飛んで火にいる夏の虫
手がかじかみすぎてまともにタイピングができない…
「アラン、セピアの処理に失敗したというのは本当か?」
「ああ…実は、俺の側付きをやっていた女がアイツ側に付いていた。それで、俺の行動が横流しにされていたんだ」
実際は、アランはただ単に行動を読まれ対抗策を打たれたのだが、プライドが高いアランがそんなことを言うはずもない。その結果、元側付きが悪いみたいな言い分になっているわけだ。
「そうか、アイツが…」
そもそもテスタロッサとジャランドは面識がある。ジャランドは貴族としてはとても優秀なので、使用人は直接話して雇っていた。
「よし、あの家を潰すぞ」
「潰すって、どうするんだ?」
「お前はセピアを潰すために別邸に火を放ったんだろう?それをテスタロッサがしたことにするんだ」
「でも、そんなのどうやって…」
「何、衛兵隊にツテがある貴族の知り合いなんて腐るほどいる。なんの心配もいらないだろう」
「それもそうだな」
今後、テスタロッサ及びその実家の6等貴族ルーブル家を、ありもしない犯罪者扱いが襲う…
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「セピア様、行きましょうか」
「うん」
今回は、アリスと二人で依頼を受けることになった。メンバーの予定とかもあるけど、正直言ってフルメンバーで行くほどの内容じゃないからだ。その癖報酬がいいので、今回こうして出向いてるわけだ。今回受けるのは『ルーブル家領土周辺の拠点の攻略』なんだが、どうやら複数の拠点が生成されてしまったそうだ。しかし、各拠点の攻略難易度は低いそうなので、日をまたぐほど時間がかかる依頼ということで多少報酬が高めなのだ。
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「止まれ、何者だ?」
ルーブル家領土に到着したら、門番の人に止められた。今どき門番がいるなんて珍しいなと思っていたら、そういえばここは国じゃなくて貴族家領土なわけだ。政治のシステムとかは大した差はないんだけど、規模が違いすぎる。イルージュ国内で犯罪でも起こそうものなら、すぐさま衛兵が飛んでくるので門番なんていらないわけだ。
「えっと、今回依頼されていた拠点の攻略をする冒険者です」
「確かにそうだな。領土中央の屋敷で領主様がお待ちです。そこに一度顔を出してもらう」
何気に領土単位の依頼を受けるのは初めてなんだよな。普段の手順が違っていて少し戸惑うね、
「セピア様、私少し嫌な予感がします…」
「え?どういうこと?」
「よくわかりませんが…」
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「依頼を受けていただいた冒険者様ですね。中へお入りください」
「はい、わかりました」
一応領主の屋敷に来てみたが、イルージュ王城とは雲泥の差だろう。これは貴族家がトップを担う弊害とも言えるのだろうか?
「入ってください」
「どうも…」
恐らく50歳を過ぎたあたりだろうか?とても優しそうな男性だ。
「どうも、冒険者のセピアです」
「パーティーメンバーのアリスです」
「セピア…もしかして君、フリューゲル家の人間か?」
「えっと、今はもう…」
「貴様が!我が娘を陥れた犯人か!?」
「えぇ!?」
急にどうしたんですか?
お疲れさまです。
実はですね…今回の中間テストの総合順位が半分以上に入りました!ということで、今後もテスト週間は更新お休みしようと思います()




