祭りと変人の再会
題名だけで分かっちゃいますねはい。
色取り取りの旗が至る所に置かれている。旗には色々な神の姿が描かれている。
自分達三人は紙吹雪が舞う王都の大通りの一つ英雄通りにいる。
「凄い活気だな。」
「俺も初めてだよこんな賑やかな所。」
「まだ朝だから静かな方よ。あっ、ポエルがある。珍しい。」
とレーレンの視線の先には自分が好きだったお菓子の具材があった。
「この世界にも餡子はあるんだ。」
そこには、お餅が入っていないぜんざいの様なものがあった。そして、それを売っているのが、
「さあさあ、東の大国の竜人族の甘味、ソウルフードのポエルだよ!今なら5メスだよ!」
「アセシノさんこんな所で何しているんですか?」
そう、アセシノさんだった。
「おっ、メイ喰ってかないか?」
「まぁ、自分がいた世界を思い出すので買いますが。」
「おおっ、お前の世界にもあるのかポエル!」
「ええ、色々とありますよ。どら焼きに饅頭それに金つばや後…」
「いや、今はいい。また、教えてくれ。」
「あっ、それで三つ下さい。」
と自分はポッケの中からアーベンさんに貰った通貨を出した。
因みにこの世界の通貨は、
ペオ=1円 ペコ=10円 ペソ=100円
ペト=1000円 ペナ=10000円 ペポ=100000円
ペモ=1000000円 ペヨ=10000000円
ペロ=100000000円 ペン=1000000000000円
となっている。万国共通である。
「それで何でまたこんな所で?」
「丁度15ペソだな。嗚呼、酒場を壊してギルドの罰則を食らっただけだ。」
「馬鹿でしょ。」
「ガハハハッ、まぁな。」
そして、自分ははポエル持って二人の元に行った。
「私が前食べた時よりも甘いわね。」
「地球のより甘いな。」
「ありがとう、メイ様この俺にも買ってきてくれて。」
「お前は少し金銭の面でしっかりしろ。」
自分達は大通りに並んでいる1本の木の下でポエルを食べていた。
「あんな、あんな罠があるとは思わなかったんです!」
「まさか、あそこまで食うとはな!お前に金を持たせてはいけないな。」
「そうよね。もし、パーティを組むとしたらあなたにお金は絶対に持たせないわね。」
「だったら、俺達でパーティを組んで金を管理してくれ!」
『えっ!』
自分とレーレンはフューラーの言葉に驚いた。まさか、そんなしょうもない事でパーティを組もうとするとは思わなかったからだ。
「まぁ、別にいいが。リーダーは嫌だぞ。」
「マジか!じゃぁ俺がリーダーに成るからお前副リーダーな!」
「そういったことは冒険者になってから話しましょ。」
そんな事を話していると。大通りが一気に騒がしくなった。
「勇者様方達が来たぞ!」
「おおっ、あれがかあの先頭のやつが勇者か!」
「おい、こっちに向かってくるぞ!」
どうやら、勇者達が王城から外に出て来たらしい。
それだけならいい。しかし、此方に向かっているとのことだ。逃げようと思っても人が多すぎて動けない。
そして、最早目視できる所まで来やがった!
「おや、同士冥君が何故こんな所にいるのかな。」
そして、聞こえた悪魔の声。そこには上質なローブに包まれた緋伊が満面の笑みで立っていた。
今日はどうやら大きな祭りがあるらしく私達は外に出ることが許された。
訓練は一ヶ月後から始まるため今はみんなそれぞれこの城の中で楽しんでいた。
私は、本を読んだり、一人で思考を巡らしたりして時間を潰していた。
そして、今日は勇者達を民衆に見せるのを兼ねて外に出ることが出来た。
「スゲえなこれ。そう思わないか緋伊・聖堂。」
「クククク、小田君見たまえ獣人やエルフそれにラミアなど様々な生き物がいるよ!あぁ、すべての種族の解剖を行いたい。」
「怖ぇよ聖堂!?そんな事より祭りを楽しもうぜ。」
「小田、あの木の下を見た前。」
私はこの英雄通りで何処か見覚えのある人物を見つけた。
「あぁ、あの三人か。三人とも美形だな。男も女も鼻の下を伸ばしてやがるぜ。」
そこには、三人の人物がいた。一人の男は銀色の髪を適当に切ったように揃え額に角を伸ばして、その顔はどちらかというと可愛いと言えるだろう。
女の方は、美しい金髪を肩まで伸ばし出るところは出て引っ込む所は引っ込んでおり、目は赤と金のオットアイである。
もう一人の男の方は、黒のローブを羽織り黒の髪と黒の目。その目に相当な知性の目がある。世間一般的に見ても美形であるのは間違いないだろう。
私はそんな彼らに近寄った。クラスの目は私に釘付けであった。
自分達が見とれている人間に人の心など無いと思っている人間が近寄ったからだ。
しかし、私にそれは関係無い。
小田と聖堂も私に着いてくる。他のクラスメイトも私に付いていくる。
小田と聖堂はある一定の所で彼の正体に気づいた。
そして、私は声を出した。
「おや、同士冥君が何故こんな所にいるのかな?」
彼は苦虫を噛み潰したような顔をした。
「もう一度聞こう何故君がここにいるのかな。」
自分は、レーレンとフューラーに目を向け合図をする。直ぐに逃げるぞと
「えぇと、勇者様方達何でしょうか?」
自分は誤魔化そうとするが緋伊には効かない。
「しらばくれるな、神城冥。」
「神城!?あの神城なのか!」
「君が考えている神城だろうな頭の悪い勇者君。」
緋伊は何故か勝ち誇った顔をして言った。
「何で逃げたんだよお前!こっちはそれで大騒ぎだったんだぞ!」
というよりこの男は誰だったろうか?確か、ハーレムを築いていたのは憶えているがそれ以外は何も分からない。
「何かの間違いでしょう。それよりも、自分には妻がいるのでここで退散しま・・・しょう!」
自分はレーレンの手だけ持ってこの場を離れた。フューラーならきっとどうにかしてくれるだろう。
「おい!?メイ俺も連れてけ!」
「すまんな、あいつらとは関わりたくもないんだよ。お前なら何とか出来るさ。」
「おや?冥、君はいつの間に結婚したのかね又いずれ結婚祝いを贈らなければならないじゃないか。」
「ハッア!?お前その若さで一体・・・」
自分とレーレンは人混みの中へと消えていった。
主人公、勇者の名前ぐらい憶えとけよ(笑)
筆者は和菓子が大好きです!その為主人公も和菓子好きにしました。




