マスター君は何処へ vol7
高校生活忙しすぎて更新できないよねって言う話。
「セピア様…よくぞご無事で…」
「うーん、はっきり言って別に命の危険は少なかったかな?心配かけてごめんね」
「セピア様が謝ることはありません。問題は…この男でしょう」
随分と僕の仲間たちに好き勝手してくれたみたいだね。というか、どういう思考したら僕の身柄を拘束しようという発想になるんだろうか?その点は非常に気になる。
「なんでお前がここにいるんだ。鍵はしっかりとかけ、見張りもつけていたはず…」
「途中まで見張りもいたんだけど、なんか一斉に散っていったよ?恐らくだけどこの状況に対処しようとしたんじゃないかな」
「だが、鍵はどうやって開けた。魔導書も持っていないお前に開けられるものじゃないと思うんだが…」
「そ、それを言う必要はない」
あっぶな。やっぱりあの方法は人様に言いふらしていいものじゃなさそうだ。このまま黙秘を貫くとしよう。
「それでだセピア。お前ノコノコやってきたはいいもののどうする気だ?魔導書もないお前が、強くなった俺に勝てるとでも?」
「ああもちろん。悪魔に魂を売った今のお前なんて…剣一本で十分だ!」
「…言ってくれるじゃねぇか。その剣でお前の体を八つ裂きにしてやるよ!『殺人弾丸』!」
「セピア様!アラン様はもはや、人間ではありません。無属性魔法に闇魔法まで使ってきますよ!」
もちろん。さっき会話を聞いていたから想定済みだ。早く助けてやりたいという気持ちもあったが、アランがあんまりペラペラ話すものだからちょっと聞いてみた。そしてそれに対する僕の回答は…
「よぉーく狙って…ここ!」
僕が降った剣に、アランの放った魔法が触れる。そして…両断された。
「なっ!?」
「セピア様、いったいどうやって…」
僕が今やったのは、『魔法切断』という技。別に剣技というわけじゃないけど、この現代だと使ってる人はほぼいないんじゃないかな?昔屋敷の書斎で見つけた本に書いてあったものなんだけど、恐らく誰も信じてなかったのか練習しているのは僕だけだったよ。結果、それは本当だったというわけだ。
「これでアランの魔法の大半は克服したと思うんだけど…ここからどうする?」
「ふざけるなよ…俺が、お前に負けるはずがないんだよ!『火の雨』!」
一応足りない頭を働かせる脳はあったみたいだ。魔法自体が大きいものなら斬られないと判断したんだろう。確かにこれだと魔法切断では対処できない。ただ、魔法が使えないときに範囲魔法に相対する機会はいくらでもあった。その際、対策を考案しないわけもなく…
「おいおいおい…なにやってんだお前は!」
アランが驚くのも無理はない。僕の頭上で…剣が回転しながら魔法攻撃を防いでいる。これは『守護斬撃』といって、これもあの本に書いてあった。これだけ使える情報が載ってるのに誰も興味を示さないあたり、よっぽど信用されていなかったんだろな…
「嘘だ!嘘だ!俺が!お前に!負けるなど!ありえない!『地獄の開幕』!『地獄の開幕』!『地獄の開幕』!」
おいおい、こんな地下で特級魔法をぶっ放すなよ…これだと…
「うぉあ!」
そうなるよなぁ…こんな狭い空間で魔法をぶっ放せば、自分に反ってくることぐらいわかるだろうに…
**********
結局、自分で放った魔法が致命傷になったみたいだ。その後、アランの身柄は簡単に確保できた。
「お前…一生恨んでやる!」
「まず、生きてられるといいな」
「はぁ?何言って…」
「衛兵に突き出せば…死刑もあり得るんじゃないか?」
「ええ、これだけのことをしてるんですし…他の国まで巻き込んで…」
「…そうはならない、はず…」
こうして、今回の一件は一旦幕を閉じた。一旦、ね?
お疲れ様です。
是非、ブクマと評価、作者のお気に入り登録もよろしくおねがいします。
一度くらい逆お気に入りされてみたい…




