温泉って結局どうなのよ vol2
お久しぶりです生きてます。
来週から毎日終礼時に小テストだよクソが。
〈マスター、この『ユカタ』というものを使ってみませんか?〉
〈そういえば、なんか妙におすすめされたな〉
店員さんの口調的に。衣類なのは間違いないが…なんでこんなにも服らしくない形状をしてるんだ?
〈マスター、これどうやって着るんですかぁ…〉
〈ちょっ…〉
そこには、服としては随分と頼りない『ユカタ』と悪戦苦闘する可憐な少女が一人…まあつまるところ、ユカタ君が衣類としての尊厳を果たせず本来隠されて当然の部分が露出しているという状況なわけだ。
〈…ちょっと店員さん呼んでくる〉
〈お、お願いします…〉
こういう時に、スッと直してあげれるるとカッコいんだろうけど…生憎、僕はこの『ユカタ』とやらの正しい扱い方を知らない。素人が下手に弄ると、現状よりひどくなってしまう可能性が無きにしもあらず。こういうハプニングなど幾度となく経験しているであろうプロの店員さんに一任するとしよう。
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数分後…
ユカタというのは帯でいい感じに仕上げていくものですとご教授をいただいたところで、ようやっと僕もユカタ姿に着替えることができた。
〈おぉ…これは楽だな〉
〈普段と比べて、より自然体に近くなった気がします〉
〈そうか、ハピネスからしてみれば服を着ていること自体が異常なのか〉
〈そうですよ!けど、マスターが着ないとダメだというので…〉
〈当たり前だよ…〉
それこそ、僕がそういう格好をさせているなどと言われてしまえば、即刻犯罪者の烙印を押されてしまうだろう。しかも、そんなことをしているので冤罪だと主張しにくい、完全に僕が悪者となってしまう。
〈ハピネスのその容姿は、ちょっと色々不具合が生じるな〉
〈私、この姿以外だと本来の姿しかなれませんよ?不具合ってなんでしょうか〉
〈世間的に見て、僕らが一緒に行動しているのはよろしくない〉
僕がもう少し年を取っていれば、父と娘ですと言い張ることもできただろうに…生憎、僕はまだ成人すらしていない。この年で父親気取りは世の中の父親に怒られること必至だろう。
〈マスター、いよいよ『温泉』に行ってみましょうか〉
〈行くとは言っても…今考えたけど、僕ら一緒に入れないよね?〉
〈あっ…〉
まだまだだと自覚はしているが、一応少しづつハピネスに人間社会の常識を教えている。そのかいあってか、僕の言わんとすることは理解できたらしい。
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その後聞いてみると、『混浴』なるものがあるそうな。原則家族もしくは恋人関係の人たちへの提供らしいが、僕らは『兄妹』ということで通ったみたいだ。なるほどそういう解釈もあるのか…
「いやちょっと待て、ハピネスは外見的には14歳前後。それって倫理的にまずくないっすか」
〈?〉
生声で話したのでハピネスはキョトンとしているが、それで正解。温泉に一緒に来て、混浴に入ろうとするような中の家族もしくは恋人ならオッケーと言う線引きなのだろうか。
〈ハピネス〉
〈なんでしょうか、マスター〉
いつになく、真剣な目をして話しかける。僕の意気込みを感じ取ったのか、ハピネスも若干顔がこわばる。
〈絶対に、アリスとかには言うなよ…?〉
〈あ、ハイ。なんとなく、マスターの言わんとすることがわかりました〉
この白竜、もしかして僕より人間社会においての状況判断能力よかったりする?
お疲れ様です。
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マジで、皆さんどれかでもいいのできださい…小テスト頑張りますので…




