マスター君は何処へ vol2
連続更新とか言う奇跡。
暗闇の中、影たちが暗躍する…
「A。そちらの様子は?」
「B。ああ、現状問題ない」
「そうか。C,D,E,警戒を怠るな」
「「「了解」」」
これほどまでに統制が取れているわけだが、彼らにはある目的がある。
「絶対に、我が国を壊滅などさせんぞ…」
彼らは、イルージュの隣国『ストレア』の貴族が有する軍隊の複合組織。事実上、ストレアの主要戦力と言っていいだろう。そして、彼らは今…
「ヤツの仲間も相当な手練れだという情報だ。ヤツの救助に向かってくる可能性は十分にある」
ここ、イルージュで警備にあたっている。
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〈もう、どうせ勝てないなら無駄な抵抗などしなければいいのに…〉
私の中で、理解ができない人間の行動リストに追加しておきましょうか。
「おい、どうなってんだお前ら!幼女一人に壊滅させられるような我々ではないだろう!」
「で、でも…」
「あの幼女、異様につえぇ…」
先程から、少しばかり失礼が過ぎますね?何度も言いますが私は幼女ではないです!そこだけは譲れません。
〈個々の実力はそこまで低くないのですが…連携が終わってるから勝てないんですよ〉
あれ、私こんなという感じの白竜でしたっけ?まさか、マスターの性格が移って…最高じゃないですか!
そんな支離滅裂な思考を漂わせつつ、順調に先に進んでいく。
〈それにしても、よくもまあこの短時間でこれだけの施設を作れましたね。それにあの口ぶりだと…相当な権力者が一枚かんでいる可能性はありますね〉
そして、最深部と思わしき場所に到着すると…
〈これ、本気で言ってるんですか?〉
地下へと続く階段があった。
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「A!報告だ、『第一陣』が全滅だ」
「っ!…想定済みだ」
我らを動かしている者は、ヤツ及びその仲間の規格外さを理解しているようだ。『第一陣』など簡単に突破されると言われている。
「ほ、本当ですか?」
「ああ、B。今回は『打たせて勝つ』んだ。むしろ、最新層まで行かれるぐらいの気持ちでいろ」
「りょ、了解」
説明の際のあの顔。今まで数多くの人間の表情を見てきたつもりだが、あれほどまでに血走り、張り詰めた表情は初めて見た。あの顔…一度負けていることが容易に想像できる。それゆえ、これほどまでに念入りに準備をしているのだろう。
「総員。動くぞ」
「「「「「了解!!!!!」」」」」
お疲れ様です。
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連休が終わってしまう。




