温泉って結局どうなのよ vol1
高校生ってもっと遊んでるイメージなんですがそれは。
あ、今回もハピネス回です。作者的一番のお気に入りキャラ。
〈マスター、この『おんせん』というのはなんですか?〉
〈ああ、温泉か…〉
世の中には奇妙なことをする人たちがたくさんいるそうで、こんな温泉と言うものが誕生してしまったのだ。概要としては、ただ単に地底の熱によって湧き出した天然のお湯に入るだけなのだが…魔法でよくね?
〈温泉は、天然のお湯に入るやつ〉
〈…それ、楽しいんですか?〉
〈うーん、楽しいかは別として…ハッキリ言って魔法使えばタダなんだよな…〉
〈マスター、それは言わないお約束ですよ…)
おっと失礼。ただ、そうなってくると何を求めて人々は温泉、及び温泉旅館にお金を払っているのやら…
〈ちょっと気になってきたし、行ってみるか!〉
〈ハイ!〉
ということで、僕とハピネスの弾丸温泉旅行がスタートした。
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ちなみに、アリスには外で泊ってくるとだけ言っておいた。温泉に行くとか言うと、絶対についてきたがるからな…今回は、ハピネスとゆっくりしたかった。あ、ユーリからはとてもニヤついた目で送り出された。…僕が何かするとでも思っているのだろうか。
今回は、そこそこ有名な温泉街に来てみた。…僕の目には無限資源にお金を払わせる悪徳業者にしか見えなかったよ。
〈マスター、思考がひどいです…〉
〈おっと、漏れてたか〉
思考会話の面倒なところは、別に話しかけようとしていなくてもまれに相手に伝わってしまうことだ。そう、まさに今回のように。
〈まずは、旅館に向かおうか〉
ちなみに、この世界の予約は魔道具で行う。『音声転送』の効果が付与された魔道具が各施設等に設置してあるので、料金を払って通信する。
〈すみません、予約していたセピアですが…〉
あれ、店員さんが何も反応してくれない。おかしいな、僕はちゃんと予約して、名前も名乗っているのに…
〈あ、これ思考会話か〉
〈マスター、日常生活に支障が出始めていますよ…〉
そういえば、最近ハピネス以外とほとんど話していなかったな…これはあまりよくない。
「すみません、予約していたセピアですが…」
「ああ、セピアさん。こちらへどうぞ」
今度は普通に案内してくれた。一瞬ブラックリストに入っていて無視されたりしたのかとか思ったが、僕側の問題だったようだ。
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案内された部屋は、いたって普通の二人部屋。ただ…
〈この『タタミ』というのは…気持ちいいですね〉
〈そうだな…一生このまま寝転がっていたい〉
床一面に『タタミ』という素材が敷き詰められているのだが…これはなかなか心地が良い。これを床材に使おうと最初に思いついた人をほめたたえたいくらいだよ。
〈流石にそれは困りますが…〉
〈残念〉
〈本当に悔しそうな顔をしないでくださいよ!?〉
お疲れ様です。
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明日も更新されるかは未知数です()




