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第3話 EXダンジョン

「これからどうする? この小屋は借り物で……治療完了までって医者との約束でね。そろそろ出なきゃ行けないんだ」

「大丈夫です。明日、第二勇者のセクンドス様が魔王を倒されます」



 なぜ、と聞こうとすると理解した。


 そうか『神託(オラクル)』か。


 フルクトゥアトは話を続けた。



「それから直ぐに『EXダンジョン』が出現すると思います。だから、そのダンジョンへ向かいましょう。先に中へ入った者が所有権を得られ、ずっと専用ダンジョンに出来るんですよ」


「マジかよ。ていうか、やっぱり魔王は倒はされるんだな。俺が倒したかったけど、ギルドから追放されちまったしな。今頃、第二勇者とその一行は魔王城って所かな」



「ええ、既に魔王城の手前と神託(オラクル)がありました。ですので、こちらは『EXダンジョン』の出現ポイントへ急ぎましょう」



 魔王打倒後、すぐに所有権を得るって寸法か。いいね、ヤツ等が世界を平和にしてくれる一方で、俺は『EXダンジョン』を()(さら)う。



 別にいいだろう。

 勇者のポジションをくれてやったというか、奪われたしな。ヤツ等はこれから英雄として(あが)められ、名誉(めいよ)とか莫大(ばくだい)な富を得られるんだ。その引き換えとすれば、安いものさ。



「よし、フルクトゥアト。明日なんだよな。なら早朝、そのEXダンジョンの出現ポイントへ向かおう。今日までは丁度小屋も使えるし」



「分かりました。それと……わたしの事は『フルク』と気軽にお呼びください」

「ああ、フルク。これからも(よろ)しくな」

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