表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
チートスキル【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得&スローライフ!?  作者: 桜井正宗
建国編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

16/100

第16話 諦めの悪い第二勇者

 グラティア辺境伯――いや、マルガリータさんを仲間に入れ、領地問題も解決した。今後は気にせずという話で落ち着いた。


「理解があって嬉しいですよ」

「アウルムさん、普通に接してくれて構いませんよ」


「ん、そうか。じゃあ、ありがとう」


「いえいえ」



 フェルスに乗って、再び『EXダンジョン』を目指していた。辺境伯のお屋敷からは、そこそこ距離がある。やっぱり、ラマ・パコスを借りて正解だったな。




 ――1時間後――




「到着っと。ここがEXダンジョンです」

「素晴らしい! こんな森の奥地にこんな遺跡が召喚されていたとは……なんと神秘的な神殿なのでしょう。小部屋もあるとは、サービスがいいですね」



 キョロキョロとマルガは、周囲を見渡した。ちなみに、フルクトゥアトを『フルク』と呼んでいるように、マルガリータも『マルガ』と呼んで欲しいと要望があったので、そうした。


「さっそくダンジョンへ行ってみます?」

「そうだな、フルク。……ん、まて。この気配……」



 急に周囲の空気が変わった。

 この重苦しい覇気は――



「おい!! アウルム!!」


「うわ……第二勇者・セクンドス」



 また性懲りもなくやって来たのか。しつこいな……って、アレ。あいつ、ひとりだぞ



「おい、セクンドス。お前、仲間はどうした?」


「……お前のせいだ」



「は?」



「全部お前のせいだ!! アウルム!! お前が……お前がこのEXダンジョンを奪ったせいで、何もかもが狂った!! ルードスとは喧嘩別れ……オリエンスとインゲルスはギルドを抜けやがった!!」



 そういう事か……可哀想に見限られたんだな。

 これっぽっちも同情できないけどな。



「で?」



「で……だと!! お前ぇ!! レベル0のヘッポコ勇者のクセに何このダンジョンを独り占めしてんだよ。ふざけんな!! これは魔王を倒した私のダンジョンのはずだぞ……! お前はそれを横取りにした盗賊野郎だ!」



「さっきからピャーピャーうるせぇよ。お前は俺の『勇者』ポジションを奪っただろ。魔王も倒して名声も莫大な富も得ただろう。十分じゃないか? だからさ、引き換えさ」



 そう、俺こそが勇者であった。

 レベル0であろうとも、剣技の道を極め努力し、世界を巡った。けれども、ルードス達は勝手に俺を見限り、勝手にボコボコにした。仲間なのに?



 本当の仲間なら、ボコボコになんてしない。



 だから、ヤツ等は仲間なんかじゃない!!



 それに……



「おい、セクンドス。俺の事を言うのは構わん。だが、この人の事は正せ」



 俺は、マルガの背を押した。



「……セクンドスさん。わたしがグラティア辺境伯です」


「なんだと!? メイドが!? 道理で見つからんワケだ……。とにかく、サフィラス伯爵がお前を探していたぞ。領地と寄越せとな。今の私には関係ない話だがな」



「へぇ、領地を。それでわたくしのメイドを狙って……まったく、サイテーな方達ですね」



 気分を害したのか、マルガは背を向けて俺の方へ。



「大丈夫か?」

「ええ。わたくしはもうあの偽物の勇者と会話を交わしたくありません。当面の敵は、どうやら伯爵のようです。ご協力戴けませんか」


「もちろん」



 ありがとうと言って、マルガは小部屋へ。


 俺は向き直って話を続けた。



「おい、セクンドス」


「ああ……私と決闘しろ。勝った方がこのEXダンジョンを――――」



追放(・・)だ」



 丁度、セクンドスが領域内に足を踏み入れていた。だから、俺は権限を使ってヤツを追い出したのだ。




「ちょ……うあぁぁあぁぁぁぁ――――!!!」




 ぽわんと光が地面から湧き出て、セクンドスを追放した。最後まで何かを叫んでいたが、うん、忘れよう。

もし面白い・続きを読みたいと感じましたら、ブックマーク・評価をお願い致します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
↑☆☆☆☆☆を押していただけると嬉しいです↑
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ