おまけ1 作品のキーワード数と総合評価ポイント
3話までとは違い、どちらかといえば作者向け情報です。
人気キーワードとは関係ありませんが、せっかく取得した作品情報なので、作品についたキーワード数と総合評価ポイントの関係のグラフを描いてみました。
横軸が作品につけたキーワードの数で0個から15個、青い縦棒が作品数の分布、オレンジの折れ線が0pt回避率です。
なおキーワード数は小説投稿時に設定する最大15個のキーワード入力欄の方を数えています。登録必須キーワードはキーワード数として数えません。
キーワード0個の作品数が1344作品(作品数全体の4%)ありました。0pt回避率は44.5%と低く5割未満となっています。
キーワード15個の作品数が2022作品(作品数全体の6%)で、0pt回避率は90.7%と高いです。
キーワード数に比例して0pt回避率も上昇しているため、総合評価ポイント0ptを回避するためには大量にキーワードをつけて読者の目に留まるようにすると効果的な可能性があります。
もしこのグラフを見た作者様が、総合評価ポイント目当てに今から作品にキーワードを追加するのは、少し深呼吸してからの方がいいかもしれません。
頑張って15個にキーワードを増やして、もし0ptのままだと精神的ダメージが大きいです。
キーワードを15個つけても1割の作品は0ptなのです……
次はキーワード数とポイント中央値のグラフです。横軸は同じくキーワード数、青い縦棒は1pt以上の作品数、オレンジの折れ線がポイント中央値です。
キーワード0個の場合ポイント中央値は10pt、1個で11pt、2個で10ptと、キーワード数が少ない間はポイント中央値にほぼ変化はありません。
ただキーワード数が増えていくと二次関数的にポイント中央値が増加します。
キーワード6個で20pt、キーワード15個で93ptまで上昇します。
キーワード14個の時に13個よりも下がって見えるのは、13個の作品数が少ないため誤差と思われます。さきほどの0pt回避率のグラフもキーワード13個の所で0pt回避率が微妙に落ち込んでいましたし。
キーワードを15個までつける作品は、作者が面白い作品を書くのに意欲的なのでキーワードも限界ギリギリまでつけるのでしょう。
もちろん作品についているキーワード数を数える読者は殆どいないはずですし、読者はキーワード数ではなく作品の面白さでブックマークや評価をします。
もしこのグラフを見た作者様が、総合評価ポイント目当てに今から作品にキーワードを追加するのは、少し深呼吸してからの方がいいかもしれません。(以下同文)