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魔力大戦 ~magical world~  作者: アッキー
「絆魔力」と「神と呼ばれし獣達」
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裏切りの女王

最近は短めの物が多くなってます……

割りとキリが良くなる様に終わらせてるつもりなので……

「しかし驚いたな。 ベルゼの言ってた仲間がまさか人魚姫だとは思いもしなかった」

「それに妹まで連れてくるなんてね」

 マリーの横にはメイが水を纏ってういていた。

「別にこの子はただの弾除けよ。 戦力には入れないで」

 マリーは一瞬メイの方を見てから、再びベルゼブブ達の方を見て言った。

「あら可哀想。 その子死んじゃうの?」

「まぁ生きてても役に立たないからね」

 その言葉を聞いてメイはうつむいて拳を握りしめた。

(やっぱり……マリーにとって私はただの道具なんだ……)

 そう思いながら。



「起きて遊真。 始まったわ」

 遊真はその声を聞いて目を覚ました。 目の前にはレノーラが覗き込むようにして、遊真の顔を見ていた。

「場所は?」

水の都市(アクアタウン)の北。 私たちは一番遠いかもね」

 遊真は体を起こすとレノーラと二人で空間の出口へ向かった。

「なら急がないとな」

「ロケスからの伝言。 というよりさっきゴーレムから手紙を渡されたんだけど、移動時は体力消耗の激しい魔力は使うな。  だって」

「じゃあ余計遅れるな」

 遊真はそう言いながら空間から出た。 レノーラも後からついて出てきた。

「ゴーーーー!」

 ゴーレムが近づいてきて、自分の肩を叩いた。

「乗れってことだな」

「じゃあ行きましょう遊真」

「あぁ。頼むゴーレム」

 ゴーレムは地面に手を置き、地面を隆起させた。 盛り上がった地面がゴーレム達を移動させていく。 次第にスピードが加速していく。

(みんな無事でいてくれよ……)



「じゃあ行ってくる」

「お気をつけて。 若様とミカエル殿の勝利を信じております」

 ミカエルは笑顔をうかべ、湖に向かって走り始めた。



「翔一殿。 (ロード)が出来るだけ近づいてから「瞬間移動(テレポート)」を使い、体力の消耗を抑えてほしいとのことです」

「分かった。 出来るだけそうするよ。 じゃあ行ってくる」

 頭を下げる吸血鬼(ヴァンパイア)に手を振り、翔一も湖に向かって移動を始めた。



「メイはもう行っちゃったのかな……」

 ウリエルは周りを見渡した。 周りには特に人魚(マーメイド)の姿が見えない。

(避難したのかな……?)

 少し疑問を抱きながらウリエルも湖に向かって移動を始めた。



「「ベルゼブブ!」」

 デュークとロケスはほぼ同時に湖に到着した。

「よぉ。 よく来たな。 まずは元仲間に挨拶でもするか?」

 ベルゼブブは笑いながら湖を指差した。 デュークとロケスは驚きの声をあげた。

「マリー姫……貴女はそちらにつくのか?」

「愚問ね。 見れば分かるでしょう?」

「メイ姫もそうなのか……?」

 メイは一瞬 びくっ と体を動かしたが再び下を向いてしまった。

「別にこの子は私の弾除けよ。 特に意味は無いわ」

「それが妹に対する言い方か?」

 ロケスは思わず剣を握りしめた。 裏切られたという怒りとメイに対する非情な態度に向けての怒りがロケスの中で駆け巡っている。

「別にこんな役立たず「妹」だと思ったことは無いわ」

「お前それでも姉妹か!!」

 ロケスは叫び、マリーに飛び掛かった。

「やれ」

 マリーがそう呟いた瞬間にロケスは水面から現れた物に吹っ飛ばされた。

「ロケス!」

 デュークはロケスが吹っ飛んだ方向を見て叫んだ。

「だ……大丈夫だ」

 ロケスは周りの倒れてきた木をどかしながら立ち上がった。

「こいつは……まさか……!」

「まさかっていう程でも無いでしょ? この大きさの烏賊なんてこの世に一匹しかいない」

「まぁ俺も最初は驚いたな。 まさか「海洋邪神(クラーケン)」と契約してる奴がいるとは思いもしなかった」

 ベルゼブブは笑いながらそう言った。

「ベルゼ。 もう良いだろう?」

 そう言ってアイモデウスが一歩前に出た。

「こいつら二人位なら俺がやる。 お前達は少し暇になるだろうが……」

「一応油断はするなよ。 お前はベリアルとルシファー位の強さは持っているが万が一もあり得る」

「分かっているさ」

 アイモデウスは構えると体を光で包み込んだ。

「行けるかロケス?」

「当然だ。 怒りで体がいくらでも動きそうだ」

 アイモデウスが二人に突っ込んで来た。 ロケスは剣の柄の部分に、デュークは指輪に触れた。

 そして光が二人を包み込んだ。

(これは……「絆魔力」か……!)

 光が晴れるとロケスには白い翼が生え、デュークには黒い翼が生えた。

「「絆魔力(リンク)天翔馬(ペガサス)」!」

「「絆魔力(リンク)八咫烏(ヤタガラス)」!」

 次の瞬間アイモデウスはベルゼブブの後方まで吹っ飛んでいた。 ベルゼブブは歯ぎしりをしながら呟いた。

「「神獣」の力か……」

 ベルゼブブはアイモデウスの所へ跳び、アイモデウスの体に触れ

「治れ」

 と呟いた。 それだけでアイモデウスは何事もなかった様に立ち上がった。

「すまんベルゼ」

「気にするな。 レヴィアタンと共にあれの「絆魔力(リンク)」を使え。 オリジナルにも戦ってもらうが数は多い方が良い」

「分かった。 レヴィ、聞いていたか?」

「聞いてたよ。 でも数でやるならまだあいつらが残ってるけどね」

 アイモデウスとレヴィアタンは自分のブレスレットを取りだした。

「「絆魔力(リンク)」」

 二人が光に包まれ、ベルゼブブが口を開いた。

「お前ら竜神(ドラゴン)族を知っているか?」

 ロケスとデュークは何故そんな事を聞くのか疑問に思ったが

「知っている。 かつてその圧倒的な力で空の帝王と呼ばれた種族だろう」

 とデュークは言った。

 ベルゼブブは悪魔の様な笑顔をうかべた。

「じゃあそいつらの「絆魔力(リンク)」はさぞかし強いんだろうな」

「「何!?」」

 次の瞬間光が消え、現れたのは赤い鱗が少し生え赤い翼が生えたアイモデウスと青い鱗が少し生え、青い翼が生えたレヴィアタンだった。

「「竜神(ドラゴン)」」

 そう言って二人はロケスとデュークに向かって歩みより始めた。

「くそ……!」

 ロケスとデュークは迎え撃つ為に構えた。

ロケスがペガサス。

デュークがヤタガラスです。

分かりにくくすみませんm(._.)m


今日まで四日間ほど連続で投稿してきましたが少し間を空けてからまた投稿いたします。

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