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八尺様の恋愛事情  作者: 琴梨
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二話 ふるえ

「んぁ…。なんだ、夢か…。」


俺はゆっくりと目をこすった。


「はっ、でけぇ女がお〇ら音だしながらきた夢を見るなんて、おれも幼稚だな、」



なんてぼやいていると、ふと後ろに気配を感じた。



(なにか、いる。)



『絶対なにかいますよね!』



「え…?」


『え…?』


「ゆ、夢じゃなかったぁ…!」



俺は驚きのあまりベットから落ちてしまった。



「たたた助けてくださいぃ!」


『え…。あの…。』


「命だけはぁぁぁ」


俺がパニック状態になっていると、それ、は急に大きな声でいった。


『あのっ!私。人間たべないんで…。今人間サイズになってるんで…。』


俺は驚きすぎて声が出なかった。


『あなた様にあ…』


「で、でていけ!おお俺はな、ばばば化け物と付き合う気はない!」


すると、女はしょんぼりして出ていったが、俺の震えはおさまらなかった。

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