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六話 だってだって…
「だ。だめですか?」
八尺様は目をうるうるとさせた上目遣いで俺を見つめた。
うっ…。可愛い…。で、でも、了解したら敗けだ。
ここははっきり言わないと。
「だめに決まっているだろう!俺が告白してなにになる?」
八尺様は黙り込んだ。
沈黙がながれだすかと思いきや、八尺様は目を輝かせていった。
「気持ち悪いと思われます!」
「……」
俺はあまりにも予想外な返答に言葉が出なかった。
そりゃあ、気持ち悪いと思われるよ?
でもさ…。
もうちょいあるだろ!!
「違います?」
「違うわ、馬鹿」
八尺様が落ち込むと思ったら、急におこりだした。
「じゃあさ、私が行ったところで、『うわ、でけぇ!逃げろ~』ってなるだけじゃないですか!」
逆ギレェェ!まさかの!駄目だ、これ以上なにを言ってもこいつには通じない。
「わぁったよ、行きます行きますよ。てか、お前はいつの時代にいたひとなんだ?」
八尺様はきょとんとした顔で俺を見つめた。
…わからないのか。
「弥生時代とか?めっちゃまえ?」
「やよ…いじ、だい?わかりませんよ~!」
俺は頭をかかえた。
こいつ、駄目だ…!