表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ヨコシマなスイカ第6話<女の愛なのか?>

作者: 作者不明

<女の愛なのか?>

 ヨコシマなスイカは知ってしまった。女は時に優しいということを。競争に敗れて涙した男に駆け寄り、俯く彼の顔を胸に抱いた瞬間を見てしまった。止めどなく溢れる男の涙を胸に染み込ませ、何も言わずにただ女は男の髪を撫でる。微笑みながらただ。もう一度挑戦しなさいとは言わない、しかしもう諦めてとも言わない。本当の優しさを女は唯一の男に捧ぐ。男の涙はやがて枯れ、そして一言だけ呟いた。

「絶対、勝つから。君のために」

女は微笑む。そして言い放つ、

「勝手にすれば」

最後に男は一言彼女に告げた。

「俺より、何倍も強いんだな、君は」

「そうよ、だってにんにく多めの焼き肉食べたからね!」

男の涙が止まらないのは何のせいか?

ヨコシマなスイカは何も言えずその場を去ったとさ。でもその時二人は見ていた。去りゆくヨコシマなスイカが赤い汁を垂れながら転がっていく姿を。

それは果たして涙のつもりだったのだろうか?それともにんにくの匂いにまいったのだろうか?次回を待つしかないかな。

男は萎えたかもね?


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ