14/15
第十二話 道をたどって
「出発~!!」
「ちなみに故郷は近いのか?」
「近いよ、だってこの家の裏だもん。」
「なぁんだ、っておい!俺の家の裏は廃墟しかねぇよ!(しかも幽霊がでる。勘弁してくれ~)」
「じゃぁいいですよ!来なくても、私一人でいきますから!」
おことは、頬を膨らませ、俺を睨むと家の裏の廃墟に向かって歩き出した。
「ま、待てよ!」
「なんですか、今更」
「そこに、二人はいるんだな?」
「もちろん」
おことは誇らしげにドヤると、ついてこないの?と声をあらげて手招きした。
あぁ。なにもないといいんだけどなぁ。
そして、数分後、俺の期待はあっけなくくずされていく…。




