「大天使・ガブリエル」vs「四天王」
ラファエルは男性
ガブリエルは女性
という説明をいれるタイミングを逃しました……
登場人物紹介でまた明記したいと思っております。
読んでいただけるとありがたいです。
少し前……。 ⑥番トンネル
アモン。 そう名乗った者は全身が鎧で覆われていた。 兜も顔全体を覆っており、表情も読み取れなかった。
「それが貴方の魔力ですか?」
とガブリエルが聞いた。
「いかにも。 これが我の魔力「鋼鉄鎧」。 生半可な攻撃は我には効かぬ」
とアモンが答えた。 声でアモンが男性だと言うことが分かった。
「なるほど。 防御系ですか」
「お主は攻撃系か? 残念だな。 我には効かぬぞ」
「根拠は?」
「……は?」
アモンは首をかしげた。
「私の魔力が貴方の魔力に勝てないという根拠はあるのですか?」
とガブリエルは少し笑いながら答えた。
「……なるほど。 我の鋼鉄鎧を打ち破れると……。 大した自信だ」
「それは貴方も同じでしょう?」
「実力は自信に見合うのか!?」
とアモンは飛び出してきた。 鎧を纏っているとは思えぬスピードである。
「身体強化」
とガブリエルが呟いた。
次の瞬間にアモンが剣を振り下ろした。
しかしアモンの剣はガブリエルをとらえることはなかった。
「なるほど……。 スピードは大したものだな」
「スピードには自信があるので」
「しかし逃げてばかりでは勝てんぞ!」
アモンは再びガブリエルに飛びかかった。
「炎大砲」
とガブリエルが放った炎がアモンに直撃した。
しかしアモンはその場に何事もなかった様に着地した。
「やれやれ……攻撃はこの程度か……。 やはり我の前には無力だったな。 我の鋼鉄鎧は! 衝撃を遮断し! 熱を伝える事は無く! 雷を通さない! さらにこの剣は我のこの魔力で作ったもの! つまりこの剣は何があろうと決して折れることはない!」
とアモンは高らかに語った。
(ここまで自分の力に酔いしれてる人初めてだわ……)
とガブリエルは思った。
「さぁ! お主の「覚醒魔力」をみせてみろ!」
「何故そこまでテンションが高いのかしら……」
と少しガブリエルは呆れながら言った。
しかしガブリエルはそう言いつつもゆっくりと構えた。
「そう! それで良いのだ!」
とアモンはまたしてもガブリエルに飛びかかった。
ガブリエルもアモンに飛びかかり、剣を避け、アモンの頭に。 正確には兜に軽く触れた。
その瞬間にドサリとアモンが倒れた。
「……な!?」
アモンは体が動かないことに困惑した。
(何故……だ……体が……)
アモンの体はガクガクと震え、動けそうではなかった。
そしてガブリエルが再びアモンの兜に触れた。
次の瞬間にアモンは……全く見たことが無い様な世界に立っていた。 何もない真っ白な世界。 前にはガブリエルが立っているだけだった。
「こ……ここは……?」
アモンは混乱していた。
「ここは貴方の夢の中よ」
「夢の……中だと……?」
「「覚醒魔力」悪夢」
テスト勉強に入るので執筆は出来ないのですが
もう一話書き貯めしておいた話があるので来週の水曜日位に投稿します。
追記 書き貯めしておいた話が次の話でいれるのが少し嫌だったので(登場人物紹介なので……) 次の話を少し書けているものを完成させ、日曜日のお昼頃に更新します。
よろしくお願いいたしますm(._.)m