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魔力大戦 ~magical world~  作者: アッキー
「覚醒魔力」と「魔神族」
18/96

「大天使・ラファエル」vs「四天王」

読んでいただけるとありがたいです。

 少し前……。 ⑤番トンネル。


「オラァ!」

 とロキが拳を振り下ろしてくるがラファエルは拳を掴みロキを投げ飛ばした。 だがロキもなんなく着地すると両手で何かを持つように構えた。 すると手の真ん中に黒い玉が出来上がった。

「それがお前の魔力か?」

 とラファエルは聞いた。

「あぁ、そうだぜ! これが俺の魔力。 混沌(カオス)だ!」

「……そうか」

 そう言うとラファエルも同じ様に構えた。 ラファエルの手の真ん中には光輝く玉が出来上がった。

「それがてめぇの魔力か?」

「あぁ。 名前は最初は(シャイニング)にしようと思ったんだが、仲間からはこう呼ばれてる。 「覚醒魔力」秩序の光(コスモス)

 とラファエルは少し笑いながら答えた。

「へぇ……でどの辺が秩序な訳?」

「さぁ? 仲間曰く、光って秩序っぽいじゃん。 ってことらしいよ」

「ハッ! よくわかんねぇ理由だな!」

 そう言うとロキは手を前に出し、黒い玉を撃ち出してきた。

 ラファエルも同じ様に手を前に出し、光輝く玉を撃ち出した。

 お互いの技がぶつかりあい、相殺した。

(こいつの魔力……おそらく消滅に近いな……。 触れたら消滅させられる)

(こいつの魔力……ブラックホールに近い力だな……。 触れたらのみ込まれる……)

「これはどうだ!」

 ロキはそう言うと同じ様に黒い玉を作り、その黒い玉が複数に分かれた。

混沌乱撃(カオスガトリング)!」

 分かれた複数の黒い玉がラファエルに襲いかかる。 しかしラファエルも同じ様に光輝く玉を複数に分け、

光輝乱撃(シャイニングガトリング)!」

 と放った。

 またしても二人の技は相殺した。

 この時に二人は思った。

((決着がつかない))

 二人は同じ様な力と技で攻防を繰り返している。 いずれはどちらかの体力が尽きるだろうがそれがいつになるかは分からない。

(ったく……めんどくせぇ野郎だぜ……。 もうちゃっちゃっと……)

(このままじゃらちがあかないな……。 少し荒い手段だが……)

((大技で終わらしてやる!))

 二人は同じ様に考え、大技の準備に入った。

「何だ? お前も最強技か?」

 ロキは巨大な闇の玉を作りながらそう言った。

「あぁ。 その通りだ」

 とラファエルも巨大な光輝く玉を作りながら答えた。

「そんなことがあるかは分からねーけど……。 これで決着が着かなかったらめんどくせぇな……」

 とロキが呟いた。

「その時はどちらが先に攻撃を加えられるかだ……」

 ラファエルがそう答え、ロキはニヤリと笑いながら叫んだ。

「どうせお前はこれで死ぬがな!」

「死ぬのはお前だ!」

 二人は同時に手を前に出し、最強技を発動した。

混沌暗闇(カオスダースネス)!」

光輝秩序(シャイニングコスモス)!」

 全てをのみこむ様な闇と全てを浄化する様な光がぶつかりあった。

 そして……勝ったのはロキの技だった。

 巨大な音を出しながらロキの技が壁に激突した。

「……へっ……。 割りと最後はあっけなかったな……」

 とロキが呟いた瞬間にロキは腹部に攻撃をうけ、後ろに吹っ飛び壁にぶつかり、その場に崩れた。

(な……に……が……?)

 ロキは自分に攻撃をくわえたものの正体を探した。

 するとそこには傷を負ったラファエルが立っていた。 ラファエルは身体中から出血し、左目は見えていなさそうだった。

「て……てめぇ……何で……」

「さっきの貴様の技で私は死ななかった。 ただそれだけの話だ」

 ロキはゆっくりと立ち上がりながら話を続けた。

「てめぇ……なんで生きてる……?」

「ただ単に私の技との衝突で威力が落ちていた。 ただそれだけだ」

「なるほどな……。 てめぇを殺すには……威力が足りなかったってことかよ……」

「そういうことだな」

「じゃあ今死ね!」

 ロキは手に闇を纏い、ラファエルに殴りかかった。

「自分の体の変化に気づかないか?」

 ラファエルの言葉を無視し、ロキはラファエルに拳を突き出した。

 ロキの闇を纏った拳がラファエルの腹部を貫いた。

「どうした……? 避ける力も残ってねぇか?」

「あぁ……。 足の骨が……ボロボロなもんでね……」

「そうかよ!」

 ロキはもう一撃ラファエルに加えようとした時にロキは自分のからだの変化に気づいた。 その時には既に……ロキの腹部は消滅していた。

「私の攻撃がお前をとらえた時から消滅は始まっていた。 それとお前……痛覚を遮断しているな……? 私の攻撃をくらったときに。 だからお前は気づかなかった」

 とラファエルは静かに話した。

「そ……そんな……お……俺が……」

 ロキは 死 の恐怖に震え、上手く喋ることが出来ていなかった。

「お前の……負けだ」

 とラファエルは言い、手を前に出した。

光輝玉(コスモスボール)

 ラファエルの右手から放たれた光輝く玉がロキに当たった。

 そしてロキは消えていった。

 ガクッとラファエルはその場に崩れた。

(ダメージを受けすぎたな……。 まさか……負ける……とはな……)

 ラファエルは立ち上がろうとしたが足が折れており、立ち上がることが出来なかった。

(治療が……必要だな……)

 とラファエルは考え、動こうとしたが多量出血により意識が朦朧としており、体も動かなかった。

(死ぬ……のかね……)

 ラファエルは薄れゆく意識の中でそう思いながら、意識を喪失した。

これからテスト勉強に入るので更新が出来なくなります。

申し訳ありません。m(._.)m

五月二十四日位に再び更新致します。

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