勇者と決闘
「勇者達と若き英雄どちらが勝つと思いますか?」
「そうじゃな、実戦を知っている冒険者達が勝つ可能性が高いじゃろうな。」
「いやいや、勇者達はなんと言っても選ばれた存在。それに、たった三人と勇者達全員多勢に無勢でしょう。」
「あら、冒険者達の装備を見ていないのですか?あれは、使いこなせなければ自ら破滅する様な物が多いですわよ。それを持っているという事は使いこなせるという事。相当な実力者かと。」
王族達のそんな話し声が聞こえる。冒険者達とは違って賭け事はしないらしい。
「本当にいいんだな!神城!」
「メイ、お前は厄介事持ってくんな!折角美味い物食べれてたのに。」
「私は、丁度言い寄られていたからいいわよ。」
「さてはて、神城。君は、この人数で勝てると思っているのかね?」
自分達と勇者達全員は、勇者達が訓練する場で対峙していた。
お節介さんが突如決闘を申し込みそれを王が承諾した。
本当にうんざりする。しかも、勇者達は完全に勝ったつもりでいる。本当に呆れる。
すると、
「おい、メイ。」
アーベンさんが呼ぶ。
「龍魔法は、絶対に使うなよ。」
「何でだ?」
「龍魔法ってのは高位な龍しか使えねんだよ!それを使える人間がいたらお前国がどう思うか考えてみろ!」
「成程。」
自分は、納得した。それを見てアーベンさんは、安心したような顔でどこかに行った。
「審判は、ファーラーデュング王国第一騎士団団長トールがやる。」
自分達では絶対に勝てない、アセシノさん達の様な雰囲気を醸し出す男性が言った。
「両者、準備はいいな!それでは、始め!」
自分は、本を開く。
「ひっ!?」
何人かがこの本の恐ろしさを分かってしまい、悲鳴をあげるか興味深そうに自分を見た。
「本を読まなきゃ呪文も詠唱できないのか!」
天翔は、自分にそう言い十五人程と接近した。
「《ダンタリオンの本》【複合魔法・幻氷願】」
自分は、ゴブリンエンペラーと戦った時詠唱しなければならなかった魔法を無詠唱で言った。
あの後から成長したという事だ。
「ひっ!?」
「来るな!此方に来るな!」
「神城!君は仲間に何をした!?」
「お前等を仲間だと思った事など無い。答えは幻を見せているだけだ。選別の為のな。」
訓練場は氷に包まれた。そして、十人程を残して全員が幻を見せられている。
「さてと、かかって来いよ温室育ちの勇者さん。」
そして、フューラーが天翔と相対する。自分は、緋伊、聖堂、小田を相手する。そして、レーレンはその他を相手する。
「舐めるな!【聖剣・王斬】」
「遅いな。【一刀流・流動】【二刀流・千舞】」
フューラーは、魔力を入れていない魔剣で天翔が持つ神剣を防ぎ切る。
「グオッ!」
「聖!?」
天翔が飛ばされる。レーレンが相手しようとしていた者達が天翔の方を見る。
「あら、余所見なんて余裕ね?【光闇槍・ヘカトンケイル弱】」
そこにレーレンの大量の突きが来る。全員が飛ばされる。
「精神魔法【念話】」
「【氷魔法・氷乱風】」
そして、自分は無詠唱で氷魔法を使い緋伊の念話を受け取る。
短いですがここまで。




