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虫階層

「「「すいませんでした!?」」」

冒険者ギルドに来てみると土下座をしている5人の人間がいた。前には、金の入った袋を置いて。

「誰?」

フューラーは、完全に忘れているらしい。

「【赤い拳】だ。昨日戦った。金は、用意した様だな。」

「ヘイ!此方でございます!」

リーダー格の人物が顔を青ざめながら言った。決闘の報酬の1ペポは、武器を売って金を出したらしく武器がボロボロであった。

自分は、憐れみの目で彼等を見る。

『武器龍よ、その血で少々の剣を作りたまえ。』

仕方なく、武器を作ってやる。

何処からともなく、五つの武器が現れる。代償として、自分の腕から少量の血が流れたが。

「大丈夫!?」

レーレンが心配そうに自分の手を取った。

周りの冒険者達は、武器が現れた事に目を丸くする。

「お前、そこまでするか?」

「安い武器で死なれるのも自分は目覚めが悪いんだ。」

自分は、《ダンタリオンの本》を取り出した。《悪魔魔法辞典》を読んだ後、この本を読んだ結果、魔力を回復させる効果などがあるのが分かった。

他にも、魔力を込めることで自分が望む場所に幻を作ったり、傷が回復したり、持っているだけで幻に耐性がついたりと他にも、フューラーをモルモットとして様々な事が分かった。

他にも、文字を組み替えると日記になっていたりと色々と面白かった。

「皆さん、フューラーがこの金がある分だけ今日は奢りだと。」

自分は、数秒程魔力を回復させた後、周りの冒険者達にそう言った。

「おおっ!」

場は盛り上がった。




「何で、あんな事をしたんだ?」

依頼のボードで自分に聞いてきた。

「お前が他の冒険者達とお前が良い関係にさせる為だ。他の奴らになめられるのは駄目だ。しかし、お前はリーダーだ。他の冒険者達とそれなりの付き合いがあった方が何かあった時が楽だろう。自分は、人付き合いが苦手だし、レーレンは美人すぎるから駄目だ。」

「成程!」

「それに、フューラーに注目がいってた方が私に目をいく人はすぐなるでしょ。

それよりも、血が流れてたけど大丈夫なの?」

「《ダンタリオンの本》のおかげで大丈夫だ。

ほら。」

自分は、心配そうに見るレーレンに手を見せる。傷は、消えていた。

「あの〜、お話している所悪いんですが。」

「あっ、ミサちゃん!どうしたの?」

フューラーは、自分達に見せた事の無い爽やかな笑みで振り返った。

「うっ、実はギルドのランクがEからCに上がった事をご報告しに来ました。」

まぁ、A級を1パーティで倒したのだ。当然だろう。

「よっしゃー!一気に二つも!?」

フューラーは、凄い喜んだが。




「虫来ないでぇ!二連突き

【光槍・バアル・ゼブル】【闇槍・ベルゼブブ】」

レーレンが寄ってくる芋虫に対して虫にたして有効な槍を放った。

『火龍よ、汝の炎で穢らわしい塵を燃やしつくせ。』

自分は、龍魔法で虫を魔石以外を燃やし尽くした。

「此方にも被害来るからやめてくれ!?

【焔舞 死月・炎死千華】」

マジックボックスから取り出した魔剣二つでフューラーが青黒い炎を出して剣を振る。

自分達は、十五階層にいた。自分達が受けた依頼《魔蟲の壷》という十一階層から二十階層、冒険者達から虫階層と言われている場所にしか取れない壺だ。

ただし、場所はある場所以外はランダムで決まる為見つけるのが難しいのである。

しかし、二十階層のボスを倒すと必ず得ることが出来るため自分達は今二十階層に向かっていた。

「何でこんなに虫がいるのよ!」

「落ち着け、レーレン。苦戦する相手では無い。自分が近づけないし。」

「というより、俺の方が悲惨なんだが。レーレンは、リーチが長いから虫の液体がかからないけど、魔剣を使わなければ青い血だらけなんだよ!」

『清龍よ、彼の者の体を清めたまえ。』

「おおっ!ありがとなフューラー!」

「感謝を言う前にお前の直ぐ後ろに落とし穴あるから気をつけろ。」

自分は、フューラーに罠を知らせる。





「キシャァ!」

自分達の目の前には蜂と蟻の大軍が押し寄せる。運が悪いことに、この十八階層で偶に起こる大行進に出くわしたらしい。

その数、蜂は百く程で、蟻に至っては五百もいる。

「あっち行ってぇ!【光闇槍・ベルゼブブ】」

「オリャー!!【焔舞 魔清・聖炎の舞】」

「【幻炎】」

それぞれ、虫に効きそうな攻撃をする。虫は、幻の炎で動きが止まり、黒と白の光が虫を真ん中に分け進んでいく。その空いた道から聖なる炎の剣舞によって次々と倒れていく。

これが外ならば、蜂の被害が少なかっただろうが、ここはそこまで天井が高くない為虫は死んでいった。

「あぁ、魔石しか残って無いな。フューラー!炎系以外使え。」

「無茶言うな!あんな数どうしろと!?」

と理不尽そうに言った。

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