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勇者と変人は鬼と話す

「さてさて、そこの鬼人族。先程の彼が今何をやっているのかを吐きたまえ。カツ丼の様なものも用意してやろう。」

「待て、俺が何をしたってんだ!その、カツドンって何だよ拷問か!拷問なんだろ!」

「クククク、今の内に吐いとけば解剖はしないでやろう。」

「おい!?二人とも怖がってるからやめろ!まず、話し合いだ、話し合い。おい!そこの奴もこの二人を止めるのを手伝ってくれ!」

と小田が私達を止めようとする。それに合わせて、聖を始めとする男子生徒達が私と聖堂を羽交い締めする。

「クククク、やめたまえ。折角、貴重なサンプルが手に入るかも知れないのだぞ!せめて、話だけでもさせてくれ!」

「聖!そこのマッドサイエンティストの気を失わせろ!」

「あっ、あぁ。」

すると、聖堂は首を絞められ倒れてしまった。私は大人しくしよう。

「そこの鬼人族の青年。名前はなんて言うんだ?」

と聖が声をかける。

「フューラーだ。というよりこの気を失っている男を近づかせないでくれ。そちらは?」

「天翔聖だ。それで、あの黒髪の青年は冥という名前か?」

「あぁ、もう一人の女の方はレーレンとい名前だ。あの二人は、実は結婚してるんだぜ!けっ、これだからリア充野郎が。」

私はリア充という言葉この世界にあるのに驚いた。

「マジかよ、アイツ一体この一週間程で何があったんだよ。」

「というより、冥ってどんな奴だっけ?」

「確か、あの三人とつるんでいたはね。ほら、幽霊ってあだ名の。」

と皆が口々に言う。

「リア充という言葉があるのに驚いたがな。」

「あん?確か、昔の勇者様達が使ってた言葉だっていう話しさ。」

どうやら、前の勇者は私達と同年代だったのだろう。

「皆、取り敢えずフューラーを王城へ連れて行って王様に会わせるぞ。」

と聖が言うと、フューラーは嫌そうな顔をした。

「俺は行かねぇぞ。アーベンさんにも夜には帰れと言われたし。冥の野郎も何で俺をおいてくかな。」

「そんな事を言っても、彼は僕達の仲間なんだし。」

すると、フューラーは先程とは全く違う冷たい目をした。

「奴との話で、お前の事もあったが仲間といより邪魔な奴といった感じだぞ。あぁ、いやだな〜。お前の様な自称正義の人と話すのは。お前と話してみたら実際そうだし。

おい、その三人。この勇者のストッパー役頑張れよ。多分、逃げた理由にお前のストッパー役が嫌という理由もあると思うぜ。」

成程、彼は私達と同類といったところなのだろう。確かに彼は自分が絶対正義と思っている節がある。

図星なのか、彼の顔が若干赤くなったな。

おや?野次馬達が道を分けていく。誰か来るのか。状況的にフューラーの保護者だろう。

「落ち着きたまえ。どうやら、君の保護者が来たようだな。」

すると、彼の顔が青くなる。変な汗も大量に流れる。

「おい、これはなんの騒ぎだフューラー?」

「そうだね、弟子が何でこんな所いるのかを聞きたいね。」

そこには、引き締まった体に傷が幾千もある男と、貴族の騎士のような鎧を着た男がいた。

すると、今迄隠れてい自分達の護衛兼監視役が現れた。

「一体何の用ですか!?あなた達が何故ここに。」

「フン、そこの小さく震えている仔犬のような奴を迎えに来たんだよ。」

マッチョな男が指指す先には頭を抱え渦埋まっているフューラーがいた。

「帰るよ、フューラー君。明日の訓練はいつもより激しいよ。」

貴族の騎士のよう男がフューラーを片手で持ち何処かに行ってしまった。

「それじゃぁ、ザチランの奴にもよろしくな。」

ともう一人の方も何処かに行ってしまった。騎士達は彼等がいなくなったのを見るも膝をついた。

「なっ、何者なんですかあの二人は!」

と聖が騎士の一人に声をかける。

「騎士のような男はSS級冒険者翡翠のエーデル、もう一人は元SSS級冒険者で今はギルドマスターの破人のアーベントイアです。我々程度では歯が立ちません。匹敵するのは騎士団長クラスですね。」




「さて、三人とも何か言いたとことは?」

「勇者達が来るとは思いませんでした。」

「メイと同じです。」

「メイに捨てられるとは思いませんでした。」

自分達は今、ギルドマスターの部屋にいた。

「まぁ、今回は仕方ない所もあるからな。それで何でメイはフューラーを捨てたんだ?」

「フューラーなら、勇者にいい感じの説明できると思ったからです。勇者と話すと最悪勇者殺す可能性出て来ましたし。」

すると、ギルドマスターは驚いた表情をした。

「確かにあれは、俺でも殺気を芽生えるな。」

と、フューラーも同意した。

「そこまでか!?」

「アイツ、自分が正しいと思った事は一切変えないぞ。あんな奴が最悪の結末をやるんだよ。アイツのようにな。」

「成程、なら仕方ないな。」

とギルドマスターは納得してくれた。





「まさか、神城が生きていたとは思わなかった。そうだろ、皆。だったら、神城を自分達の所に連れ戻さならければならない!」

また、聖演説が始まった。今、私達はクラス会議をする大部屋にいた。聖を囲うように私達は座っていた。

しかし、また聖が滑稽な事を言っている。冥は自分の意思で逃げたのに何故連れ戻すのか。

しかし、

「そうだ!そうだ!」

「その方があんぜだからな!」

何故か過半数が同意する。どういう事なのだろうか。そして、自然と同意するものとそうでない者とで座る位置がわかれた。

私の周りには私を含めて十人ほどしかいない。

「何故君達は反対なんだ!?」

と聖が振ってきた。自然と私が代表として話す。

「単純に彼が自分の意思で逃げたし、妻まで持っていて幸せそうだったからだよ。

やはり、フューラーが言うように私は君のストッパー役になった方が良さそうだね。

ほかの皆では此奴を止められていない。」

「それでも、そんな事はマトモでは無い!」

「おや?君の言うマトモとは何かね?人の幸福を潰すことはマトモかね。」

「違う!この世界に骨を埋める覚悟がある。諦めているのがマトモでは無いんだよ。」

「馬鹿かね君は。王は元の世界に戻すとは一言も言っていない!骨を埋める覚悟ぐらいしておきなさい。

そもそも、君は覚悟が出来ていない。魔王の戦争で魔族や魔族と連携する者達と殺し合いをするのにだよ。

そして、勇者に同意する君達は洗脳でも受けているのかね?普通に考えればそんな事分かるだろうに。」

こういった事が夜が明けるまで続いた。

題名そのままですね!

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