幸せを探して
この世界の果てまで何処までも飛べる気がして
宝ものたちが今目覚める
夜は私
眠るように
何処までも静かに
あなたを癒す風になれたら
想い出の空 どこまでも遠く青く澄んで
たった一人。
この世界で
もう一度あの場所へ
覚えているものは 何も無いけれど
あの空を眺めて 私はここにいる
届いてほしいと願う
あなたがいるなら
世界を超えるために目を閉じる
今そこに
手をのばしてみようか
何も無い空の果て
果てしない空
誰かを想う
あなたの名を呼べば
届く気がして
泣きながら笑うあなた
今ここにあるもののすべてを抱きしめて
もしも
あなたに触れることが出来たなら
昨日の消えた夜空にも
星は瞬き どこまでも光る
宝石のように煌めく
地上に咲く花のように
いつまでも 絶えることなく
あなたへと笑顔を振りまく
忘れない いつまでも
終わらない夜の中に
まるで あなたが一人いるよう
膝を抱えたまま
泣いているの?
心の内側にあるものを
誰にも知られたくなくて
拭い去れずに涙
太陽を無くして夜に沈む
声にならない
聴かせてほしい
いつかの夜に消えてしまった流星のように
あなたの瞳 真っ直ぐに そらさずに
見せてほしい
あなたの心の中に眠る
欠けてしまった三日月
私へと寄せて
満月のように
静かな夜の波打ち際に
風は凪いで
あなたの背中が淋しそう
悲しそうに笑うあなた
波の音だけが聴こえる
ボトルシップ
届いてないのかなんて
貝殻と一緒に
砂浜に一人
いつまでも探すのでしょう?
あきらめの言葉を言い聞かせるように
この夜に
波間に浮かぶ満月
どこかあなた照らすように
届かなくても
あなた想う
裸足で歩く
波打ち際
聴かせてほしい
さざ波のように
遥か海の底に隠そうとする前に
見せてほしい
岩陰に隠されたあなたの心
夜明けまでは時間があるから
あなたの傍に 私の隣に
無言の代わりに
夜が流れてく今を
欠けてしまったいつかの三日月を
あなたを抱きしめるように
あなたを知りたい
言葉を探して
夜明けまでの時間
ふたりだけなら
世界とのつながり探して
あなたと私
ふたりだけの時間
旅人のよう
いつからか
あなたと私
何処かで生まれて
想い出のそこに空があるなら
笑って
この海よりも深く
ともに生きたい
心臓が鳴る
ふたりの距離
近づけば近くほど
分からなくなる
どちらが あなたで
どちらが 私か
水平線の彼方
ひっくり返るほど
記憶の蜃気楼
いつかの記憶
飛び乗って
私の中を
あなたが かけめぐる
世界は祝福されて
満月と太陽が交わる
願いごとのせた星たち
時間を超えて
あなたとふたり
流星のように
あなたを知りたい
つぶさな瞳
時間さえ置いてゆく
命が運ばれる
命が宿る
とめどなく押し寄せる
宇宙が生まれたように
目の前の暗闇
あなたを信じて
飛び越える
あなたとふたり
私がいるから
夜明け前のベッド
耳もとで囁いた
あなたの描く世界
あきらめないで──
今という時間
目をそむけたくても
時は私たちを運ぶ
世界の何処かへ
導いてほしい
私から生まれた小さな言葉
あなたへと深く
届いて欲しいの
あなたが探している
今という時間
答えはその中に
私の中に
あなたの中に
太陽の光あびて
また生まれ変わる
どんな未来も受け入れる
あなたが傍にいて
私へと近づいて
幸せの言葉を
どこまでも探して