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第1話 追放

「アウルム・キルクルス、お前はずっとレベル0でザコだ! 勇者なんかじゃない! 追放だ!」



「ちょ、ちょっと待ってくれ!」



 ギルメンから徹底的に殴られ、蹴られまくった俺は何時間もボコボコにされ、全身骨折の重傷を負った。その末にギルドを追放された。


 命からがら村へ帰り、半月掛かって治療し……その間にも、第二勇者が召喚され『セクンドス』というヤツが俺のギルドだった勇者となり、魔王打倒の旅に出たらしい。



 精神的にも肉体的にも追い詰められた俺だが、突如(とつじょ)として小屋に現れた聖女に救われた。



「わたしはフルクトゥアトという者。アウルム・キルクルスさん、あなたが本当の勇者様ですよね?」


「――だったかもな。今は第二勇者・セクンドスが世界を救っているけどな」



 正直もうどうでも良かった。

 あれだけ散々にされたからな。



「ギルドを追放されたとは伺っております。なので、わたしはお力になりたいんです」


「力に? 君に何が出来るのさ。俺になんの力もないし、レベル0の勇者だぜ?」


「レベル0……やっぱりそうなんですね」


「?」


「レベル0という事は、あなたはやっぱり真の勇者様なんです」

「意味が分からない」



「――つまり、アウルム・キルクルスさんは、力を持っているんです。でも、それは覚醒には至っていない。だからわたしが覚醒を促します。そして、最強にして差し上げます。よろしいですね?」



 と、少女は俺の手を優しく包む――。

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