選考対象に選ばれましたとさ★ vol8
さあて、来週のサザ●さんは?
さあて、やってまいりました選考会。この選考会の成績次第で、僕の今後の命運は決まってしまうわけだ。目指すは落選、そして全面戦争期間中は家で優雅に過ごす。これが僕の思い描く理想の選考会というわけだ。
「冒険者の皆さん、本日はお集まりいただきありがとうございます」
ま、僕ら一日遅れたんですけどね。それにしても、結構人が多かった。あくまで予想だが、母数を増やしておこうという作戦だろう。これだけ人数居れば、僕一人ぐらいいなくてもバレないんじゃないか?今度こういう機会があったら検証してみようかな。
「では、まずは魔力量の測定をします」
あ、キタコレ。確定演出、背景が輝いてますわ。
「セピア様、流石に喜びすぎです」
ちなみに、アリスは物理攻撃をメインとするグループに分かれているので、現在僕ら魔術師のグループの評価が終わるのを待っている状況だ。
「バレたか」
「セピア君、その点コンプレックスなんじゃないの?」
「まあ今でも不満に思うことはあるんだけど…今回ばかりはこの魔力量に設定した神とやらに感謝しないとね」
「身も蓋もないわね」
さてさて、勝ち試合がやってまいりました。まさか向こうから僕の願いを叶えてくれるとは…
「お次の方、どうぞ」
「はい」
「それでは魔力量の測定を…えっと、これはちょっと…残念ですが、落選とさせていただきます」
いよっしゃああああああ!見たかこれが魔力量Eの実力だ!なんせ弁解の機会すら与えられなかったぜ!言ってて悲しくなってきたな…これ以上は考えないでおこう。そして、次はユーリの番か…
「お次の方、どうぞ」
「はーい」
「それでは測定を…あれ、結果が出ませんね。もう一度してみましょうか…」
もしかして、ユーリが魔族だからか?別に隠す必要なんてないんだけど、いちいち行く先々で説明するのも面倒なんだよなぁ。
「すみませんが測定不能ということで、落選となります」
「全然いいわよ、というかむしろ…」
おいユーリ、それ以上は言っちゃダメだ。
「セピア君の思い通りになってるってのが癪なんだけど…」
「僕、ユーリのご主人様の筈なんだけどなぁ…随分となめられたもんだ」
「セピア君はそういう感じは一生出せないと思うよ」
「ちょっといかつめの服でも買ってこようかな」
「無駄に背伸びしてる草食系が完成して終わりだと思うよ」
「うーん、難しい問題だな…」
さて、後はアリスなんだが…
「おお!」
なんか審査員っぽい人が声を上げている。これはもしかして…
「アリスさんだけ受かるパターンだね、これは」
「それはそれで問題しかないんだけど…」
「まあ、いいんじゃない?危険な戦場は使用人に任せて自分は自堕落な生活でも送ってれば」
「言い方よ言い方」
「でも事実でしょ?」
「何も言えません…」
お疲れ様です。
皆さん、theという単語をご存じでしょうか。名詞の前について「その~」とかいう意味合いを表すあの単語ですが、くっつく名詞の先頭がaiueo系統の奴だと、読み方が「ザ」から「ジ」になるんですよね。例えば、「(THE ALFEE)ザ・ア●フィー」→「ジ・ア●フィー」みたいな感じで。つまり何が言いたいかというと、「サザ●さん」じゃなくて「サジ●さん」ということです。元ネタはとある映像系芸人の方のネタです、お疲れ様でした。




