訓練2
「首斬術というのはな、魔法の一種だ。竜人族の中ではこれを持っていると色々と持て囃されるほど凄いのに他のところでは見向きもされないがな。うちのじっちゃんはこれで竜を手で切ったからな。
まぁ、あの石の的の首を切ってこい!」
とアセシノさんは笑顔で自分に木の剣を持たせて石の的の前に立たせた。
木の剣は普通の剣の形ではなく、何方かと言えば忍刀の様なものである。
木VS石どちらが勝つ!?
とそんなことを片方の頭で考えながらもう片方の頭で折角だから魔力を纏わせて斬ろうと考えていた。
自分は木の剣を大きく横に振った。すると、頭の中で剣の振り方、斬り方がイメージされた。自分は躊躇無くその通りに振った。
「えっ!」
と思わず声を出した。まるで豆腐を切るようにあっさりと斬れたからだ。
「おおっ、一発か!それじゃぁどんどんいくぞノルマ百回な!」
と笑顔でアセシノさんが自分が驚いている間に言った。
「百回目!!」
自分は百個目の石の的の首を斬った。一時間ほどかかったが何とか終わらせることが出来た。
どうやら、石の的は魔力を通っているらしく魔力を纏わなければ斬れ無いでいた。
そのお陰で、魔装というスキルを得ることが出来た。また、首斬術のLvも2になった。
「よし、休む暇なく次をやるぞ。次は暗器だな。」
と言い、何処からとも無く黒板と机と椅子そして、大量の暗器を出した。
「暗器は、まぁ大まかに毒・刺突・暗と三つに分かれている。毒は、そのままの意味だ。ただ、魔法の毒と生物の毒という魔力で作れるか作れないかの違いだなこれは。そして、刺突は心臓や脳を一撃で刺す技術だ。暗はまぁ、武器を隠すとかそういう意味だ。」
と言いながら、酒を飲む。酒を飲みながら授業をする教師が何処にいるのだろうか?
「俺は今泣いている。」
「はぁ、また何で?」
「弟子が卒業するのだから泣かない師匠が何処にいる?」
あれから一週間経った。この一週間は、真っ暗闇な部屋に入って、首斬術の訓練をして、暗器についての知識を学んだ。
そして、暗殺者Lvが20となり、
「卒業試験として鬼ごっこな。」
と言われ見事アセシノさんに鬼ごっこで勝った。
「何にするんだ職業?」
「まぁ、無難に魔術師見習いですかね。」
「成程、なら副ギルドマスターのあの人が次の教官だな。あの人元SSS級冒険者だったしな。」
「なっ!?」
SSS級冒険者、海を割ったり、国を滅ぼしたりと何でもありな冒険者。間違い無くこの世界最高クラスの人間だ。
アセシノさん達三人はSS冒険者で一軍と渡り合うレベルである。また、そのレベルにいくと全員が加護もちの人で死後御使いになるらしい。
「それじゃぁ、またな〜。」
とアセシノさんは訓練場を出ていった。
「おっ、二人とも職業変えか?」
「フューラー、君もか?」
と訓練場でレーレンと偶々合流し職業部屋の前でフューラーに会った。
「あぁ、俺は次は三刀流かな。」
「自分は魔術師見習いだ。」
「私も魔術師見習いよ。」
と次に何にするかを話し合う。
「それよりも、職業変え記念に明日デサント祭があるから外でないか?」
「デサント祭?」
「最初の神たちが誕生したと言われる日を記念とした祭りです。とても華やかですよ。」
「面白そうだな。自分も行ってみたいな。あっ、先入るぞ。」
「あぁ、先にどうぞ。」
自分は職業部屋に入った。
・魔術師見習い ・学者 ・司書 ・神官見習い
・マインドコントローラー ・毒使い ・幻術師
・魔闘士
「おぉ、増えてる。まぁ、今回は決めているが。」
と魔術師見習いを選んだ。
[メイ・シンジョウは暗殺者から魔術師見習いになりました。]
「まぁ、それらしいスキルは得ていたからな。」




