卵の中身はなんじゃろな
最近時間がないのです…
「セピア様、これ会話とかできるんですかね?」
「さあ、僕はドラゴンと会話した経験はないからなぁ…」
ただ、このままだとご近所迷惑どころの話ではなくなってくる。なんとかして子のドラゴンをなんとかしたい…僕もこれからどうすればいいかわからないんだよ畜生。
「えっと、僕の声が聞こえるー?」
僕史上1、2を争う大声で叫んでみたんだが、当然の如くうんともすんとも言わない。これはまずい、下手するとこのまま暴れだして国ごと破壊されるかもわからない。うん、これは非常にまずい。
「セピア君、ドラゴンの中には思考会話で意思疎通を行う種族もいたような…」
「それってどうやるんだ?」
「頭の中で、相手に強く念ずる、みたいな?」
「情報がアバウトすぎる…」
ただ、やってみるか…
〈僕の声が聞こえるか?聞こえたら、取り敢えず大きな音を立てるのをやめてもらいたいんだけど…〉
〈あなたが私のマスターですか…?〉
〈ま、マスター?〉
何かよくわからないけど、都合よさそうだからそういうことにしておこう。
〈そうだよ、僕が君のマスター。周りに迷惑だから、叫ぶのをやめてくれないかな?〉
〈わかりました〉
なんとか、多少の騒音トラブルぐらいで済みそうだ…
「セピア様、どうですか?」
「うん、ちゃんと意思疎通できたよ。なんか、脳内に女の子の声が聞こえてきた」
「じゃあ、私の想像通り思考会話で意思疎通をする種族だったってことか…」
「そういうことになるね」
さあ、なんとか制御することはできそうだが、他にも問題がある。
「この巨体を、どうすればいいんだろうか…」
「確かに、これだけ大きいドラゴンを屋敷の中に入れるのは…」
「入らないことはないと思うんだけど…そういう問題じゃないんだよなぁ…」
背の高さ3mぐらいあるドラゴンを人間用の家で飼うのは少し無理があるんじゃなかろうか?
(望み薄だとは思うけど、君もう少し小さくなれたりしない?〉
〈小さく、ですか?私達は、人間のような姿になれますよ〉
〈そうなのか、じゃあちょっとなってもらってもいいかな?ここだと、少し手狭だからさ〉
〈わかりました、マスター〉
〈そのマスターって呼び方は、どうにからなない?〉
〈なりません。私達白竜にとって、マスターとはそれほどに重要な存在なんです〉
残念ながら僕は本当のマスターじゃないかもしれないんだよなぁ…
そして、白竜の体を白い光が包み込む…
「セピア様、何が起きてるんですか?」
「どうやら人間のような姿になれるらしいから、お願いしたんだ」
「人間の姿に、なれる…?」
「どうした?ユーリ」
「セピア君、もしかしてこの子白竜かも…」
あ、僕が適当に呼んでいたのって正式な種族名だったんだ。
「白竜だと、どうなるんだ?」
「白竜って、めちゃくちゃレアな種族なのよ。向こうでも、一度か二度あったことがあるぐらいだし…白竜の特徴としては、人間と友好関係を築いていることよ」
「でも、魔族側なんだろ?」
「最近は、白竜の個体数自体が減って、人間と一緒にいる白竜も減ってるからね。白竜は、卵から生まれて十分以内に見た人間をマスターとみなし、一生その人間のために尽くす。そういう種族なの」
「つまり、魔族側で生まれた場合そういった人間と過ごさない白竜が出てくると?」
「そういうこと。昔は白竜を連れた人間も結構いたんだけど…」
〈君、結構レアみたいだよ?〉
〈れあ、ってなんですか?〉
〈中々手に入らないことを言うんだ〉
〈なるほど、覚えておきますね〉
あ、この感じクセになりそう…
お疲れ様です。
最近、なろうにいいねらしきものが追加されたみたいです。なぜか初期設定で受付拒否になっているとかいう極悪仕様…
ということで、記念に(?)いいねください




