表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔力大戦 ~magical world~  作者: アッキー
「覚醒魔力」と「魔神族」
11/96

「人類王」vs「四天王」

 バアルはゆっくりと椅子から腰を上げた。

「人類王か……」

 大輝は既に剣を抜いていた。

「そうだ」

「話にならんな!」

 バアルが不意に大輝に殴りかかった。

 大輝は予想外の動きに剣で辛うじてかわすのが精一杯だった。

 大輝は攻撃を回避した後身体強化(フィジカルブースト)を使った。

「人類は……弱い」

 バアルはそう言った。


 実際に三種族。 魔神族を含むと四種族の中で一番魔力が弱いのは人類である。

 一番強い人類 大輝でも女神族と比べると女神族内の十位~二十位ぐらいの順位なのだ。


「まぁあまり甘く見ないでいただきたいな」

「そうか……よほど自信がおありの様だな」

 バアルはまたしても大輝に殴りかかった。

 大輝は剣でバアルの一撃をいなし、

炎玉(フレイムボール)

 炎の玉を直撃させた。

 バアルは後ろに下がった。

「少しはやるようだな。 しかしこれからはこのような技は効かんぞ……」

 バアルは肩幅程に足を開き、腰を少し下げた。

「超・身体強化(フィジカルブースト)

 バアルの身体を輝く光が包んだ。 大輝はあまりの眩しさに少し目をそらした。

(……これが魔神族特有の魔力か……!)


 魔神族は人類、妖精族、女神族の様に色々な魔力を使うことは出来ず一種類。 稀にでも二種類程しか使えない。 しかしその魔力は……桁違いである。


「さぁ! 潰れろ!」

 バアルは大輝にパンチを放った。

 大輝は避けようとしたが予想以上にバアルが速かった。

「ぐっ……」

 大輝は吹っ飛ばされた。 壁にぶつかり大輝は地面に膝を着く。

(一発でこの威力か……!)

 バアルは休むことなくパンチを繰り出してきた。

風刃(ウィンドカッター)!」

 大輝の風の刃がバアルに襲いかかるがバアルにはキズ一つつける事が出来なかった。

「無駄だ……。 我が身体に今キズをつける事は何人たりとも不可能だ」

 バアルは大輝に距離を詰めると技を放った。

怒神鉄槌(ブレイクハンマー)!!」

「シールド!」

 大輝はシールドを張るがバアルの拳はシールドを突き破り、大輝に渾身の一撃を叩き込んだ。

「ゴフッ!」

 大輝はその場に崩れた。

「終わりか……?」

 そう言ってバアルは大輝を蹴り飛ばした。

 大輝反対側の壁にぶつかった。

(く……そ……)

 大輝は歯を食い縛りながら立ち上がった。

「無駄だ……。 貴殿は我の攻撃を防ぐことも。 我の身体にキズをつけることも出来ん」

「……それは……どうかな……?」

 大輝は笑いながら言った。

「強がりを……」

 大輝は手を前に構えた。

「何をする気だ……? 我の前には物理的な物は効かんぞ」

 そうバアルが言った瞬間にバアルの胸部から血が流れ出た。

「……な!?」

 バアルは自分の身体から血が流れた事に困惑していた。

「貴様……一体何を……!?」

 大輝はまた少し笑いながら答えた。

「「覚醒魔力」神風」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ