表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔力大戦 ~magical world~  作者: アッキー
「絆魔力」と「神と呼ばれし獣達」
61/96

another story ~魔神族~

読んでいただけるとありがたいです。


今回も一応日記風にしてみました。

 物心ついた時にはもう戦争は始まっていた。 というより生まれた時には既に女神族と戦争だった。

 だが魔神族は生まれた時から人類の様に弱々しくは無いので私は普通に戦いに参戦し、何人もの妖精族や人類を死に追いやった。 後に私達は「七人の魔神族(ヘルデーモン)」と呼ばれる様になった。


 ベルゼブブがよく俺たちは向こうの大陸の竜神(ドラゴン)族を絶滅寸前にまで追い詰め、他の種族も滅亡させたと言っていた。 ぜひこの目で見てみたかったものだ。 そしてベルゼブブがその話をする度にメフィストはいつも気難しい顔をしていた。 何やらメフィストは竜神(ドラゴン)の長を殺した時に力を吸いとった様だが特に変化が無いらしく、その話を聞く時はいつも首をかしげていた。


 メフィストとベルゼブブはサタンに血を舐めさせていた。 サタンは血を舐めた相手の力をコピー出来る様だったがメフィストとベルゼブブの魔力は使える様には成らなかった。 理由と言える物かは分からないが恐らく「祖の魔力」だからだと私は思った。 だがそれならばベルゼブブのもう一つの魔力を使える様になっても良かったと思うが……


 随分と時間が立った様に感じられた時、メフィストがヘラを、ベルゼブブがラクシュミーを追い詰めた。 勝利が決まるかと思ったが向こうの大陸から竜神(ドラゴン)族と呼ばれる種族が救援に入り、決着はつかなかった。 次回からの戦いは少し苦しくなりそうだ。


 次の戦いの時、メフィストがヘラに敗れた。 竜神(ドラゴン)の力を借りている等と言っていたが、メフィストが敗れた絶望に打ちのめされていた為、あまり覚えていない。 そしてラクシュミーの最強技によってメフィストは霊化した。 魂だけの存在になった。 私達はヘラ達相手にメフィスト無しで勝てるはずがなかった。 案の定ベルゼブブはヘラに敗れ、ヘラと戦える者はいなくなった。 ラクシュミーが亡くなったのがせめてもの救いだったが戦力差は圧倒的で、私達は封印された。 今でも封印された時の事を思い出す事があるが気分が良いものではない。


 約四十年の時を経て、私達は再び世界に、この世に戻ってきた。 随分と長く寝ていた様な気分だった。 私達は街を蹂躙した。 途中、人類の様な女神族の様などちらとも言えない魔力を持つ、小さな男の子がいたが、男なので恐らく人類だったのだろう。 べリアルの攻撃の余波で頭を打って気絶していた。 一人の女神族がそれを見て顔を青くしてどこかへ走り去っていった。 どうやらお坊っちゃんの様だ。 その後その子は悪魔族がどこかへ連れていった。


 男の子が連れ去られたのを見ていたら結界が張られていた。 どんどん力が抜けていくのを感じた。 私は異空間に身を隠し、結界の外へ脱出した。 脱出出来た魔神族と悪魔族は割りと多かった。 ベルゼブブはヘラに挑んだらしく、負傷していた。 ベルゼブブは向こうの大陸に渡ると言った。 私は向こうの大陸には興味があったがサタンが残ると言ったのでこちらの大陸に残る事にした。


 そして要塞の様な洞窟に住み始めて約十年。 どうやら結界内から人類や妖精族、そして女神族が攻めてくる様だ。 というより現在攻めてきている。 サタンの邪魔にならぬ様にみんな別々の部屋にいるが正直べリアルと私以外は割りと簡単に殺られてしまいそうで不安である。

 こうして日記を書いている間にこちらに接近してくる魔力が二つあった。 そろそろペンを置くことにする。


 馬鹿な……! 一人の魔力の中から私達と同じ魔神族の魔力を微かに感じる!

 まさか我々と人類との間にハーフが!? いや、それは考えにくい。 それにもう一人からは人類と女神族の魔力を感じる。

 …………どうやら今回の相手は簡単にはいかなさそうだ。


 しかしこれから私が死のうとも私は魔神族の為に戦うことを誓う


七人の魔神族(ヘルデーモン)」ルシファー

ポイント評価やお気に入り登録をしていただけるとありがたいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ