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新しい仲間が出来ました。内二人は人形です。

「どうする?これ以上進めないが。」

フューラーが聞く。自分は、壁に描かれた星を睨みながら考える。

「帰る一択だな。自分は、この世界の星座なんて知らないし。二人共知らないだろ。」

「星なんて天文学者位しか知らねぇよ。」

自分達は現在四十一階層の途中で足留めを喰らっていた。

一から二十は哲学、二十一から四十は修辞学であった。そして、今回は天文学である。

ただ、この天文学が地球にいた頃の星座だけで無くこの世界の星座も入って来た為自分達は通れないでいた。




「聞いてくれよミサちゃん~。あれから通れないんだよ!」

「そっ、そうなんですか・・・。」

フューラーが受付嬢に甘えているのを自分達は冷ややかな目で見る。

「それよりも、ギルドマスターから呼ばれていますよ。何でも、大事な事とかで。」

「分かりました。この、馬鹿を連れて直ぐに行く。」

「馬鹿って誰かな~馬鹿って。」

自分は、迷宮で見つけた銃をフューラーの額に押し付ける。

周りの冒険者から稀有な目で見られる。

「行くから!それを離してくれ!」



「さて、先ずはお前等が渡してくれた銃だがギルド内で隠匿する事になった。あれは、危険だな。」

「そうだな。魔力も使わずに誰でも扱える武器。しかも、オーガ程度なら殺せる程のな。」

「そんな危険な品物だったのかよ!」

フューラーが今頃驚く。フューラーだけで無くレーレンもだが。

「それでだ、お前の持っている銃だがそのまま預かっておいてくれないか?」

「分かった。銃で魔道具も作りたいと思っていたし別にいい。」

因みに、自分が持っている銃は二万丁程ある為自分も若干邪魔に思っているが仕方ない。

「それでだ、その事に対する報酬と依頼を兼ね合わせた事があるんだが。」

自分は、コメカミをピクリと動かす。嫌な予感以外しないからだ。

「ある人物をお前等のパーティに入れさせる。入って来いトロイ。」

すると、扉がガチャリと開いた。入って来たのは十三歳程の小さな人形を二つ抱えている金髪の白い魔法使いの少女であった。

「トッ、トロイ・ルテです!おにゃがいします。」

『トロイ落ち着いて話すんだよ。』

『オイ!そこの鬼人、トロイに色目向けるんじゃねぇぞ!』

「人形が喋った!?」

『あぁ!人形が喋って悪いか!』

「ツィト兄さん落ち着いて!」

『そうだよ、僕がやる(殺る)から。』

「アプ兄さんも!」

自分は、アーベンさんを睨む。アーベンさんは、それを無視する。やはり、ギルドマスターになるとスルースキルが上がるのだろうか?

「それで、この二人の呪いに解く事が依頼か?」

「えっ!何で分かるんですか!?」

「三分の一あっている。今回は、この二人ツィト・フルーフとアプ・フルーフの呪いを解く事。そして、この三人をエニグマのパーティに入れる事。そして、この三人の父親で二人に呪いをかけた張本人、そして俺やへクセ、スクラーと一緒のパーティのだった

ヴァンデーラ・フルーフ・ルテを見つける事だ。」




「おや?御主人様方お客様ですか?」

「コンジェこの三人は今日から一緒に暮らす事になった。」

「そうで御座いますか。でしたら、直ぐに部屋を紹介しますね。フルーフ家の人でしたら星が見えやすいメイ様の近くにしておきますね。お久しぶりですね、トロイ様。確か最後に見たのが三歳頃でしたかね。」

「何で知ってるんですか!」

「前の御主人様と共に数回程フルーフ家に行きましたから。それでは、此方に。」

以外にもコンジェがフルーフ家を知っているのに驚きつつも自分達は家に入る。



「よし!自己紹介しようか。」

フューラーが元気良く言う。現在、自分達は例の談話室にいる。

自分は、ソファーで本を読み、レーレンがその隣で本を覗き込む形で座り。フューラーが暖炉の近くて胡座をかきながら居心地悪そうに座っているトロイを見る。

「先ず俺から!フューラーだ、《エニグマ》のリーダーをしてる。剣士系だ!」

「自分は、《エニグマ》のサブリーダーをしてる

メイ・シンジョウ・ヴアールハイトだ。斥候及び後衛を担当している。」

「私は、レーレン・シンジョウ・ヴアールハイトよ。名前の通りメイと結婚してるわ。槍使いよ。」

『ヴアールハイトって、教皇の姓の一部だよね。教皇の娘さん?』

「そうよ。」

自分達の紹介はこれで終わりだ。次は三人?の紹介である。

『僕は、アプ・ルテだよ。呪いがかかって今は火魔法と光魔法しか使えないよ。一応、男だよ。』

と女の子の様な服を着た長い金髪の人形が言う。

『俺は、ツィト・ルテだ。水魔法と闇魔法を使える。』

紳士服を着たボサボサの金髪の人形が言う。

「先程言ったように私はトロイ・ルテです。魔法は天文魔法しか使えません。天文学者です。実は、魔物と戦った事がありません!」

「「「はぁ!?」」」

自分達三人は声を併せて驚いた。まさかのろくに戦闘経験が無いのを送るとは思わなかったからだ。

これがまだ四十一から六十階層までならまだ分かるがこれからもパーティメンバーとして付き合っていくのだ。

自分は、少し考える。

「仕方ない、お前専用の魔道具を作るから数日程待ってくれ。」

後に自分はこう思った。あの数日は地獄だったと。


新メンバー登場です!


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