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破棄されちゃった

ざまぁが始まります。

「アラン、今日はエラリス令嬢がいらっしゃる。身支度をして一階に降りてくるように」

「わかったよ」


俺はアラン・フリューゲル。先日無能な兄に代わって次期当主になる男だ。当然、そんな素晴らしい俺にはそれ相応の婚約者が必要だろ?その婚約者になるのが『エラリス令嬢』とうわけだ。エラリス令嬢はフリューゲル家より上位の2等貴族家の御令嬢で、非常に魅力的な体と顔をしている。これまでに数えられないほどの求婚を受けている彼女が、危うくあの無能の婚約者となっていたと思うと君が悪いが、無事俺の物になりそうで安心だ。


「おい、俺の服を脱がせ」

「はい…」


優秀な貴族の俺に使用人は付き物だろう。ただ、アリスとかいう無能の専属使用人は屋敷を出て行った。アイツ、顔だけはよかったのに頭が残念だったか。この俺と無能、どちらについたほうが得かは一目瞭然だろう。


「まあいい、今に嫁を手に入れるんだし」


**********


「お久しぶりです。シルフィ・エラリスと申します」

「ジャランド・フリューゲルです。ようこそいらっしゃいました」

「同じくアラン・フリューゲルです」


クックッ、相変わらずいい体をしている。この女がこれから俺の物になると思うと…


「あの、失礼ですがジャランドさん。セピア様はどちらに?」

「エラリス令嬢も気になりますか!彼は先日追放しましたよ。魔力がEの無能だったんでね」


結構はっきり言ったな。まあ、あの無能はこの家にとって汚点でしかないからな。変に取り繕う必要もないだろう。


「そうですか、残念です。では、この婚約は破棄させて頂きます」

「…へ?何故です⁉︎」

「当たり前でしょう?私はセピア様との婚約を約束していたのですよ?そのセピア様がいないとなれば、婚約などするはずないじゃないですか?」

「でも、弟のアランを次期当主として検討…」

「ですから、破棄すると言っているでしょう?そんなことも分からないのですか?」


この女、黙って聞いていれば好き勝手言いやがって…‼︎


「エラリス令嬢、あんな無能のことは忘れてこの俺と、どうですか?実は先日の儀式でユニークスキルも発見されて…」

「アラン、と言いましたか。あなた、今愛しのセピア様を『無能』と罵りましたか?」

「いえ、そういうことではなくてですね…ただ、魔力量がEでは無能と判断する他…」

「魔力量でセピア様を判断しないでもらえますか?セピア様は貴方なんか目じゃないくらいの素敵な殿方ですよ?」


何なんだ、この女⁉︎2等貴族だか何だか知らないが、俺があの無能に劣っているだと?冗談じゃない。


「取り敢えず、今日は帰らしていただきます。最後に、セピア様の居場所をお聞きしても?」

「それは話せない内容でして…」

「私を前にしてそんな戯言が通用するとでも?ジャランドさん」

「…フリューゲル家の別邸におります」

「ありがとうございます。それでは」


そういって、エラリス令嬢は自前の馬車に乗ってフリューゲル家を去っていった。


「どういうことだ、アラン!せっかく2等貴族との縁を結べるという状況だったというのに‼︎」

「父上、俺と彼女は初対面ゆえ、直接は関係ないかと」

「じゃあ何故…」

「まあいいじゃないですか。見る目のない令嬢なんて引き入れても大した利益にはなりませんよ?」

「…それもそうか。では、新しい婚約者を探すとするか」


そうだ。あんな女よりいい女を、俺は手に入れてやるんだ…


**********


「しかし、疲れた」


何しろ、儀式の後からずっと持て囃されて来たのだ。ここへ来ての評価の低迷はいい気分じゃない。


「おい、俺の上にのれ」

「あの、そろそろ辞めて頂きたく…」

「この俺が抱いてやると言ってるんだぞ?つべこべ言わずにしたがっていればいいんだよ!」

「も、申し訳ございません!」


まったく、使用人の分際で命令に逆らうとかどういう思考をしているんだ。


「うぐっ、痛い…」

「そう言って、本当は感じているんだろう?」

「そんなこと無いです…」

「素直じゃないな」


この俺に抱かれて嫌な女なんていないんだから。

お疲れ様です。

是非、ブクマと評価よろしくお願いします!

アランはできる限りクズ男に描いていこうと思います。

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