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プロローグ

初めまして!楽しんで読んでいただければ幸いです。

朝日が昇る。

そして今日も1日が始まろうとしている。

携帯の目覚まし機能が設定した時間に騒がしく鳴り出し、布団の中の主人が恨めしそうに唸り声を上げながら携帯に手を伸ばす。


「ゔ〜眠い…あと…24時間…」


誰が聞いているわけでもないはずなのに冗談で言っているのか、願望として言っているのかがわからない。

この少年、

坂崎さかざき 海斗かいと

年齢 17歳 高校生

性格 良くも悪くもマイペース

身長 172センチ

体重 55キロ

まあ可もなく不可もなくな身長、体重だ。

顔は見る人により賛否両論だが悪く言われた事はあまりない…はず。

本作の主人公である。


本来なら学校へ行く為に起きなければいけない時間だ。

ガチャ

海斗の部屋のドアが開かれ何者かが中に入って来る…のと同時に軽く走り、飛んだっっ!!


「寝ていたいならそのまま永久の夢の中で眠っとけ!」


走り込みと決めゼリフのような一言と共に、おーっと、まさかのフライングエルボー!

腰上の位置あたりまでの黒髪がサラサラと空中で美しく舞いながら、その人物の肘が海斗のお腹の辺りへ落下する。


「ぐはっっっ」


そう、海斗は短い人生に幕を閉じたのであった… 〜終〜


いやいや、まだ終わりじゃないから!

始まってから450文字程度しか打ってないから!

主人公「ぐはっっっ」しか言ってないから!


と言うかさっきの海斗の一言を聞いてた人いたんだ(笑)

海斗の息の根を止めよう?としていたこの人物。

海斗の母親、坂崎(さかざき) 奈緒(なお)

である。


「こら、カイ!学校なんだから起きなさい!」


起床時間になるが、動き出そうとしない海斗に呆れながら口を開く。


「それとも本当に永遠の夢を見たいのかな??」


後半のセリフはニコニコしながら冗談を言っているようだが海斗は布団の中から見えてしまう、目は笑っておらず母親の背中に般若が浮かんでいる。


そう、某アニメのスタ◯ドのように海斗の目には、はっきりと般若が見えていたのだ。

瞬時に悟る、このままでは殺られる!!

冷や汗をかき若干、半笑いで


「お母様、おはようございます。今日も爽やかな朝デスネ」


なんか後半、片言の日本語みたいになっていたのはこの際、スルーしよう。


「はい、おはよう!顔洗って支度してさっさと朝ご飯食べちゃいなさい」


先ほどのスタ◯ドを出していた時とは全く違う、優しい笑顔で海斗を促す。


「朝から天に召されるとこだった、ほんとに殺す気か。」


これ以上ふざけていると大変なことになるのがわかっている海斗は独り言のように文句を言いながら動き出す。


身支度を整え、制服に着替える。

季節は6月、制服は半袖のワイシャツと少し緑がかった生地に小さめのチェック柄のズボンだ。

リビングに行くと椅子に座り、新聞を読んでいる人物が目に入る。


「父さん、おはよ」


海斗が声を掛けたのは

坂崎(さかざき) 誠司(せいじ)

海斗の父である。

「おはよう!」

明るくニコニコしながら挨拶を返してくれる。


挨拶を済ませ、父の斜め前に支度されている食事を椅子に座り食べ出す。

食べながら時計に目をやるともうそろそろ出なければいけない時間になっている。


「さて、そろそろ行くかー。」


と、気合いを入れるかのように独り言を言いながら残りのパンを口に咥えながら出かけようする。

リビングで両親が2人揃って笑顔で見送ってくれる。


「いってらっしゃい」


支度を済ませ食事も食べたがまだ少し眠いような顔つきで海斗もそれに返す。


「いってきまーす」


リビングから玄関に向かい靴を履き、ドアノブに手を掛け、外に出る。

開けたドアが後ろでガチャンと閉まる音がして今日も1日が始まり、授業が終われば友達と学校近所のお肉屋さんで売っている牛肉コロッケ(一個50円)を2個買って食べながら家に帰る…はずだった


海斗の物語はここから始まる。




最後まで読んで下さり、ありがとうございます。

楽しんでいただけましたか?

なるべく早く更新して行きたいと思うので今後ともよろしくお願いします。

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