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マスター君は何処へ vol1

まーた迷走し始めました。

最初に感じたのは、どこか『頼りない』といった感じ。生まれてこの方、いつも心の寄りどころになっていたもの。ひしひしと感じる、圧倒的喪失感。


〈マスター!!〉


昨日の夜までは、私はマスターの腕に抱かれていたはずだ。それが…どうしていま視界に映らないのか…


〈この感じ…もしかして、近くにいない感じですか?〉


白竜とマスターの関係なら、感覚だけで大体の距離がわかる。その感覚から察するに…マスターは近くにいない。


〈急いで探さないと!〉


そう思い、すぐさま部屋を飛び出し、マスターを探すべく白竜の姿になろうとしたときに…


「何してるんですか?」


この声は…アリスさん。もしかして、マスターがいないことに気づいてない?


〈アリスさん!あなたのご主人様が行方不明ですよ!〉


ただ、当然ながら思考会話ではアリスに伝わらない。どうにかしてこの状況を伝えられないか…


〈!!!〉


言葉が伝わらないから、ベッドを指さしたり飛び跳ねたりして頑張ってみたけど…流石に伝わらない。


「ちょっと、朝から落ち着かないですね。ほら、そろそろ朝ごはんですよ」


今、絶対にマスターがいないことを認識しました!それなのに平然としてますこの人!これは、本格的に何かおかしいですね…


「あっ!ハピネス!?」


ひとまず、マスターを見つけないと!


**********


白竜の姿に戻り、マスターがいるであろう方向へ向かう。そうしたら…


〈流石にわかりやすすぎませんか???〉


明らかに一週間前まではなかったであろう、とてつもなく怪しげな建物がある。そして…


〈マスターの反応が強くなってきました!〉


とんでもなく安心します…マスターは近くにいるだけで、私の心を落ち着かせてくれます…


〈さあ…さっさとマスターを返してもらいましょうか〉


如何にもな建物らしく、地下に続く階段があったので入ってみる。


「おうおうおう、君みたいな小さい子は入っちゃダメだよ~?」

「そうそう、俺らみたいなやつがいるからな!」


なんでしょうか、この人たちは。全身から卑しさが溢れ出ており、視界に入れるだけでイライラします。それに…


〈私は小さくありません!〉


確かに白竜の観点からすると成体ではないかもしれませんが…人間の姿になればそれなりに大人っぽい…はずです。


〈とにかく、どけてもらいます〉


マスターに念のためと持たせてもらっていた剣を抜く。そして…


〈やあぁぁぁ!〉

「ぎゃああああああああ!!」


あれ、男の片割れが遠くに吹っ飛び、おまけに頭から壁に突き刺さってしまいました…鉄の兜を付けていましたから大丈夫だとは思いますが…


〈やはり、力加減が難しいですね…〉

お疲れ様です。

是非、ブクマと評価、作者のお気に入り登録もよろしくお願いします。

GWだワーイ。

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