メイドとスキル
メイドによって連れてこられた部屋、そこに自分はいる。
高級感漂う木の床に清潔な大理石の壁一人で暮らすには大き過ぎず小さ過ぎることも無いほど空間にあるベットと机に本棚といった感じの部屋。
灯りには宙に浮く炎によって保たれているのを見るとここが異世界だと分かる。
そんな中自分は考えていた。ステータスの開き方を。あの王はステータスの開け方も言わずにさっさと部屋に入れやがった。
試しにステータスオープンと言っても何も起こらない。ここまで、テンプレ街道を通っていたのに何故か今回はそうはいかない。
どうしようか考えていると部屋をノックする音がした。
「召喚者様、失礼します。何か分からないことがあったら此方のベルを鳴らせば来ますので、なんなりと。」
ドアを開けるとメイドが部屋に入らずベルを渡しに来た。
そうだメイドに聞こう自分はそう思った。自分についたメイドは金髪の髪にぐるぐる眼鏡という地味めな人物だ。
他の皆はなんだあれは、と思う様な人達ばかりなのに何故か自分だけこれだった。まぁ、気負いせずに話せそうな人物だから良いけど。
「召喚者様、今、何で地味な子なんだろうかと思っいましたか?」
自分は慌てて首を横に振る。勘が鋭い人物だ。
「いえ、ステータスの見方が分からずに聞こうと思っていて…」
すると、メイドは若干驚きの顔をし(目は見えないが)すぐに冷静な顔をした。
「成程、異世界の方にはそういったものが無いのですね。それではこの私レーレン・ヴァールハイトでございます。」
うん?ヴァールハイトってどこかで聞いたような気がする。
「嗚呼、教皇の娘さんですか。成程、でも聖職者が子どもをつくっていいのですか?」
地球の宗教では聖職者が子供をつくるのは良くないといったものが多いため不思議に思う。
するとレーレンは不思議そうな視線で言った。
「貴方の世界ではどうか知りませんが、この世界では子供をつくるというのは神聖な事で聖職者者は神の御業を感じるために1度はしなければ行けません。私は御父様が教皇になられる時に産まれました。私のは他に姉が2人兄が3人います。後、兄は最近結婚し息子が出来ました。とても可愛らしいですが見ますか?」
と言って紙を渡した。そこには子供の描かれている。
成程、確かに子供をつくるというのは神聖だという宗教は地球にもあるだろう。
「話が逸れましたがステータスを見るには、【チフラ】+自分の誕生日をゆうと見れます。」
「成程、【チフラ・0420】」
すると、目の前に青色の画面が出てきた。
「此方がステータスでございます。なお、他人には見えませんので。」
そうレーレンが言った。
ステータス画面には様々なことが書かれていた。
《ステータス》
名前 メイ・シンジョウ Lv1 16歳
職業 ・なし
今迄までの職業 ・なし
生命力120
魔力36000
精神力3000
◆魔法属性
氷・闇・精神・無
◆スキル
氷魔法Lv1
闇魔法Lv1
精神魔法Lv1
無魔法Lv1
高速思考Lv5
暗殺術Lv1
隠形術Lv5
異常精神Lv10
嘘発見
◆ユニークスキル
本保管
文字翻訳
絶歩
オラクル(冥府の神・幻の神・氷の神・本の神・暗殺の神)
称号 異世界の者
加護
冥府の神・幻の神・氷の神・本の神・暗殺の神
「成程、成程色々と突っ込みたいね。」
と言うと扉が開いた。そこには先程の教皇がいた。手に何かの紋章を持って。
「神域召喚!」
多くの場合、教皇って何かは悪い奴イメージが強かったり小者だったり敵だったりするけど自分は味方側の教皇を書きたいと思いました。
メイドさんは16と主人公と一緒です。よく考えると教皇中々ハッスルですね(笑)
スキルLv書くの忘れてました(笑)