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五話 お願いいたします
「ふーん…。つまりお前はもともとは人間だったのか。」
「はい…。」
うーむ、人間だと思うと、肌が白く、目がくりっとして…。
可愛いではないか…。
こんな可愛い人の願いを聞かないわけにはいかないな。
「で、願いはなんだ?」
八尺様は目を輝かせていった。
「幸助君に告白してほしいです!」
「…はぁ?」
意味がわからない。もしかして、こいつ馬鹿?
「だぁかぁら、あなた様が私の代わりに、幸助君に告白してくれればいいんですよ!」
「…あぁ、なんだ、ってえぇぇぇぇ!」