メンバー総出で
冷え性な関係で手足の先が寒すぎます。
日常的に運動とかしたほうがいいのかなと思い続けて早2年位経つんですがいつになったら健康管理始めるんですかね?
「セピアさん、この女は誰ですか?」
「えっと…」
なぜ初手からこのような剣幕なのかというと…今日は久しぶりのパーティーメンバー総出での依頼攻略なわけだが…いきなり知らない人がメンバーに入っていたらそりゃあ驚くよな…
「シルフィ、一旦落ち着いて」
「なんですかセピアさん、あなたは正妻の私を差し置いてこのどこの馬の骨かもわからない女を選ぶというのですか?」
「だから元婚約者ってだけであって…」
「一時婚約者という関係になったんですよ!セピアさんを想うのは仕方ないと思います!」
「今は私の夫なので、諦めてください」
「アリス、いつから僕は既婚者になったんだろうか…?」
「あの、セピアさん。このパーティーっていつもこんな感じなんですか?」
「そうかもね…ただ、珍しい感じではあるかもしれないね」
「こんなフランクな感じの高ランクパーティーは無いですよ?」
「高ランクとは言っても、皆DとEランクだけどね?」
僕とアリスがDランク、そしてシルフィがEランク。とても高ランクパーティーとは言い難いが…確かに高ランク依頼をこなしているので、そう言われてもあながち間違いではないのかもれない。
「セピアさん、いい加減そのピンク髪の女の正体を教えてもらえませんか?」
「ああ、この子は元々アランのパーティーメンバーでね。アランとのトラブルによって抜けてきたんだ」
「はい。私としては、内面がわからない人のパーティーには入りたくなかったので」
「そうですか。まあいいです、今日はあなたの実力も図らせてもらいますよ」
「シルフィも大して戦闘経験ないでしょ…」
「セピアさん!それは言わないお約束じゃ…」
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「セピア様、そちらに二体行きましたよ!」
「了解。『火の雨省魔力ver』」
「『魔力回復』!回復しておきます!」
クレハには僕の魔力事情を伝えてあるのだが、それを効くやいなや魔力回復をすると名乗り出てくれた。正直自分で魔力管理をしつつ戦闘するより随分と楽なので、有り難いが…クレハに頼り過ぎになると一人になったときの戦闘に影響が出るので気をつけたい。
「アリス!『全回復省魔力・制限解除ver』」
「セピア様、魔法が温かいです…」
「そんな宗教教徒みたいなこと言わなくていいから…」
僕も光属性魔法が使えるので、メンバーの回復はしっかりしていきたいが…
「『地獄の開幕』!『地獄の開幕』!」
「シルフィさん!特級魔法の連発は止めてください!」
「だって、一気にモンスターが吹き飛んでいくのって楽しくない?」
シルフィの魔力管理までクレハに任せるのは厳しそうだ…恐らくアランを上回っているであろう魔力量なのでそうそう魔力切れは起こさないが、これほどまでにぶっ放されてしまえばその危険も高まってくる。
「セピア様、もう少しですよ!」
ちなみに今受けてる依頼は『村へ襲撃してくるモンスターの討伐』。この世界ではランダムでモンスターの『拠点』ができるのは話たと想うけど、その拠点を放置してるとこうして周辺集落を襲い出す。当然拠点生成から時間が経っているのでモンスターの数も多く、変異して上位種になっていたりもする。ただ、とにかく多くのモンスターを討伐することになるので、必然的に素材が集まり報酬は良かったりする。ある程度の戦力があれば、こうやって多少の無茶をして美味しい依頼をこなしていくのも選択の内だ。
「セァア!」
アリスの渾身の蹴りが入り、最後のモンスターが倒れた。
「アリス、お疲れ様!」
「はい!早速ギルドで換金してもらいましょうか」
「それと…クレハ。その、魔力回復ありがと…」
「ど、どういたしまして…」
この二人の中も深まったかな?
お疲れさまです。
最近いい感じに伸びてまして…本当にありがとうございます!




