でも、パパの話と会ってからの接し方でね。
そんなことはないと、わかったの。
とっても、、とっても、、愛されてるって、、。
でね、今回の事件はね、、、、おっほん。
その問題の上司が関わっているそうなの。
後から発覚した問題も、先々でできる仕事も、
終わらしてきたのよ、、パパは。
まのに、、、なのにですよ、、、おっほん。
できない上司がですよ、パパに使者をおくっ
たのです。
届けられた羊皮紙には、パパが怒鳴りたくなる
ような内容だったんだって。
《サインソワールド卿、いつまでさぼっている
つもりなんだ。子供が生まれたからと言う、理
由で領地に戻るとはこのしごとを、どう思って
いるのだ。そのなまけぐせをこのわしが、直々
に鍛え直してやるから、さっさともどってきた
まえ、、、、、、、、、、。》
、、、、、、、、、、、、、、、、?
というわけで、私にパパの怒鳴り声を聞かせた
くないために、、、、、だったそうです。
なにがって、私ノアのことを考えて、、ね。
執務室に防音の結界の魔法を張っていたの。