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恋に溺れる

ちょっとだけイチャイチャ?


そういうの苦手な方は戻って下さい_(┐「ε:)_

「ごめんなさいっ!」


部屋に入って早々、ミリーさんは俺に頭を下げた。


「え‥何?何で謝るの?」


どうして急に?

俺は頭が真っ白になった。


「どっちかというと、謝らなきゃいけないのは俺の方だと思うんだけど。ややこしい事に巻き込んじゃったし。ミリーさんとの事もバレちゃったし‥」


そうだよ。

俺が悪い。


俺のせいで彼女は本来の義務から外れて、式典までの間、俺を補助する事になった。

付き合っている事を伏せていたのに、あっさり勘付かれてしまったし。


そう言っても彼女はまだ頭を上げない。

そしてふるふると頭を横に振って「違うの」と、声を震わせている。


どうしよう困ったな。

こっちを見てくれしないし、理由も話してくれない。


「俺、知らないうちに何かした?それとも黙っていた事を怒ってる?」


俺は屈んで、彼女を下から覗き込んだ。

けれど頑なに顔を覆う手に阻まれて、その表情は見えない。


泣いてる?

それとも怒ってる?

顔を見たく無いくらい嫌なのか??


不安から追い縋るように手を伸ばした。


もし今この手が彼女に振り払われてしまったら‥。声を上げて「嫌!」と拒絶されてしまったら‥。


そんな暗い想像をしながら、彼女の細い両腕を掴んだ。


ーーー


腕を握り込む大きな手の感触。

自然と身体が強張った。


「ミリーさん‥」


私の名を呼ぶ声色に戸惑いと不安が入り混じっていた。


そんなつもりではなかった。

彼を不安にさせるつもりで「ごめんなさい」と、言ったわけじゃなかったのに。


情け無い。

ちゃんと説明もせず、押し黙って。

あげく5歳以上年下(?)の彼に、逆に謝らせて。


「違う。本当に違うのよ‥。ごめんなさい」


「だから、何が?」


ほら、また困らせている。


彼は優しい人だと思う。

けど、案外せっかちな性格。


焦れて、私の腕をやんわりこじ開け始めているし。


「っ!」


力で敵うわけが無い。

それでも私が少し抵抗した所で、彼は気づいてそれ以上強引にする事は無かった。


一見ヒョロリと細身に見えるけれど、そこはやはり男性。

普段、私を抱き寄せる腕もちょっとした荷物を持ってくれる時も、どこにそんな腕力が?と、不思議になる。


そうだ、2年前のあの時だって私を軽々と持ち上げていたじゃないか。


「俺の事、嫌いになった?」


寂しそうな声に息をのむ。


誤解されている。

ダメだ早くちゃんと伝えないと。


だけどまだ‥頭の整理がついていなくて説明が。


どこから。

何から聞けばいいの?


私は頭が混乱したまま、ノアに思い切り抱きついた。


「ミリーさん」


ノアの安堵したような声。

そして抱き返す腕と温かな胸。


胸がキュウとなって泣き出したくなった。


「そんなわけ無い!わ、私はあなたの事を本当に何も知らなかった、知ろうとしなかったんだって‥それで、情けなくなってっ!」


言葉にする内、涙で視界が滲んだ。


「ミリーさん、いいんだよ。それは俺が悪かった。最初から、ちゃんと伝えておけば良かったのに、俺が黙ってたからーーって何っ!?くすぐったいんだけど??」


「ぐすっ。だってこのままじゃ服を汚しちゃう」


そう。私はノアの着ている上着の胸ポケットから、勝手にハンカチを抜き取っていた。


ーーー


「はぁ‥。驚かせないでよぉ」


俺はドッと疲れてミリーさんの首筋に顔を埋めた。


兄貴に急かされ、今朝方ようやく街に帰って来た事よりも、カトリーヌ王女殿下から和平式典参加へ打診がきた事よりも疲れた。


「別にそんなつもりじゃ。ノアが急かすから‥」


本当に嫌われ「別れる」と、彼女から言い出されていたら、間違いなくバイオリンどころでは無かった。


それこそシルフォーネに文句の一つ言いにいっていただろう。


『人の恋路を邪魔するな!』と。


「そうだけど。説明もなく突然謝られたら驚くなって方が無理」


「そ、そうね」


撫で撫でと子供をあやす様に髪を撫でる感触が心地いい。


あーもう。

本当は早く家に帰って、思いっきり甘えたい。

駄目なのかな?まだ帰っちゃ駄目なの??


「ミリーさん、今日の仕事は何時まで何ですか?」


スリっと首筋に頬擦りした。

すると彼女はピクッと反応をしめす。


「ちょっ‥、一応まだ仕事中!」


「俺は昼で終わったもの」


彼女が嫌がらない事をいい事に、俺は胸元のボタンを2つ3つ外して、その肌に跡をつけた。


じわっと肌がピンクに染まる。


「ぅ。馬鹿‥」


そうです。

俺は貴女に関してはそうなってしまうんです。


「ミリーさん。今日から俺の補助要員‥なんだよね?少し俺と親睦を深めませんか?」


だからお願い。

明日からはいい子になるので「うん」と、言ってください。


全然足りないわっ!って思った方には申し訳ない

各自妄想して。  (・∀・)ぇー!?


だって此処、年齢制限かけて無いんすよぉ。

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