逃亡という名の説明回
完全な説明回です。どうやって城を出たかなどは一位書いていません。
「それで、何故あんな事をやったんだ?スクラー。」
「ふむ、先ずは儂等の陣営との繋がりを強くするためじゃ。あと、レーレンはダンピールのため嫁の貰い手もなくまた、あの誓約は『あの人と結婚してもいいかな』と2人が思わなければならないのじゃよ。」
なんだろうか、此奴がうざく思えてきた。確か最初は真面目な人だと思った。しかし、本性が剥がれてきたらしい。
「御父様、はいつも急に行動するんだから。もう少し、後からでも・・・」
「お前はもう少しがっつり行け!」
「五月蝿い、黙って移動するぞ。」
自分たちはもう素の状態で話していた。自分達は只今逃亡中である。目標は冒険者ギルドのギルドマスターに会う為だ。
スクラーヴェは予めギルドマスターにその旨を報告していた。だから会えばいいだけだ。
「今、移動している間にこの世界の常識を教えよう。まず、生命があるものを殺すと経験値を得られるのじゃ。お主は先程儂を殺したから経験値を得てまあ、同族じゃから経験値は減るがLv10ぐらいじゃろうか。」
そう言われステータスを見るとLv10になっており生命力が300魔力が300000、精神力20000となっていた。上々である。
「次に職業じゃが之は職業部屋という部屋に入りスキル構成や今迄までの経験によって色々な職業になれる。
そして、職業ごとにスキルやステータスに現れない例えば剣士じゃったら剣スキルの上達が早いとかそういったものがある。
また、職業は20ごとで変えることができる。変えても職業の特性は残ったままじゃが。」
「私はまだメイドの職業しか無いわ。御父様は色々変えてるけどね。」
「これでも人族の中では強い方じゃからの。」
何処か自慢げにスクラーは言った。
「次に称号じゃな。之は一定の行動をするか多くの人にそう呼ばれると得ることが出来、称号によって様々な隠し効果やスキルが得られる。ステータスについては以上じゃ。後はこの世界についてじゃ。この世界には人族・魔族・エルフ・ドワーフ・獣人・ダークエルフ・ラミア・スキュラ・ハーピー・鬼人族・吸血鬼・竜人族・人魚・魚人・人狼と他にも色々といる。魔王は七人おり二人は儂等の仲間じゃいずれ紹介する。他には・・・」
「御父様、着いたよ冒険者ギルドに。」
そこに自分の想像していた小汚い感じはなく綺麗な商店にも見えた。そして、ドアの前に筋肉もりもりの50代の男性がいた。
「待っていたぞ、スクラーヴェ!さっさとギルドに入れ。」
城を出た方法はいつか出したいと思います。